6:51、起床。
遂に砂漠ツアーも最終日です。
砂漠の朝散歩もこれが最後と思うと名残惜しい…かも。
最早車が通れない道という建前も捨てて
轍の上を歩いています。
数千年前のTouareg(トゥアレグ人)の伝説の王の墓。
馬と共に埋葬されているそうです。
てっきり後ろの大きな岩山のことを指しているかと思いきや、
Mausoleumみたいなものは造らないんですね。
今日の壁画はHorse and Chariots Period
(馬と戦車の時代)と呼ばれる約5,500年前の壁画から。
沢山の女性が踊っています。
馬の方は分かりますが、戦車とは一体…
良く見ると丸く囲われたものがあります。
これは家畜を入れておく畜舎のようなものだそうです。
この時代になると畜産が本格的に行われていたんですね。
こちらの岩壁では…
初めて太陽を描いた壁画が現れました。
この地が暑くなり始めた証でしょうか?
そして、一つ前の壁画から30分以上掛けてやって来た
この最後の壁画は…
絵の具ではなく鬼気迫る勢いで岩を彫って描かれた
水を見付けられずに咽び泣く牛。
忍び寄る気候変動の波を如実に表した一作です。
遂に砂漠化が逃れられないところまで進行してきました。
この壁画はTassili N’Ajjer(タッシリ・ナジェール)の傑作だそうで、
悪戯をされないよう見張りが付いています。
何故あんな遠いところから…
悪戯したら狙撃されるのでしょうか。
To be continued.
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