急に冷え込んできました。
太平洋沿岸の山もそろそろ冠雪するような季節ですね。

という訳で、会社の登山部で今年の登り納めをしようと
伊豆半島にやって来ました。
今回目指すのは日本百名山にも選ばれている天城山。
今年度は1週間山籠りするとか、
往復100km以上の林道があるとか、
大学登山部みたいな超脳筋企画ばかり出してしまっていたので、
今回は日帰りで山ご飯に重きを置いたゆる山行です。
こういう山行が待ち望まれていたようで8名の大所帯となりました。

小田原駅でレンタカーを借りてアプローチしたので
10:23というかなり遅い入山です。
そんなに長いコースじゃないし、
標準コースタイム等倍で歩ければ何とかなるはず…

伊豆でももううっすらと雪が積もっていますね。
登山口付近でこれとなると稜線上がちょっと不安。

ウクライナ国旗みたいなプレートに
謎の棒人間みたいなものが描かれています。
何を表しているんだろう…

どうやら登山口周辺に雪や霜柱があったのは
谷筋で冷気が滞留していたからのようで、
登るに連れて寧ろ雪は消えてきました。

1時間で万二郎岳(標高1,299m)に登頂。

温暖な地域の低山なので眺望は期待していませんでしたが、
熱川方面が結構開けていますね。
皆さん御自慢の行動食を持ち寄って暫し休憩です。

天城山は特定のピークを指す名称ではなく
この周辺の山々を総称した天城山塊とでも呼ぶべき概念なので、
万二郎岳登頂を以って天城山登頂と言っても駄目ではありませんが、
ここはやっぱり最高峰を目指すことにします。

岩がゴロゴロしていて意外に険しい稜線ですね。
初心者向けかと思いきや中級者向けくらいでしょうか。

北東斜面を見るとゴルフコースが拓かれています。
山にスキー場が出来るとリフトなどで登山しやすくなったりしますが、
ゴルフ場は大抵登山者を排斥するので
あまり登山にプラスにならないことが多く…
ただ、この天城高原のゴルフ場は
登山者用の駐車場を併設していたりするので
かなり登山者に理解ある方だとは思いますが。

天城山名物アセビのトンネルを抜けていきます。
アセビは春に開花する花なので、
僕の植物学知識ではどれがアセビなのか全く分かりません。
「トンネル」と呼んでいるということは、
登山道に覆い被さっている立派な木々が
件のアセビなんだろうか(リバースエンジニアリング)

開花していたらまた印象が違うのかも知れませんが、
現状では完全に障害物ですね。
重い食材と炊事器具を担いで屈むのは辛い。

アセビのトンネルを抜けると
今度は梯子も掛かっている急な下り。
梯子の固定が甘くて結構不安定。
思ったより面白い山ですね。

難読地名、石楠立(はなだて)。
ここで言う花とはやはり石楠花(シャクナゲ)なのでしょうか。

最後の登りを越えれば…

天城山最高峰、万三郎岳(標高1,405.3m)に登頂。
万二郎岳よりも山頂は狭いですが、
多くの登山者で賑わっています。

さあ、それでは邪魔にならない位置に場所を確保して
この山行の目玉である山ご飯の時間です!
料理が滅茶苦茶得意な先輩はリゾットにバーニャカウダという、
普通に下界のお店でも出せそうな
ハイクオリティ山ご飯を振る舞ってくれます。

僕も幌尻岳で生み出した
サラダチキン鍋を振る舞います。
寒い時にはやっぱり鍋ですね!

たっぷり1時間取って山ご飯を堪能しました。
美味しかった…

テレビ番組ならこれでエンドロールが流れるところですが、
実際には登頂は山行の折り返し地点に過ぎません。
計画通りではありますが、かなり時間を費やしてしまったので
少し急ぎ足で下ります。
首都圏に近い日帰り可能な日本百名山ということで
もっと人気のある山かと思っていましたが、
意外に登山道は崩壊が激しいですね。

一頻り下ると苔生した岩のトラバースになります。
普通登山道は苔が剥がれるものですが、
登山者が少ないのか苔が強いのか踏み跡が判然としません。

地図に載っていない謎の石柱101地点。
日没が近付いてかなり暗くなってきたな…
ヘッドライトは持ってきていますが、
とはいえヘッドライトを点けると視界が大幅に制限されるので
出来れば点灯せずに済ませたいところです。
少し急ぎ目に歩きます。

16:24、日没まで10分を切ったところで下山しました。
間に合った!

登山口隣のゴルフ場で山バッジを売っていると聞いたので
下山後に寄ってみたら…
まあ、下界の人間と比較して
登山者が物理的に汚れ切っていることは否定出来ないけど、
ゴルフというスポーツの性質上選民意識を感じてしまうのは僕だけだろうか。

寒い中登山してすっかり身体が冷えたので、
熱海の日帰り温泉で温まってから帰ります。
やっぱり下山後の温泉は最高ですね!

最後は小田原で打ち上げ。
山ご飯に温泉に打ち上げと、
登山の楽しみをたっぷり詰め込んだ山行でした。
新人の方もこれで山に目覚めてくれたら嬉しい。


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