交通安全祈願

昨日は仕事始めでした。
まだ有休を取っている人が多いので
実家で一人リモートワークしていましたが。
という訳で、まだ半田に居ます。

さて、折角夜通しノンストップでドライブして
S2000で帰省してきたんだから、
松田に戻る前にもうちょっと地元周辺をドライブしたいな…
そう言えば、東海地方で車を買った時の定番、
椿大神社での交通安全祈願をまだやっていません。
やりに行きますか。
伊勢湾岸自動車道と新名神高速道路で三重県へ。


…と言っておきながら、
走ってみたら鈴鹿市が思っていたより近くて
椿大神社だけで帰ったら半日くらいで終わってしまいそうだったので、
そのまま名阪国道を走って奈良県までしまいました。
大胆な計画変更はマイカーの特権。


えらく寂れた道の駅針T・R・Sで一服。
「はりテラス」と読みます。
名阪国道の事実上のSA的な存在です。


奈良県なので昼食は天理スタミナラーメン。
一昨日の岐阜タンメンもそうですが、
僕はこういうピリ辛系のご当地ラーメンが大好きです。
尾張ならベトコンラーメンと台湾ラーメンですね。
実は岐阜タンメンも愛知県稲沢市発祥ですが。
悉く県外の地名を掲げているのが何とも尾張らしい。


針からは国道369号で北に向かいます。
この国道369号、国道の癖に農道を迂回路に指定される為体。
奈良県の山間部らしい酷道です。
まだ交通安全祈願をする前なのでS2000で走るのは
少し不安が無いでもありませんが…


が、実際は尾羽根集落付近の1kmほどを除けば
これと言った狭隘区間はありませんでした。
集落だけ用地の問題で未改良のまま残ってしまっている感じでしょうか。


念の為国道の証明のおにぎりを。
元々は全線に渡ってこの集落内みたいな隘路という
正真正銘の酷道だったそうです。


柳生集落で国道369号を離れ、
県境を越えてやって来たのは笠置寺です。
京都府の南端に近い位置にある山寺。
針まで来た後に寄るのに手頃な場所は無いかと地図を開いて見付けました。
笠置というのはJR関西本線の駅の名前としては当然知っていますが、
笠置寺と言われるとイメージが湧きません。


この仏塔の背後にあるのが
笠置の名の元となった笠置石。
天智天皇の皇子が鹿を追いかけていたらこの石の上で進退窮まり、
神(仏?)頼みをした際に笠を置いたのがその名の由来だとか。
この岩に登るってフリークライマーだったんですかね?


笠置石の他にもこの一帯は巨岩が多く、
仏像も岩に姿を刻む形で彫られています。
…自然と一体化していた所為で完全に見逃しましたが、
この写真で右端に写っているのが伝虚空蔵磨崖仏です。


えらく斜めに傾いた胎内巡り。
天井が何か人工っぽい?と気付いた方は感が鋭くて、
元々あった岩は安政の大地震(安政南海地震?)で落ち、
その後切石の天井が設けられたそうです。


参道がほぼ登山道ですね…
この辺り山寺ならでは。


梢の上にまで突き出して一際眺めの良さそうな岩がありました。
平等岩と呼ぶそうです。
上に登れるように階段が設けられているということは…


やっぱり展望台的な存在なんですね。
木津川に沿った笠置町の中心部が良く見えます。
ん?集落の対岸にあるあのラインは…


やっぱりJR関西本線か!
折角なので撮り鉄してみました。


ブログに載せるサイズに縮小したら全然見えなくなってしまったので
もうちょっと望遠で撮ったショットも。
川沿いを走る区間で屡々鉄道と国道がお互い違う岸を走るのは、
2つを並走させられるほどの平場を確保出来ないからなのでしょうか?


思ったより笠置寺が楽しくて長居してしまいましたが、
そうこうしていたら本来の目的である
椿大神社の閉社時間が迫ってきてしまったので、
急いで鈴鹿市に戻ります。
笠置寺に繋がるこの京都府道325号、
笠置町中心部方面の方が裏の奈良県に通じる道の方より
遥かに狭くて走り難いというトラップ。
集落に近いほど道が悪いというのが
この辺りのパターンなのでしょうか?


和束のお隣という土地柄なので、
道の駅で抹茶スイーツを頂いたりしながら
安全運転で鈴鹿市を目指します。
安全運転祈願に来たはずなのに事故ったら洒落になりませんからね…


17:00で社務所の営業が終わってしまうところを
16:52にギリギリで駐車場まで辿り着きました。
果たして間に合うか…?


勝ったッ!
無事に交通安全御守りを入手することが出来ました。
え?祈祷じゃないのかって?
祈祷はまあ…明らかに間に合わなかったので…


場当たり的なドライブでしたが、
中々楽しい一日でした。
愛知県でマイカーがあると想像以上に関西が近くなりますね。

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