3:50、起床。
折角稜線に居るので日の出を拝んでおきます。
テラスには既に大勢の人が。
松本盆地に雲海が敷き詰められ、良い日の出が期待出来そうです。
八ヶ岳や南アルプス、更には富士山まで見えます。
雲海で下界が隠されると山座同定がやり易くなりますね。
明けましておめでとうございます!
…ではないですが、そう言いたくなってしまうほど綺麗な日の出です。
後ろを見ると北アルプスの稜線が赤く染まっています。
モルゲンロートですね。
槍ヶ岳のモルゲンロート…
美しい日の出が見られて身体も冷え切ったところで、
山荘に戻って朝ご飯にします。
日がすっかり昇ったところで、
昨日は行かずに取っておいた燕岳の山頂を討ちに行きます。
って、何か結婚式の記念撮影をしている人が居るのだが…
ここまでウエディングドレスとタキシードを歩荷してきたのか…
燕岳で出会った登山家の夫婦とかなんですかね?
上手くウエディングフォト撮影を避けて山頂を目指します。
燕岳山頂(標高2,763m)に到着。
狭い山頂は大賑わいです。
流石は人気の山ですね。
燕岳山頂から見た北アルプスの主稜線。
槍ヶ岳と穂高岳だけが大分異質ですね。
ここで引き返してしまうと4年前(2019/10/6)の軌跡を
ただなぞっただけに終わってしまうので、
少しでも未踏区間を歩こうと北燕岳まで足を伸ばしてみます。
まるで枯山水のような見た目の
花崗岩の岩塊に攀じ登れば…
北燕岳(標高2,723m)登頂です!
山名標が掌サイズであまりにも小さい。
こんな小ささで飛ばされてしまわないんですかね?
殆どの人は燕岳で満足して帰る為、
北燕岳は人が少なくて静かです。
北アルプスの主稜線を背景に記念撮影をしたければ
燕岳よりもこちらの方がオススメかも。
北燕岳より更に先、餓鬼岳方面はより人が減りますが、
そっちに行くともう1泊追加コースになってしまうので
今日のところは大人しく北燕岳で引き返します。
雲海を横目に天空の稜線歩き。
これこそ鎖場に次ぐ北アルプスの醍醐味!
燕岳は割と森林限界が高いので
稜線を外れるとすぐに樹林帯に入ってしまうのですが。
ここからは合戦尾根の長い下りです。
まあ、今回は雨が降っていないだけマシ…
って、何だこの行列は!
雨が降っていない分登山者が多くて
こんな大渋滞が発生しているのか…
これは北アルプス負の側面ですね。
せめて定年を迎えている感じの人達は平日に来て欲しいなぁ…
と感じるのは自分がまだ働き盛りの社会人だからでしょうか。
標準コースタイムと同等の時間を費やしつつも
中房温泉登山口に下山。
お疲れ様でした。
松本駅もかなり混んでいて
昼食を食べられる場所を探すのに難儀しましたが、
何とか山賊焼のお店を見付けて打ち上げ。
一度登ったことのある山に再び登るのは初めてでしたが、
綺麗な山は二度登っても良いものですね。
…ただ本音を言えば、やっぱりまだ登ってないところのほうが(ry
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