ライス大学滞在第38日目。
滞在期間の半分が経ちました。
「もう」なのか、「まだ」なのか、
どちらになるのだろうと思っていましたが、
未だ嘗て感じたことの無い
「確かにこれくらいが折り返し地点だろうなぁ」
というジャストな時間感覚です。
充実度と郷愁が拮抗している感じでしょうか。
さて、ここは資本主義の国アメリカ合衆国。
何事も市場原理で値段が決まります。
市場原理の働き難い医療費や学費は
目玉が飛び出るほど高い訳ですが、
一方で極端に安くなっているものもあります。
その代表例は航空券でしょう。
何気に今回の滞在で初めてやって来た
George Bush Intercontinental空港
(ジョージ・ブッシュ・インターコンチネンタル空港)。
世界一の航空大国であり、
格安航空発祥の地ということで、
中にはとんでもなく廉価な航空会社が存在します。
23:33発F9 2117便に搭乗。
それがこのFrontier Airlines(フロンティア航空)。
どれほど安いのかというと、
3週間後の同じ行き先の便を予約する場合、
United Airlines(ユナイテッド航空)なら$209するところを
何と約1/5の$45で済ませるという会社です。
ちなみに、この便の運航距離は青森-那覇くらいです。
一方で、あらゆるサービスの質が
支払った金額を忠実に反映するのもまた米国。
このFrontier Airlines、機内飲食や座席指定、
預入荷物が別料金なのは勿論として、
何と持込み手荷物にまで追加料金が掛かります。
流石に手ぶら以外認めないという訳ではないのですが、
無料で携行出来るのはPersonal Item
(身の回り品)1個だけです。
大きさは常識的にパッキングした30Lのザックが限界くらい。
そんな訳で、Frontier Airlinesから降りてくる人は
見たこともないような小ささの
キャリーバッグを引いています。
その大きさでキャリーバッグにする必要性ある?
座席のテーブルもNintendo Switch Liteがギリギリの大きさ。
こんなものを特注する方が高く付くのでは…
シートピッチも狭い…のですが、
流石にアメリカ人が乗れるようにはなっているので
日本人体型の僕だと脚には余裕がありました。
但し、リクライニングは一切ありません。
バケットシートかな?
生まれて初めてTexas(テキサス州)以外の
米国に足を踏み入れます。
(以降、米国太平洋夏時間UTC-7.0h)
0:51、McCarran国際空港(マッカラン国際空港)に到着。
やって来ました、Nevada(ネバダ州)カジノの都、
Las Vegas(ラスベガス)です!
Houston(ヒューストン)から来ると寒い…
実は明日(今日?)からライス大学は
Midterm Recess(中休み)と言って4連休。
この機会をみすみす逃す手はありません。
ホテルに入ったらまずカジノになっているのが
何ともLas Vegasらしい。
ただ、僕が数学の知識を使ってカジノに挑んで
ボロ負けする展開をご所望の方には残念ですが、
カジノをしに来た訳ではありません。
そもそもLas Vegasは中継地ですし…
米国に来たからには絶対に行っておきたかった
あの地を目指します。
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