ライス大学滞在第5日目。
近場を散歩してみます。
朝起きたらまずは洗濯などを済ませてしまい、
礼拝が終わったであろう時間に出掛けます。
ライス大学の西にあるRice Village(ライス・ヴィレッジ)。
ライス大学の学生が多く住む学生街
みたいな名前をしていますが、
実際は様々なお店が軒を連ねる商店街です。
日本で言うなら、アウトレットパークに近い雰囲気。
渡米してからこれまで、ハンバーガーだの
タコスだのバーベキューだの、
店では肉系の食事しか食べていなかったので、
ここでアメリカンなケーキでも食べてみます。
米国と言えばアップルパイか、チョコケーキか、
チーズケーキというイメージなので、
後ろ2つの間を取ってチョコチーズケーキです。
フォークを刺した時のねっとりとした感触から既に
カロリーのビッグウェーブが押し寄せています。
昼食を抜いて、朝食も大した量じゃなかったのに、
それでもなお食べ倦ねる…
隣のアメリカ人さえ持ち帰っているし持ち帰るか…
ケーキは下宿に持ち帰ったところで
アレンジ出来ないのが難点ですね…
ケーキを冷蔵庫に入れたら、市電に乗って
Hermann Park/Rice U電停(ハーマン公園/ライス大電停)へ。
Hermann Park(ハーマン公園)は
ライス大学に隣接した巨大な公園。
ヒューストン市民憩いの場所です。
しかし、この天気では暑くて堪らないので、
涼を求めてHouston Museum of Natural Science
(ヒューストン自然科学博物館)へ。
何だこの大混雑は!
僕と同じ考えの市民が大勢居るのか大盛況です。
これじゃあ入るまでに小一時間掛かりそうだな…
まだまだ滞在期間はたっぷりあるので、
Houston Museum of Natural Scienceは別の機会にして、
別のミュージアムを見てみます。
この一帯はMuseum District(ミュージアム地区)
と呼ばれているだけあって、
数多くのミュージアムが犇めき合っています。
The Museum of Fine Arts, Houston(ヒューストン美術館)。
ライス大学のIDカードを見せたら入場無料になりました。
ありがとうライス大学。
1階でまず目に入ったのは
植民地時代のアメリカの原風景を描いた風景画。
ただ、欧州から来た画家達の心を揺さぶった風景だからか
若干欧州っぽい風景が多いような?
アメリカはアメリカでも南米を描いた作品もあります。
これはFrederic Church(フレデリック・チャーチ)が描いた
エクアドルのCotopaxi(コトパクシ山)。
この絵は今回見た中で一番好きかも。
富士山を思い起こさせるからですかね?
何故か本物の富士山の絵もありました。
歌川広重の東海道五十三次です。
どうやらジャポニズムの展示のようですね。
この鯉が描かれたお皿も一見日本風ですが、
実は米国で作られたものです。
1階の残りのエリアでは
Olga de Amaral(オルガ・デ・アマラル)という
コロンビア人芸術家の企画展をやっていました。
糸等を使って立体的に表現するのがスタイルなんだとか。
上手く撮ればインスタ映えする…かも?
2階は欧州系の絵画が多いです。
日本で人気のClaude Monet(クロード・モネ)の睡蓮も。
Monetは生涯で250枚以上も睡蓮の絵を描いたそうですね。
どういう部屋分けをしているのか
今一つ良く分からなかったのですが、
どうやら美術品を寄付した人物・団体毎に分けられているようです。
良く見ると、解説のところに
何処から寄付されたものなのかが明記されています。
米国っぽいですね。
いや、実は日本でもそうなのかな?
あまり美術館とか行かないもので…
地下に潜るとインスタ映えしそうなトンネルが。
これは一つの作品であると同時に、
別館へと繋がる通路になっているようです。
しかし、この時点で既に入館から3時間が経過しているので、
別館はまた別の機会に取っておくことにします。
風景画が多くて小旅行をしたような気分になれました。
そう言えば、米国の美術館なのに
ネイティブアメリカンの美術品は無いんだろうか?
と思って館内を捜索してみましたが、
Zia(ジア族)の陶器しか見当たりませんでした。
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