7:26、起床。
今日は小雨です。
昨日は本当に運が良かったな…
最大の目的だったポケモン×工芸展と舳倉島を達成したので
今日はほぼ消化試合みたいな感じです。
とはいえ能登半島はそう気軽に来られる場所でもないので、
なるべく心残りを残さないようにします。
何が心残りになり得るか考えて、
道の駅の記念切符収集をしておくことにしました。
能登半島も中々の密度で道の駅があるんです。
昨日既に入手した輪島と千枚田ポケットパークは過ぎて
道の駅すず塩田村からスタート。
海岸沿いを快調に走っていたら、
何やら奇妙な存在感を放つ笹波口バス停が目に留まりました。
風避けか何かかと思いましたが、
奥能登国際芸術祭の作品の一つで
アレクサンドル・コンスタンチーノフ作の
「珠洲海道五十三次」だとか。
手が加えられているのは外観だけで内装はそのままです。
もしこれも古い待合室を模して作られた作品だとしたら
完成度の高さにビビる。
五十三次なので1つだけではなく他にもあります。
この能登洲崎バス停は樹木も象られていますね。
能登半島先端の道の駅狼煙の到着。
それこそ、道の駅も芸術作品化したら面白いのに。
バス停と比較して利用者が多いから工事する余裕が無いのかな?
次は自然の造形を見に行きます。
千本椿駐車場に車を停めて少し歩くと…
椿の断崖展望台からの絶景!
しかし、リアス式海岸とまではいきませんが
相当急峻な海岸線ですね。
近代に至るまで陸上交通が発展していなかったであろうことは
想像に難くありません。
ここ、展望台と銘打っていますが、
何か柵の付いた安全な展望台が設けられている訳ではなく
こんな自然石があるだけです。
ノルウェーにあるトロルの舌みたいな。
上に乗るとこんな感じ。
かなり怖いです。
況してや今は濡れているからな…
事故って閉鎖にならない程度に楽しみましょう。
禄剛崎を回り込んで南岸へ。
道の駅すずなりで記念切符を回収。
南岸には嘗てのと鉄道能登線が走っていました。
4年前(2019/2/10)も幾つか廃駅を巡りましたが、
それ以外にも保存状態良好な駅がまだあるので寄ってみます。
旧・上戸駅跡。
レールさえ敷けば今すぐにでも列車がやって来そうな雰囲気です。
…気付きましたかね?
待合室の屋根の上に奇妙な構造物が乗っていることに。
そう、実はこれも奥能登国際芸術祭の作品の一つ。
ラックス・メディア・コレクティブ作「うつしみ」です。
調べてみるとうつしみ(現し身)というのは
「現在生きている身」のことを指すそうですが、
現在生きている要素が何も感じられません。
寧ろ幽体離脱に見えるのですが…
ちなみに、上の骨組みは夜になるとライトアップするそうです。
人の手による作品の後は自然景観。
珠洲市の名勝見附島です。
去年と先月の地震で一部が崩壊したそうなので
4年前(2019/2/10)とは微妙に形が変わっているはずですが…
良く分かりませんね。
側面に溜まっている土砂がその名残なのかな?
今後も少しずつ崩れていくと更に鋭利な形になっていくのでしょうか。
運転続きでお腹が空いてきたので
石川県名物8番ラーメンで昼食。
野菜たっぷりのラーメンです。
名前の由来は1号店が国道8号沿いにあったことだとか。
ラーメンチェーンの中でも逸早く海外進出をしていて、
今では日本国内全ての店舗を合わせた数よりも
タイの方が多く店があるそうです。
どの辺りがタイ人に刺さる要素なのだろう…
お腹を満たしたところで道の駅巡り再開です。
まずはとんでもない山奥にある道の駅桜峠。
桜の時期なら人が集まったりする…のでしょうか。
次はのと里山空港。
空港?もう帰るのか?と思われるかも知れませんが…
空港のターミナル内に道の駅のと里山空港があるのです。
鉄道駅一体型は偶に見掛けますが、
空港に取り込まれているというのは初めて見ました。
道の駅というか、どう見てもただの空港の売店ですね。
のと里山空港の発着本数が少なくて、駐車場も無料で、
かつ幹線道路に隣接しているからこそ出来る芸当です。
道の駅が空港ターミナルに入っているのは
ここと大館能代空港(2016/10/10)の2例だけです。
他にも出来そうな空港はありそうだけど。
空港一体型があるなら勿論こちらもあります。
鉄道駅一体型の道の駅あなみずです。
のと鉄道穴水駅の駅舎と一体化しています。
丁度列車が発車していくところでした。
このアニメのラッピング、
少なくとも10年前(2013/12/23)からずっと続けているのか…
という訳で、能登半島を回りに回って金沢に戻って来ました。
楽しい半島巡りだった。
金沢城の喫茶店で一服します。
最後に土産物屋…という体でポケモンセンターカナザワへ。
巨大なミロカロスがお出迎えです。
図鑑での設定的にこれが実物大(たかさ6.2m)?
金沢らしく伝統工芸品のグッズもありました。
螺旋細工の飾り盆と手鏡です。
お値段はどちらも1万円超え。
流石に厳しいかな…
ブラッキーの飾り盆の方は売り切れていましたが。
最後はお寿司で北陸の海の幸を堪能して締めました。
石川県を満喫した3日間だった
…と言うと、加賀と白山の人達に怒られるかな?
コメント