ニュージーランド王国旅行 第9日目(書きかけ)

本当の現地時間は5/3(土)なのですが、
その日付で日記を書くと後で整理する時に面倒なことになりそうなので
日本・ニュージーランドとの整合性を取って
5/4(日)の日付で書くことにします。


7:30、起床。
おやっ、君は昨夜入り込んでいた犬じゃないか。
一晩この宿の前で待っていたのか…
もしかして宿の主人の飼い犬なんですかね?


まずは昨日閉じていたNiue Tourism Information Centre
(ニウエ観光情報センター)へ。
ニウエ土産が大量に取り揃えられています。
公式のお土産があるという時点で太平洋諸島の中では
トップクラスに観光に力を入れている国ですね。
何処かのコンサルでも入っているのだろうか
と勘ぐったりしてしまう。


さて、ニウエの観光地情報も入手出来たところで
島内の観光に出ます。
島を一周する道路で島の東海岸へ。
Alofi(アロフィ)を始めとした主要な集落は西海岸に集まっており、
東海岸はニウエの中でも過疎っている雰囲気です。
道路の路面状況も途端に悪くなってきました。


お目当ての景勝地へ繋がる遊歩道の入口に辿り着きました。
ここからは車道が無いので歩きます。


国で一番有名な景勝地の一つなのにえらく道が分かり難いな…
雨で侵食されてトゲトゲになった石灰岩を地盤としていて
Guam(グアム)のPagat Cave(パガットケーブ)を思い出します。
あちらほど高低差が無いのが救いですが。


案内の矢印が小さ過ぎる上に
キノコに取り付けられていて草。
せめて木の幹にだな…


10分ほど歩いてジャングルを抜けました。
潮風が気持ち良い!


ここもまたGuamの東海岸っぽさがありますが、
森を抜けるとトゲトゲした石灰岩が広がっています。


ニウエに来る旅好きの中では
「マダガスカルのTsingy(ツィンギ)に似ている」
と良く言われるそうですが、
僕はマダガスカルが未履修なので沖永良部島を思い出しています。
本来ニウエってマダガスカルくらいは
当然行ったことがあるくらいの人間が流れ着く国なんですね…


これがニウエの有名観光地、Togo Chasm(トーゴ・キャズム)です!
“Chasm”は「裂け目」を意味する英単語だそうで、
石灰岩が雨で侵食されて生じた裂け目を指しています。


Togo Chasmではこの裂け目の中に下りていくことが出来ます。
ぶっとい丸太で出来た長い梯子が掛かっているので。
頑丈な梯子なので壊れるかもという不安はありませんが、
角度があまりにも垂直過ぎるのはどうにかならないのでしょうか。


Togo Chasmの下まで下りました。
すぐ行き止まりなので下りたところで感はある。


あれだけ仰々しい梯子を掛けて行き止まりなんて
そんなことあるんだろうか?
と訝しがって周囲を散策してみたら、
意味深な洞窟(?)がありました。
潜り込んでみます。


おおっ、何やら神々しい光が差し込んでいる!
Goa Jomblang(ジョンブラン洞窟)っぽさがありますね。
しかも、あちらより光芒が遥かに明瞭です。
然るべき手法でSNSに載せたら普通にバズりそう。


この見事なチンダル現象を起こらしめている分散質が何かと言うと、
トゲトゲの石灰岩に当たって砕けた太平洋の荒波です。
そういう訳で、電子機器にはあまり宜しくありません。
写真を撮る際は長居し過ぎないようご注意を。


あと、この場所公式の散策路からは普通に逸脱しているようで、
ほぼ人が立ち入っておらず石灰岩が摩耗していないので
棘が鋭さを保っていて手を突くと非常に痛いです。
出来ればグローブを持ってきた方が良いです。
まかり間違っても短パンや半袖で来るのは止めましょう。


さて、今日の観光はまだ始まったばかり。
Togo Chasmを抜けて次に向かいます。


Hakupu(ハクプ)の集落に分け入る横道へ。
ニウエの村特有の整備された広い芝生に
ズカズカと車で乗り入れるのは罪悪感があるな…
轍が付いているので認められているのだとは思いますが。


集落の裏に抜けると急勾配で台地を下り始めます。
“SLOW DOWN”(速度落とせ)は承知したけど、
“KEEP LEFT”(左側通行)はこの道幅では無理じゃない…?


対向車が来たら詰みそうな細い急坂を抜けて
Anapala Chasm(アナパラ・キャズム)の入口に辿り着きました。
歩きます。


階段を伝ってジャングルに開いた裂け目に下りていくと…


ありました!
水が澄み過ぎて分かり難いですが、
淡水を湛えた天然の井戸です。
原理は宮古島のアマガーと全く同じ。
絶海の孤島で文字通り命の水として島民の暮らしを支えてきました。
深い裂け目の底にあるので昼間でも暗いです。
政府観光局のサイトでスイミングスポットとして紹介されているけど、
こんな不気味な雰囲気の場所で泳ぐ人が居るのか…


Anapala Chasmからもう少し奥まで車を走らせると
普通の海岸があるので、
こちらで泳いだ方が無難です。
まあ、こちらはこちらで波が激しいので危ないですが。


もっとちゃんとしたスイミングスポットを求めて
Avatele Beach(アヴァテレ・ビーチ)へ。
ここはニウエにおいて殆ど唯一無二と言っても良い超貴重なビーチです。
他の海岸線は見て来た通り荒過ぎるので…


地元の人達も泳ぎに来ています。
というよりは、地元の人達しか居ません。
これは期待出来そう!


泳がずとも上から魚を見付けられるくらい綺麗な海ですが、
今回はちゃんと水着も防水カメラも持ってきてあるので
ここで泳がない訳にはいかないでしょう。
早速着替えて入水します。


波打ち際から魚が一杯!
そして海とは思えぬ透明度の高さです。


Great Barrier Reef(グレートバリアリーフ)
ここに比肩する透明度がありましたが、
あちらは岸から遠く離れたPontoon(ポンツーン)で
こちらは海岸線から数mでこれなので、
如何にニウエの海が凄いかが分かります。


って、良く見たら滅茶苦茶ウミヘビがいる!
後に聞いた話ですが、ニウエの海はウミヘビの多さでも有名だとか。
能動的に襲ってくることはまずないでしょうが、
漫然と泳いではいけませんね…

To be continued.

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