5:30、起床。
昨夜は1時過ぎの就寝だったので眠くて堪りませんが、
帰国する為には起きなければなりません。
PCR検査を受けます。
6時半開始の医院は日本人観光客で大行列。
こんなに日本人居たんだな…
ぶっちゃけ今は豪州の方が感染者数は少ないんだから
顔パスしてくれても良いのにという思いで一杯です。
さて、PCRの検体を供出したら観光です。
今日もまたレンタカーを借ります。
今度はちゃんとPeugeot 508(プジョー508)ですね。
もしかしてフランス車を運転するのは初めてかも?
早速ワインディングロードを登っていきます。
スポーティっぽい見た目ですが、
何処となくふわふわした乗り心地ですね。
…と、景色より車について記述してみる。
まずやって来たのは1週間振りのKuranda(キュランダ)。
お土産を買えなかったことが悔しくて再訪してしまいました。
…が、まだ土産物屋が開店していないとのこと。
朝から開くのはSavannahlanderが来る日だけなのか…
列車が来ていない朝の線路では
ヤブツカツクリが闊歩していました。
厳つい見た目ですが、エミューやヒクイドリのような攻撃性は無いとか。
5日前は素通りされてしまった
Barron Falls(バロン滝)も見ておきます。
相変わらず水量は少ないですね。
滝を眺めていたら丁度Kuranda Scenic Railway
(キュランダ高原列車)がホームに滑り込んできました。
トロピカルな塗装が施された
ディーゼル機関車2両が客車を引っ張っています。
重連運転をしていることからも分かる通り、
Kuranda Scenic Railwayは客車10〜16両にも及ぶ長大編成です。
道理で2両編成のSavannahlander(サバンナランダー)だと
ホームを持て余しまくっていた訳だ。
ホームから発車していく列車を見ていたら、
乗客の人達がノリノリでポーズを決めてきました。
流石は陽キャオーストラリア人。
Kuranda Scenic Railwayの列車が来たことによって
Kuranda駅でお土産も買えました。
お次はAtherton Tablelands(アサートン高原)へ。
コーヒー豆生産地のMareeba(マリーバ)にやって来ました。
世界的に見ると生産量は多くありませんが、
実はオーストラリアでもコーヒー豆は生産しています。
様々な種類の豆が陳列されていますね。
Cosmic(宇宙の)ってどんな豆なんだ…?
宇宙論研に居た頃ならお土産としてピッタリだったところです。
運転の眠気覚ましに1杯飲んでいきます。
Affogato(アフォガート)は良き。
Atherton Tablelandsを更に走っていきます。
Cathedral Fig Tree(カテドラル・フィグ・ツリー)。
仰々しくもCathedral(大聖堂)と名付けられているほど、
樹高50m、幹周39mにも及ぶ巨樹です。
比較対象を写真に収め難いので大きさが分かり難いですが、
実際目の当たりにするとかなりの大迫力。
Fig(イチジク)の単語が入っていますが
日本で言うところの無花果ではなくてアコウであり、
ガジュマルのような所謂絞め殺しの木です。
ここにもヤブツカツクリが…
珍しそうな派手な見た目の割に数が多いんですね。
まだまだAtherton Tablelandsを走ります。
牧場やサトウキビ畑が広がる長閑な風景が…
…ん?
これはサトウキビ運搬列車用の線路!
オーストラリアでは鉄道と言えば貨物というくらい
貨物列車の聖地なので、
サトウキビ運搬列車もまだ走っているのでしょうか。
出来れば実際に走っている姿を見たいところだけど、
こういうのは事実上時刻表が無いからな…
トロッコでサトウキビが運び込まれていると思われる
South Johnstone Mill(サウスジョンストン工場)。
今日も製糖を行っているようですね。
だとしたら、貨物列車も走っているのかな?
と、ふとバックミラーに目を遣ると…
いた!
サトウキビ運搬列車のディーゼル機関車だ!
もっとボロボロに使い古された骨董品かと思いきや、
かなり真新しい見た目ですね。
貨車を牽引していないのはちょっと残念ですが、
それでもオーストラリアで撮り鉄出来て嬉しいです。
そのままのテンションでParonella Park(パロネラ公園)へ。
やっぱりオーストラリア人はカメラに気付くと
必ずポーズを取ってくれますね。
こちらは熱帯雨林の中に遺された
古代遺跡を見ることの出来る公園…
と見せ掛けて、実は1930年代に
スペイン人移民のJosé Paronella(ホセ・パロネラ)が
「スペイン風のお城が欲しい」
と自ら設計して建築した公園です。
そもそもAborigine(アボリジニ)はこういう城を建てません。
お城と言えば水が欲しいということなのか、
公園は滝の真横に位置しています。
昔は水力発電設備もあったとか。
一方で、この川の所為で水害にも遭い易く
一時は廃墟同然の状態にまでなった時期もあるとか。
という訳で、文字通り駆け足で巡ったAtherton Tablelandsでした。
暗くなってきたのでCairns(ケアンズ)に戻ります。
帰路ではサトウキビを満載したトロッコも見られました。
また、暗くなってしまったので写真は撮れませんでしたが、
サトウキビを運搬している貨物列車にも遭遇出来ました。
日が落ちてからも作業するんですね。
1日で350kmも走ったけど、
これでもオーストラリアどころか
Queensland(クイーンズランド州)のほんの一部しか
回れていないんだよな…
オーストラリアは広い。
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