待ちに待っていたこの日!
僕にとって今年の4月29日は
単に大型連休の始まりというだけではなく、
もっと遥かに大きなものの幕開け――
これまでは部外者として垣間見ることしか
許されなかった世界へと飛び立つ日――
を意味しています。
興奮と、最近読んだやたらダッシュが現れる小説の影響で
何が言いたいのか分からなくなっていますが、
詰まるところ今日は…
僕の初めてのマイカー、
ホンダS2000(AP2-110型)の納車日です!!
それと明文化することは意図的に避けてきましたが、
かと言って機密情報扱いをしていた訳でもないので、
僕の日記を読み続けていた方なら抑えきれない想いが
滲み出ていたのを否が応にも感じていたかとは思います。
20年越しにもなろうかという夢が遂に実現したのです!
ただ一点、皆さんの訝しがる点があるとするならば、
9,000rpmまで回るAP1(前期型)ではなく、
リミットが8,000rpmに抑えられたAP2(後期型)にしたのか?
というところでしょう。
それには2つ理由があります。
1つ目は、F20C型エンジンはあまりにもピーキー
(=熟練者でないとその性能を発揮出来ない)だということ。
ある評論家が言っていましたが「この車はサーキットが本籍地」。
街でもサーキットでも楽しい、なんて腑抜けた思想はまるで無く、
サーキットでコンマ01秒に鎬を削る以外の
真の目的はF20Cには無いのです。
その意気や良し、創業者本田宗一郎が追い求めていた
自動車メーカーの在るべき姿を具現化したような一台で、
オタクとしてはその気高さに惚れずには居られないのですが、
冷静に考え直してみたときに、
自分は果たして何回この車でサーキットに行くのだろうかと。
セカンドカーならまだしも、これを唯一無二のマイカーとして
渋滞が日常茶飯事の多摩地域で乗ると考えてみると…
マイカーなのだから、特別な時に乗る、のではなくて
普段使いをしていきたいのです。
2つ目はAP2が(AP1と比較すれば)マイルドで、
尚且つ相場価格が高いこと。
これが何を意味するかというと、
「峠やサーキットを攻めまくるぜ!」
という人よりも、
「週末にワインディングで風を感じたい」
というような人が前の所有者であった確率が
かなり高まるということです。
中古のスポーツカーで一番怖いのは、
前の所有者が車を酷使していて車が限界を迎えていること。
ただ、そういう車を酷使するような人は安価で
ピーキーな車を選ぶ傾向があるのです。
あと、個人的に車はノーマルこそ至高と思っているので、
無改造の車の割合が増えるという利点もあります。
とか講釈を垂れていないで、早速ドライブしましょう。
買った時と同じくTK(横山研)も一緒なので、
S2000とセルシオという異色のコンビでツーリングします。
生憎雨が降ってきてしまったのでオープンには出来ませんが、
雨に濡れるS2000というのも渋くて良き
…という完全に親馬鹿の発想。
まずやって来たのは檜原村役場の喫茶店。
いつかマイカーで来たいと思っていました。
これからは毎週だって来られますね。
性格的に同じ経路を走ることはあまり無いと思いますが。
スバルWRX STIを借りた時(2022/2/15)の逆経路で
甲武峠と国道20号を走って相模湖にやって来ました。
まだ納車したてだから控えめに…
と思っていなかった訳ではないのですが、
峠道ではすっかり楽しくなってしまって
TKを置いてけぼりにしてしまいました。
この楽しさこそ正にS2000!
なお、TKのセルシオの調子が芳しくないので高速道路は無しです。
VTECを効かせるのはまだお預けですね。
この後は道の駅八王子滝山まで
TKとツーリングしてから帰りました。
実を言うとAP2はカタログスペックを調べただけで
実際に運転することなく購入してしまったのですが、
街乗りでの実用性はAP1の比では無いですね。
我ながらAP2を選んで良かった。
ただ、雨の日の夜となると車高の影響で
路面に書かれているものが判別出来なくなってしまうのは
如何ともし難いところですが…
まあ、そもそも晴れた昼に乗る車ですね。
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