国分寺崖線

昨日は一日中ほっつき歩いていたから、
今日は図書館でも行って勉強しようかな…
そう言えば、多摩地域には東京都立図書館の
多摩分館があるみたいですね。
不本意ながら都民になってしまったので、
利用者登録がてら行ってみることにしました。

JR中央本線で西国分寺駅へ。
お隣の国立駅や武蔵小金井駅は高架駅なのに、
西国分寺駅と国分寺駅だけは高架どころか
地面より低い掘割なんですね。
これが国分寺崖線…


そんな武蔵野台地の際にあるのが
お目当ての東京都立多摩図書館。
では早速中へ…
と思ったら、新型コロナウイルス対策で
入館が事前予約制になっていました。
じゃあせめて利用者登録だけでも…
と思ったら、都立図書館は本を貸し出していないので
そもそも利用者登録自体存在しないのだとか。
じゃあ僕は何の為に西国分寺まで来たんだ…


これで帰るのは流石に居た堪れないので、
ちょっとこの辺りを散策します。
ここは都立多摩図書館に隣接していた都立武蔵国分寺公園。
再開発したてなのか分からないけど、
中央本線というよりはTX沿線みたいな雰囲気だな…


ここはブラゾスベンド州立公園(2021/11/13)っぽいですね
という、誰にも共感してもらえなさそうな例え。


そんな都立武蔵国分寺公園の南側に沿うのが
かの有名な国分寺崖線です。
武蔵野段丘と立川段丘の境目であり、
東京の方言ではハケと呼びます。


武蔵野台地を形成する関東ローム層は透水性が高い為、
ハケの下では屡々湧水が見られます。
このお鷹の道・真姿の池湧水群はその中でも特に有名で、
全国名水百選にも選出されています。


都内にあるまじき雰囲気ですね。
嘗てはホタルも見られたそうで、
ホタルを呼び戻そうという活動も行われているようです。


何故中央本線の沿線にも関わらず
ここまで自然が残されているかと言えば、
崖地で開発し難かったというのもありますが、
やはり市名の由来にもなったこの武蔵国分寺の
境内にあったからというのが大きいでしょう。
だからこそ「国分寺」崖線と呼ばれているのでしょうし。
図書館目当てで来ましたが、意外にも自然を感じられた日でした。
国分寺くらいならギリギリ住める…のかも。

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