8:20、起床。
陽光の下で見るとリゾート感満点なお宿ではありますが…
壁が無きに等しいのは中々のストロングスタイルですね。
写真だと心地良さそうに見えるかも知れませんが、
現実的には蚊などの虫が凄いので…
かつ離れとかではなくてこれがメインの客室なので。
蚊帳はありますが。
これがサモアの伝統的な家屋、Fale(ファレ)だそうです。
さて、サモアはオマケのつもりだったので
今のところ宿以外何も手配していません。
宿でツアーの手配をお願い出来るとのことなので
ここに行きたいあそこに行きたいと相談してみたら、
「それなら車を借りれば安く済むわよ」
と提案されました。
日本で発行した国際運転免許証はサモアで有効ではないのですが、
Land Transport Authority(陸運局)で国際運転免許証を提示すると
観光客用の短期免許証を取得することが出来ます。
運転する気は全く無かったけど、
カーボベルデ用に発行したやつを持ってきておいて良かったな…
という訳で、サモアをドライブします。
村人達は道を掃き清めたり、Faleの手入れをしています。
綺麗好きなんですね。
Googleマップに景勝地として載っていたUtumau’u(ウトゥマウウ)。
この辺りは崖崩れ危険地帯だそうです。
Apia(アピア)から離れた集落の学校などは
日本の支援が入っていることを示すところが結構あります。
Apia中心部でもVaisigano Bridge(ヴァイシガノ橋)などは
日本の援助により架けられたと掲げられていました。
キリバスもそうでしたが、結構日本の支援が入っているんですね。
同じ島国としてのノウハウがあるからでしょうか?
太平洋での存在感を維持しておきたいから?
Le Mafa(レ・マファ峠)を越えて南岸へと向かいます。
Upolu(ウポル島)は火山島なので
キリバスやマーシャル諸島と違って起伏に富んでいます。
島の南岸に出て辿り着きました。
晴れている間に来ておきたかったTo Sua Ocean Trench
(トスア・オーシャントレンチ)です。
近年俄に注目を集めている観光スポットです。
その目玉はこの断崖ではなく…
こちらの穴です。
火山活動により空いたとされる穴で、
海水が流入して天然のプールのようになっています。
巨大な梯子が掛けられている為、
穴の中に下りて泳ぐことが可能です。
勿論泳ぎます。
防水カメラを持って穴の中へ。
この梯子は何気に怖いな…
普通に10mくらいあるし、当然濡れているし…
慎重に下りていきます。
では、いざ入水!
…うん?
意外と透明度が低いような…
Espiritu Santo(エスピリトゥ・サント島)の
ブルーホールの数々(2019/5/4)を経験して、
自分の中での基準が上がり過ぎてしまったのでしょうか。
このTo Sua Ocean Trenchは海に繋がっているらしく、
水が塩っぱいのと微妙に潮の流れがあります。
海の魚も泳いでいます。
深さは3〜5mといったところでしょうか。
海水なので沈むことはよっぽど無いと思いますが、
一休みしたい時はちょっと困ります。
幸い、桟橋の側に大きな岩があるので、
ここに立てば休むことも出来ます。
あと、何処に繋がっているのか良く分からない綱もあるので、
綱渡りみたいな体勢で休むことも不可能ではない…かも。
記念撮影をするのが正しい楽しみ方なのでしょうが、
ボッチではそれが儘なりません。
一頻り泳いでみたら上がります。
水着が乾くまでFaleで一休み。
贅沢な時間だ…
お次はこの旅行の趣旨に沿って最東端を目指してみます。
…一切山場無くUpoluの最東端と思われる地点に到着。
Upoluの東には小島が散らばっているので
ぶっちゃけ最東端という感じはあまりしません。
最東端のFaleで一休み。
キリバスの島々も然り、
世界で最も時間が進んでいる島の一つですが、
世界で最ものんびりとした時が流れる島でもありますね。
Apiaへの帰路の途中でSopo’aga Falls(ソポアガの滝)へ。
火山島として起伏のあるUpoluには数多の滝があり、
その中の幾つかは近くの私有地の所有地が展望台を設けています。
手作り感満点の小径を歩いていくと…
ありました!
あれがSopo’aga Fallsですね。
結構な落差のある滝です。
というか、滝も大きいけど周りの木々も高過ぎない?
ただ蔦が垂れ下がっているだけなのか…?
Le Mafaを越えて北海岸へ。
おっ、乗合バスっぽい車が走っている。
キリバスと違ってサモアにはバスがあるんですね。
夕方の砂浜。
学校が終わった中学生も屯っていたりして長閑です。
こんな通学路で通学してみたかったな…
喉が渇いたのでスーパーマーケットで飲み物を買います。
キリバスに比べるとやはり充実した品揃えですね。
生野菜も沢山陳列されています。
キリバスというか、マーシャル諸島とか
ミクロネシア連邦とかと比べても充実していますね。
火山島だから島内でも耕作が可能なのでしょうか。
この物流状況なら輸入品もそんなに高くないのかな?
って、600mLのコカコーラが$5.20!?
ここは離島のイメージそのままだな…
…と、現地では勘違いしていたのですが、
良く良く考えたらサモアは独自通貨のTala(タラ)を使っているので
豪ドルにせよ米ドルにせよドル建て表記する訳ないんですよね。
5.20タラは約300円です。
…まあ、それでも言うて安い訳ではないんですが。
ケチって一番安かったサモア製のジュース、
Coolma(クールマ)クリームソーダ味を購入。
ケミカルな味でルートビアというか、
ぶっちゃけ芳香剤のような印象を受けます。
値段相応ですね。
それでは夕食へ。
原生林に半分突っ込んだ野生味溢れるお店です。
写真では良い雰囲気に見えるかも知れませんが、
藪蚊が多くて大変です。
これがサモアのハンバーガー屋。
こんな自然に溶け込んだハンバーガー屋初めて見た。
肝心のハンバーガーは英国のフィッシュアンドチップスと
米国のハンバーガーを掛け合わせたみたいな感じですね。
もうちょっとご飯の美味しい国に統治されていれば…
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