(無題)

今日は良い天気なのでちょっと名古屋へ。


池下にある古川美術館に来てみました。
本館の方は臨時休館中なので分館である爲三郎記念館です。
初代館長古川爲三郎の邸宅を改装して
一般公開したものだとか。
美術館なのに入場料を取らないんだな…


ここは東部丘陵の縁にあたり湧水の豊富な地域。
敷地内には沢が流れています。
邸宅はその上に張り出すような高床式になっており、
宛ら名古屋の落水荘です。


縁側から見るとこんな感じ。
元々は旅館だったそうで、
今でもその雰囲気を色濃く残しています。


そして、何故か室内は水回りの設備のショールームと化しています。
今はそういう展示をしている時期なのでしょうか。
水回りが木製というのは、
カビ対策とか大丈夫なのかな?


畳敷きの部屋に木製の浴槽が置かれるシュールな光景。
でも、絵になっている。


一方でこんな欧風な部屋もありました。
ここは蛇口の展示のようですね。
個人的には純粋な芸術作品よりも
こういう工芸品みたいな実用性も備えているものが好きです。


古今を融合した和モダンな室内を見た後は再び庭へ。
この記念館の庭には茶室があり、
日によってはお茶を頂けます。
そして、今日はその頂ける日です。


躙口から四畳半の内へ。
こんな本格的な茶室でお茶を頂くのは初めてなので
無作法で叱責されないか不安でしたが、
寛大な先生だったので大丈夫でした。
大変美味しゅうございました。
名古屋のど真ん中にこんな場所があったなんて知らなかったな…
とても良い場所でした。

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