7:40、起床。
お隣からヤギがひょっこり顔を出す牧歌的な朝…
と見せ掛けて、このヤギが結構攻撃的で
朝から緊迫した雰囲気になりました。
どうにかヤギから逃げ切って沖永良部島観光を始めます。
まずは和泊町立国頭小学校へ。
知らない小学校なんか入ったら不審者確定ですが、
ここは校庭に「日本一のガジュマル」があり、
観光マップでも紹介されています。
なお、「日本一のガジュマル」という固有名称であって
日本で一番大きいガジュマルという意味ではありません。
近場でも、一昨々日見た喜界島のガジュマル巨木に
枝張りで1.9倍、高さと幹周りで2.5倍の大差を付けられています。
何の日本一かは言っていないからセーフ理論でしょうか。
お次は同じ集落にある国頭暗川へ。
草茫々の階段を下っていくと…
洞窟が現れました。
これは徳之島のウンブキと違い、真水の水源です。
珊瑚礁質の沖永良部島には地下を流れる川
暗川(くらごう)が数多く存在し、
昭和37年に簡易水道が整備されるまでは
貴重な水源として使われていました。
ただ、川と言っても流れは殆どありません。
透き通っていて分かり難いですが、
右奥に水が張っています。
重い水を担いで毎日ここを上るのは
結構な重労働ですね…
お次は海の景勝地でフーチャへ。
これまた刺々しい地形だな…
フーチャというのは潮吹き洞窟のことで、
波による侵食で出来た穴から
海水が流れ込んで潮を噴き上げるこの穴を指します。
台風の時には20〜70mも噴き上がることがあるとか。
70mってマジ?
残念ながら今日はフーチャが潮を吹く様子は見られなかったので、
海岸の岩礁で砕ける波を撮っておきました。
まあ、フーチャが潮を吹く日って
つまりは荒天で沖永良部島から出られない日ってことだろうしな…
そろそろ船の時間が近付いてきたので、
港に近付きつつ最後の観光をします。
笠石海浜公園へ。
こちらは展望台から海を俯瞰出来る公園です。
和泊港までバッチリ見通すことが出来ます。
あれ?フェリーがもう入港しようとしている!?
まさか時間を間違えたか!?
一瞬滅茶苦茶焦りましたが、
良く目を凝らして見たらあれはマリックスラインの船でした。
奄美航路はマルエーフェリーとマリックスラインが
交互に運航しているのです
(大雑把に言って、マルエーフェリーが那覇行きを運航する日は
マリックスラインが鹿児島行きを運航する)。
マルエーフェリーは奄美大島の会社で
マリックスラインは鹿児島市の会社という違いがあり、
発地と着地のバス会社が交互に運行する
高速バスのような形態を取っています。
何を言いたいのかというと、
まだ慌てるような時間じゃないということです。
折角なので磯遊びします。
磯遊びと言いつつ、
海には一切浸からずロッククライミングをしていく。
だって今水着を着ていないし…
中学生みたいな行動を取っていますが、
これでも皆ちゃんとした職に就いた社会人です。
就職を言い訳にして子供心を忘れる大人にはならないようにしたい。
我々が乗るマルエーフェリーの時間も迫ってきたので、
公衆プールの近くにある喫茶店で昼食。
えらくお洒落なお店でした。
お土産の購入も済ませたら和泊港に向かいます。
14:40発マルエーフェリー フェリーあけぼのに乗船。
さらば、沖永良部島…!
ケイビングは中・上級者のコースもあるみたいだし、
また探検しに来たいな…
懐かしの、というほど懐かしくもない徳之島を経由して
船は鹿児島へと向かっていきます。
このフェリーでも手作りおにぎりが売っていますね。
チャーハンっぽいおにぎりも売っています。
今回は折角なので船内食堂で食べてみました。
マリックスラインだとクイーンコーラル御膳とかいう
看板メニューもあるみたいですが、
マルエーフェリーでは特にそういうのが無かったのでカツカレー。
20:30、名瀬港に到着。
奄美群島の盟主、奄美大島です。
お休みはまだもうちょっとあるので、
今日は鹿児島市まで行かずにここで下船します。
何という大都会…!
流石は鹿児島県の島嶼部で一番栄えているだけのことはあります。
平地が少ないからかビルが立ち並んでいます。
123マートとかいうご当地コンビニまで。
昔から愛されてきた商店なんだろうな…
と思いきや、平成23年開店だとか。
奄美大島の都会度に圧倒されながら、
マンションの一室を貸し出すタイプの宿で
大学時代の宅飲みを思い出しながら夜を過ごしました。
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