インドネシア旅行第9日目。
Gunung Bromo(ブロモ火山)に登ります。
3:15、起床。
日の出を見る為に未明から動き始めます。
迎えのランドクルーザーに乗って
急斜面を駆け上がります。
斜面に路駐して展望台まで歩きます。
道の両側にところ狭しと
ランドクルーザーが路駐している様は壮観です。
意外と展望台まで遠いな…
バイクタクシーのOjek(オジェッ)が
頻繁に客引きしてきます。
ここは超有名観光地なだけあって
インドネシアにしては客引きがしつこいです。
展望台に辿り着きました。
雲海に囲まれたGunung Bromoが
星空の下に佇んでいます。
朝焼けの景色が殊に名高いGunung Bromo。
その情景はGodowski(ゴドフスキー)のジャワ組曲
第6曲「夜明けのブロモ火山と砂の海」にも描かれています。
写真だけだと静寂に包まれていそうにも見えますが、
実際はこの混みようです。
ここはインドネシア人にも人気のスポットなので、
インドネシア語が飛び交っています。
東の空が白んできました。
もうそろそろです。
上空にある雲から照らされていって…
5:31に日が昇りました。
何処からかドローンも飛び立ってお祭り騒ぎです。
運転手は5時半までに車に戻って来いと言っていたけど、
日の出ツアーなのに日の出前に
戻って来いと言っていたのか…?
しかし、これだけの人数が一気に帰ると
狭い山道は大渋滞必至なので、
5分ほど見たら車に戻ります。
今度はGunung Bromo本体に登ります。
火山灰の降り積もった盆地に車を停め、
乗馬の客引きを躱しながら歩きます。
ここが「砂の海」ですね。
この山がGunung Bromoかと思って
こんな山を1時間かそこらで登って降りてくるなんて
どういう超人なら可能なんだ?
と思っていましたが、
これはGunung Batok(バトッ火山)という別の山だそうです。
雨によって砂の海に刻まれた襞の一つを歩きます。
馬糞がそこかしこに転がっていてちょっと臭いです。
Gunung Bromoは現地のヒンドゥー教徒の聖地であり、
祭壇が設けられています。
馬に乗ってきた人もここで降ろされ、
ここからはキツい階段を登ることになります。
今も噴煙を上げ続けるGunung Bromo。
地球が生きていることを実感出来る光景です。
というか、この活発振りでここまで近付いて大丈夫なんですかね…?
(実際、この写真の3週間後の3/18に噴火した。)
Gunung Bromoから見たGunung Batok。
ブロッケン現象が生じていますね。
陽が高くなってくると
麓にあった雲海が引いていきます。
この領域全てがTengger Caldera(テンガー・カルデラ)という
巨大なカルデラになっていて、
Gunung Bromoはその中央火口丘です。
辺り一面真っ黒な火山灰が積もっていて
火星にでも来たかのような景色。
これ、昼間は凄まじい暑さになりそうだな…
お鉢巡りも出来ます。
インドネシアにはその習慣は無いのか、
ここまで登ってくるだけで疲れてしまうのか、
運転手に早く帰ってこいと言われているのか、
お鉢巡りをする人は全然居ませんが。
インドネシアっぽくインスタ映えを目指した図。
駐車場まで戻ってきました。
ランクルの即売会かオフ会みたいな光景ですね。
今日も暑くなりそうなGunung Bromoを後にし、
我々は更に東へと進みます。
昼食休憩を挟んだり、
運転手さんの自撮りに付き合ったりしながら
車で走ることおよそ9時間。
山間の小さな集落Blawan(ブラワン)に到着。
ちょっとLebong Tandai(レボン・タンダイ)を彷彿とさせますね。
しかし、この村はそこそこの観光需要があるので
一家に一台パラボラアンテナがあったりします。
Lebong Tandaiでもある家はありましたが。
3時過ぎに叩き起こされて、
未明から山登りをして、
そこから9時間車に乗って漸く辿り着いた宿。
TKは完全にダウンしています。
が、僕とSY先輩はまだ体力が余っているので、
宿の近くにあるという温泉を訪ねてきてみました。
…でもこれは温泉ではなくて滝では。
インドネシアクオリティの
危なっかしい遊歩道を歩きます。
…滝?
これを滝と呼んで良いのか?
というか、看板にあった写真と全く違うし、
何かわさび園みたいなものがあるし…
ここじゃないのかな?
立派さからしてこっちが正しい道のようですね。
欄干は倒れていますが。
あった!
かなりの迫力です。
しかも、湯気が立っていることから
どうやら温泉の滝になっているようです。
滝壺に近付くと水飛沫で温泉浴が…?
Air Terjun Blawan(ブラワンの滝)という名前だそうで、
この集落の名前の由来になっているのかも知れません。
偶然見付けた場所ですが、中々見応えがありました。
温泉施設も帰り道で見掛けました。
温水プールみたいな感じでしたが。
体力勝負の火山ツアーも明日でいよいよ最終日。
またしても起床時刻が凄まじく早いので
今夜もまた早めに寝ます。
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