日本縦断旅行の頭で
「予定を詰め過ぎてしまった」
と書きましたが、それは3月後半も然りです。
という訳で、引っ越しや修了式の合間を縫って
今日からまたしても旅行に出ます。
今度こそ学生生活最後の旅行です。
最近再び国際空港に戻りつつある中部国際空港から
11:35発ANA329便に搭乗。
前2回のノリだと今度は道北にでも行きそうですが…
14:25、宮古空港に到着。
学生生活最後にやって来たのは常夏の宮古島です!
コロナ禍になってからは全然行けていませんが、
大学に入ってから島旅にも嵌ったので。
5年振りの沖縄県であり、人生初の宮古島です。
数ある島の中でも何故宮古島なのかというと、
これは全日空の特典航空券の規則上
羽田-宮古が1,000マイル超区間なのに対し、
中部-宮古はギリギリ1,000マイル以内なので
半田住みの今ならお得に行けてしまうからです。
空港待合室に宮古島の地形図が貼ってありました。
洗濯板みたいにギザギザしていますね。
宮古島を満喫しそうな導入ですが、
いきなり宮古島を離れます。
15:45発RAC897便に搭乗。
ほんの20分程飛ぶと、蒸し蒸しした雲の中から
真っ平らな島が姿を現しました。
16:20、多良間空港に到着。
宮古島と石垣島の丁度中間に位置する多良間島です!
勘の良い方ならお察しでしょうが、
宮古列島の中では(公共交通機関が通じている島としては)
随一の行き難さを誇っている島です。
外部からのアクセスは宮古島からのみで、
飛行機が2便/日の船が3便/週でどちらもしょっちゅう欠航します。
それにしても、何という蒸し暑さ…
10日前の阿寒湖と同じ国とは思えません。
迎えに来ていた宿の人の車に乗って宿に向かいます。
赤茶けた砂に塗れた路面、
塩で劣化した打ちっ放しのコンクリート壁、
そして何より3月にあるまじき蒸した潮風…
南の島だなぁ…
前回の沖縄県訪問が5年も前だった所為で、
その後に行ったインドネシアとかナウルを思い出しています。
ちょっと歩いたら集落を抜けて畑地帯に入ってしまいました。
小さい島にそぐわないこの広大な農地はサトウキビ畑でしょうか。
多良間島は現在の沖縄県で僅か8島しか残っていない
地産黒糖工場のある貴重な島であり、
全国的にも名の通った黒糖の産地です。
また、人口(1,100人弱)の5倍近い牛(約5,000頭)がいるという
畜産の島でもあります。
一方で年間観光客数は牛と同等の6,000人足らずと、
沖縄県の島らしからず観光業は殆ど発達していません。
畑を歩いていても特に何も無いので
集落中心部まで戻ってきました。
ぶっちゃけ個人商店が数店あれば
十分事足りそうな人口の島ですが、
何故か目抜き通りでは2つのスーパーが睨み合っています。
そんなに需要があるんだろうか…?
しかも、そのどちらもがそこそこの規模です。
万が一船や飛行機が長期に渡って欠航した際の
食料庫的な意味合いも兼ねているのでしょうか。
ホームセンターの役割も兼ねているようです。
ゾンビが出てもここに立て籠れば安心ですね。
そして、スーパーから少し行ったところにある
この建物は何かお分かりでしょうか。
正解は図書館です。
良く見ると1階の窓に「図書館」と貼ってありますね。
こちらは島の規模相応といったところでしょうか。
蔵書がどんな感じか気になりますが、
残念ながらすでに閉館していました。
夕食は当然宿で。
魚に魚に魚にお肉にご飯に…
申し訳程度の野菜はブロッコリーと蒸かし芋が一欠片ずつ。
野菜の無さをタンパク質でゴリ押す感じ…
これぞ離島ですね!
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