4:48、起床。
深夜に大雨があって良く眠れませんでした。
今日は本格的に稜線歩きが始まる日。
逃げ場の無い稜線で雨に降られないことを願うばかりです。
雲ノ平山荘の朝食。
昨日の石狩鍋の出し殻を有効活用して、
みたいな説明文が立っていました。
今日の天気は…メッチャガスっていますね。
これはこれで雲ノ平の名前に相応しいですが、
稜線に出た時は晴れて欲しいな…
贅沢な望みでしょうか。
5:56、雲の中を出発。
雲に煙る雲ノ平山荘。
日本最後の秘境ながらパリピな雰囲気の山小屋だった。
昨日のアラスカ庭園や奥日本庭園に続き、
今度はスイス庭園が現れました。
寄ってみます。
この静寂の湿原がスイス庭園。
スイスってこういう感じなのでしょうか(スイスエアプ)
スイス庭園からの眺め。
ここは崖になっていて晴れていれば水晶岳などが面前に見える…
のですが、この天気では残念ながら全く見えません。
右奥に水晶池と、中央奥に微かに高天原は見えますね。
それでもめげずに無心で登っていくと…
おや?晴れてきたような…
間違い無い!
天気は確実に我々に味方している!
水晶岳も雲の中からその鷹揚たる姿を表し始めました。
とにかく巨大です。
あの山頂までコースタイムで2時間強って本当かな…?
こちらは雲ノ平。
こう見ると思った以上に平らかつ広大な湿原ですね。
ここを雲ノ平と名付けたネーミングセンスに脱帽。
7:28、祖父岳(標高2,825m)登頂。
祖母岳に比べるとやけに登り応えのある爺さんだった。
いよいよ本格的に晴れてきました。
日が昇って気温が上がったからでしょうか。
しかし、山の天気は兎角変わりやすいもの。
お天道様の気が変わらない内にあの頂に立ちたい…!
逸る気持ちを抑えながら進みます。
漸く北アルプスらしくなってきた。
いよいよ源流が近付いてきた黒部川。
ここまで来ると黒部川らしからぬ慎ましさです。
陽が当たって水晶岳の方も全容が見えてきました。
水晶岳頂上だけペンポイント万年筆の先端部のこと。
超稀少な元素オスミウムの用途の一つ。の様に黒い岩が露出していますね。
黒岳という別名が付けられているのも納得です。
To be continued.
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