先週は滝と名が付くものの中で
日本で最もショボい場所の一つを訪れたわけですが、
そうなるとちゃんとした滝も見たくなってきたので、
今日は再びロードバイクで滝を目指すことにしました。
今回は衣浦大橋で高浜市へ渡り、
北東へ向かってペダルを漕ぎます。
安城市で北京飯を食べて更に北東へ。
豊田市までやって来ました。
三河の象徴であるトヨタ自動車本社です。
小学校生活を愛知県で過ごした者は
社会科見学でトヨタを訪れるのが掟みたいなものですが、
僕の時は万博があった所為で訪れていません。
折角なのでトヨタ会館を見ておきます。
一昨年のモーターショーでミニカーを買った
トヨタLQの実車が置かれていますね。
ミニカーよりちんちくりんに見えるような。
主な展示はエンジンの仕組みや工場での組み立てなど、
やはり社会科見学の要素が強いです。
えらく余白を多く取っているのも
集団での見学を想定しているからでしょうか。
今日は土曜日なので社会科見学はありませんが、
親子連れが何組か居ます。
大人が集まっているのは実車の展示ブースです。
2000GTとか無いかと期待していましたが、
現行の車しか置いていないようですね。
入場無料の施設なので、
販促になるモデルだけということでしょうか。
でも、センチュリーは誰に向けての販促なんだろうか。
実物は想像以上に重厚感がありますね。
エンブレムの鳳凰が格好良い。
半田でも日に3台は見掛ける86と違って
全然見掛けない新型スープラ。
値段を見て納得しました。
上位クラスのRZだと730万円もするのか…
2,000万円のセンチュリーは無理でしたが、
こちらは運転席に座ることが出来ました。
レクサスブランドの最上級であるLC500コンバーチブルもありました。
お値段1,500万円也。
このクソ狭後部座席は正座して座るんですかね…?
さて、初心を忘れてはいけません。
トヨタ見学は程々にして先へ進みます。
トヨタ本社から矢作川を越えると一気にド田舎の山地になりますね。
ここが徳川家の元になる松平家発祥の地だそうです。
松平だけあって松が多いのか松脂の匂いが漂っています。
久し振りに嗅ぐ山の香りだ…
中々の急坂です。
愛知県とは思えないくらい幅員が狭いですね。
どうやら豊田市街から向かうのは間違っていたようで、
尾根を何本も越えねばなりません。
岡崎市街から来るべきでしたね…
今も豊田市と岡崎市の境になっている
郡界川を遡っていくとそれらしき橋がありました。
中部電力管内で最も古い発電所だという
岩津水力発電所(明治30年竣工)でした。
こんな場所に最古があるのか。
0.5tという嘗てない軽さの重量制限標識が立てられています。
日本最大の日本原燃専用道路の182t制限と対になる
日本最小の重量制限ではないでしょうか。
何故車道用の標識を使っているんだろうか。
通行時は安全帯装着だそうですが、
果たして何%の作業員が遵守しているのでしょうか。
滝の上発電所みたいに滝の近くに発電所を設けたのか
と思っていたのですが、
幾ら目を凝らしても見えません。
ここじゃないのかな…
まさかショボ過ぎて視認出来ないなんてことは…
ちょっと不安になりましたが、
もう少し走るとちゃんと滝への入口がありました。
名鉄豊田線がまだ豊田新線のままになっているということは、
少なくとも昭和61年より前に立てられて
それ以降更新されていないという
骨董品の案内看板で再び不安になりますが、
既に水の流れ落ちる音が聞こえているので大丈夫でしょう。
おお、これはちゃんとした滝ですね!
西三河にこんな滝があったなんて。
知多半島から一番近いまともな滝でしょうか。
ここまで来た甲斐がありました。
道路の線形はほぼ直線なのに、
あまりの車と信号の多さで
全然スピードを出せない国道248号で帰ります。
岡崎市街に出た頃に丁度夕暮れを迎えたのでちょっと撮り鉄。
知多半島では、と言うか愛知県では、
山をサイクリングしようというのは
アプローチが長く単調過ぎてコスパは良くないですね…
サイクリングはコスパを考えてするものではないかも知れないけど。
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