5:48、起床。
5時間しか寝ていませんが、ここで寝過ごす訳にはいきません。
雑居房、もといドミトリーの同室人を起こさないように
息を潜めて出発します。
夜明け前のChristchurch駅(クライストチャーチ駅)。
既に多くの人で賑わっています。
流石はSouth Island(南島)最大の都市、通勤ラッシュもある
…と思われた方には残念ですが、
今日Christchurch駅を出発する列車は2便のみです。
しかも、2便とも夏期しか運行されないという。
その夏期のみ運行の列車に乗ります。
Coastal Pacific(コースタル・パシフィック号)です!
その名の通り、南太平洋沿岸を走る観光列車で、
Coral Sea(珊瑚海)とTasman Sea(タスマン海)を
南太平洋ではないという扱いにすると、
世界で唯一南太平洋を望む旅客列車です。
まあ、この定義だとそもそも南太平洋に面する国が
ニュージーランド以外ではチリ、ペルー、エクアドルと
ポリネシアの島国くらいしか無いのですが。
7:00発Coastal Pacific号Picton(ピクトン)行きに乗車。
これが「今期の」最終列車です。
これを逃すと次のCoastal Pacificは10月までありません。
これがもう数日遅ければもっとSouth Islandを回ったのですが…
この列車、車窓を売りにする観光列車なだけあって
指定席車両の窓がとても広く取られているのは勿論のこと、
最後尾には窓の無いトロッコ列車が連結されています。
ただ、今朝のChristchurch(クライストチャーチ)の気温は2℃。
観光列車にしては結構な速度(80km/h程度)で走っていることもあり、
寒風が吹き付けて滅茶苦茶寒いです。
この便で今期の運行を終了するのも頷ける。
キツいカーブに差し掛かると編成全体が見えます。
機関車1両、荷物車2両、一等車1両、食堂車1両、
二等車2両、展望車1両の8両編成です。
To be continued.
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