沼津納め

今日は松田で過ごす2024年最後の休日です。


という訳で、沼津までひとっ走りしてきました。
やはり静岡県の沿岸部は夏よりも冬の方が好きです。
お目当ては9ヶ月前(2024/3/3)に食べた鯵料理…


だったのですが、歴史的な猛暑でアジが死んでしまったそうで、
鯵料理店が鯛料理店に変わっていました。
何ということだ…
タイはタイで美味しかったですが。


食後は近くの牛臥山公園へ。
展望台があると書いてあったから
てっきり富士山が見えるものかと思ったけど、
まさかの富士山が一切見えない展望台とは…


他ならぬ牛臥山が富士山を隠しているようなので、
牛臥山を回り込めないか波打ち際を進みます。
これは中々険しいぞ。


岬の突端を越えました。
が、突端を越えてもなお牛臥山の守りは堅いです。
ただ磯歩きを楽しんだだけになってしまった。
まあ、それはそれで一興。


伊豆半島の根本らしくダイナミックな地形。
牛臥山は海底火山の名残なのだそうです。


この岩には乳母の懐(おばんのふところ)と呼ばれる穴が穿たれています。
城ヶ島(2014/7/30)とかもそうでしたが、
こういう穴ってどうやって出来るんですかね?
波が当たる方向とは90°違うように見えるけど…


ちなみに、富士山は乳母の懐の先から見えました。
大変な思いをして牛臥山公園から歩かずとも
我入道海水浴場にアクセスすればすぐに見えます。


何度も沼津に来ていながら入ったことのなかった
沼津御用邸記念公園にも立ち寄ってみます。
明治26年から昭和44年まで使われていた御用邸の跡地です。


歪みがレトロを感じさせる大正硝子。
これだけガラス張りにするには
当時としてはかなりの金額が掛かったのではないでしょうか。


本邸は沼津大空襲で焼失しているので、
現存しているのは西附属邸の部分のみです。
それでもかなりの豪邸ですが。


しかし、木造家屋だった為に火災に対しては脆弱で、
少しでも火災のリスクを下げる為に
お風呂のお湯は別に設けられた石造りの湯沸所から運びました。
そんな訳で浴槽にお湯を張ることは困難だったので
掛かり湯のみで済ませていたとか。
沼津って基本的に避寒地だから来るのは冬のはずで、
それで掛かり湯だけとなると相当寒そう。


今年分の沼津を満喫しきった後は
のんびり松田へと帰りました。

コメント