6:40、起床。
名残惜しい気がしないでもないですが、今日はアフリカを発つ日です。
僕は体力的にも限界を迎えつつあるので…
Porto de Porto Novo(ポルトノボ港)へ行きレンタカーを返却します。
Tarrafal(タラファル)からMonte Trigo(モンテトリーゴ)まで
トレッキングしたとレンタカー屋のお兄さんに話したら、
「そっちに行くなんて通だね。
普通の人は大体Paúl(パウル、北東部にある村)に行って
緑豊かな渓谷をトレッキングするよ。」
と珍しがられました。
緑豊かな場所があったのか…
9:00発CV InterIlhas L1系統に乗船。
さらば、Santo Antão(サントアンタン島)…!
もっとトレッキングして巡ってみたかった…
…体力と時間とお金にもっと余裕があれば。
きっかり1時間でSão Vicente(サンヴィセンテ島)の
Mindelo(ミンデロ)に戻って来ました。
飛行機の時刻が迫っているのでほんの短い時間ではありますが、
少しだけMindelo観光もしようと思います。
改めてお洒落な街ですね。
こう言っては何ですが、アフリカらしからぬ雰囲気です。
Habana(ハバナ、2018/3/21)の彩度を上げたような?
こちらはアフリカを感じさせる場所、
Mercado Municipal(メルカード・ムニシパル)、公営市場です。
バスケットコート程の広さの屋内に
様々な商品が所狭しと並べられています。
いや、アフリカよりもメラネシアっぽいような?
アフリカなら客引きがウザいし、
もっとピリピリした雰囲気だからな…
Praça Estrela(プラサ・エストレラ)にも
屋台が立ち並んでいました。
こちらはお土産特化のようですね。
仕入れ元が一緒なのかどの屋台も品揃えが全く同じです。
こちらはMercado de Peixe(魚市場)。
Mercado Municipalよりも賑わっていますね。
魚介類は金額ベースでカーボベルデの輸出品の
8割以上を占めるという超重要産物。
特にマグロやカツオが多いです。
毎日の昼食と夕食で嫌というほど実感しているところですが。
市場の敷地外ではありますが、
Bacalhau(バカリャウ)も売っていました。
ポルトガル料理に欠かせない塩鱈の干物です。
ポルトガル文化の影響を感じさせますね。
Mercado de Peixeの近くにあった
Quintal das Artes(アートの裏庭)。
ヤードに様々な芸術作品が並べられ、
ギャラリーが軒を連ねています。
Île de Gorée(ゴレ島)のようなアートの島を目指しているのでしょうか。
São Vicenteももっと色々巡ってみたいところではありますが、
帰りの飛行機があるのでここで切り上げます。
13:30発TP1558便に搭乗。
さらば、カーボベルデよ…!
景色も食も人も良い最高の国だった…
やっぱり離島は世界共通で良いものですね。
一眠りしたら緑豊かな大地が眼下に広がっていました。
こんなに緑が濃い土地を見るのは何日振りだろうか。
EUで一番長い橋Ponte Vasco da Gama
(ヴァスコ・ダ・ガマ橋)が見えます。
もうお分かりですね?この国は…
(以降、西ヨーロッパ時間UTC+0.0h)
Humberto Delgado空港(ウンベルト・デルガード空港)に到着。
欧州最西端の国、ポルトガル共和国です!
カーボベルデの元・宗主国であるポルトガル。
カーボベルデからの帰路を色々検討した結果、
最後まで西を目指し続けて欧州最西端のここを経由地に選びました。
Metropolitano de Lisboa(リスボンメトロ)で市街地に向かいます。
空港鉄道があるところに先進国味を感じる。
19:52発Vermelha線(ヴェルメーリャ線)
São Sebastião(サンセバスティアン)行きに乗車し、
Alameda駅(アラメダ駅)でVerde線(ヴェルデ線)
Cais do Sodré(カイシュ・ド・ソドレ)行きに乗り換え。
ポルトガルの鉄道って左側通行なんですね。
Baixa-Chiado駅(バイシャ=シアード駅)に到着。
駅構内が落書きだらけで
この旅で一番治安が悪そうなんだけど…
アフリカでは無事だったのに
欧州でやられたとなっては笑い物なので、
気を引き締めていきます。
駅構内があんな有り様だった割に通りはお洒落だな!
この辺りは流石欧州です。
もう夜遅いですが、夕食を楽しむ人達で賑わっています。
我々も遅い夕食を摂ります。
Bolinhos de Bacalhau。
直訳では「バカリャウのケーキ」ですが、
伝わるように意訳すると「バカリャウのコロッケ」です。
解したBacalhauが入ったコロッケで、
Bacalhauの塩味が利いていて非常に美味しい!
Praia(プライア)の夜を思い出して食後にジェラートも。
これもまた美味しい。
しかも、欧州の首都とは思えぬ物価の安さです。
ポルトガル最高かも。
正直なところ完全にオマケ扱いでしたが、
僕もSTもその魅力に引き込まれてしまいました。
ハードルが下がっている可能性は無きにしも非ずだけど…
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