冬は登山をし難くどうしても身体が鈍りがちなので、
今日は会社の登山部の人と低山登山をしに行きました。
JR青梅線川井駅にやって来ました。
ホームから立派な斜張橋の奥多摩大橋が見えます。
9:32発西東京バス奥31系統清東橋行きに乗り換え。
新松田からだとこれが限界です…
遅めの時間だからか貸切状態でした。
清東橋バス停に到着。
ここから歩きます。
雨飾山(2023/10/22)をS2000でアプローチするなら
奥多摩くらいS2000で行けって?
昨日雪が降った所為で路面が凍っているんですよ…
FR車は滑りやすい路面に弱いので。
何なら四駆でも走りたくないくらいツルッツルに凍っています。
無用のリスクは避けるのが登山の鉄則です。
快調に林道を登っていきます。
結構上の方まで舗装路なんですね。
…いや、幾ら何でも舗装路が長過ぎないか?
あっ!遥か手前で登山口を通り過ぎているじゃないか!
何という失態…
大分手前のこんな位置に登山口がありました。
体力だけでなくルートファインディング力も鈍っているな…
里山っぽい道を登っていきます。
この辺りはワサビ畑でしょうか?
本来の登山道が台風で被害を蒙ったので、
地権者のご厚意でここに登山道を通しているようです。
尾根筋に出ると積雪がありました。
緩やかな斜面×人工林×積雪とかいう
ルートファインディングのハードモード。
ルートファインディングの訓練と思って慎重に進んでいきます。
無事に棒ノ折山山頂(標高969m)に到着。
道中全く人の気配が無かったので貸切状態かと思いましたが、
3〜4組のパーティが居ました。
奥多摩側ではなく秩父側から登る方がメジャーなのでしょうか?
山頂からの眺め。
後一歩感が凄い。
冬で落葉しているからまだ枝越しに見えますが、
夏だと木で遮られてしまいそうですね。
ただ、写真で収めようとすると微妙ですが、
実際には結構開放感があります。
今回はバーナーとガス缶を持ってきたので、
緑茶を沸かして羊羹とこの景色をお供に一服します。
冬の透き通った空の下のお茶会は優雅ですね。
下山路はちょっと悩みましたが、
清東橋バス停はバス本数が極端に少ないので
秩父側へ下りることにしてみます。
北側の斜面になるからか雪が多いですね。
ただ、踏み跡を見るにここを通る登山者は多そうです。
が、メインルートである白谷沢コースは
ゴルジュが凍結していそうなので避けて
湯基入(とうぎり)コースを選んでみたところ、
いきなり道が不明瞭になりました。
落葉が殆ど除けられていない上に赤テープも小さく見難く、
登山道が付けられているコースにあるまじき
高難度ルートファインディングです。
丸太橋も崩落しているし、
半分廃道化しているような…
よっぽど不人気なコースなのでしょうか。
湯基入林道に出ました。
後は林道を下っていくだけです。
が、その林道も崩落している!
ガッツリ復旧工事をしているので廃道という訳ではないようです。
もしかして、奥多摩側にも被害を与えていた台風の影響でしょうか?
幸い作業道があったのでそれで沢を越えることが出来ました。
何だあのカブトガニみたいな構造物!?
…グランピングの施設なのか。
秩父にもそういうのがあるんですね。
ちょっと面白そうと思わないでもありませんが、
1人1泊3.3万円からと聞いて諦めました。
涸沢ヒュッテ(2023/10/6-7)の2.5倍超じゃないか…
普通の温泉旅館もありました。
上のグランピング施設もこの旅館の別棟という扱いのようです。
この付近、温泉の湯気の影響なのか
今日通ってきた道の中で一番カチコチに凍結していて、
登山靴を履いて歩くのでもすっ転びそうです。
立地的に車でのアクセスになると思うんだけど、
この道を運転するのは正直嫌だな…
何はともあれ名栗川橋バス停に到着して無事に下山。
この後は国際興業バスで東飯能駅まで出て帰りました。
体力だけでなくルートファインディング力の訓練にもなる
良いトレーニング山行だった。
コメント