先週は持久力の無さが露顕してしまったので、
少しでも持久力を付けるべく
今週も銀チャリでサイクリングします。
先週は南知多と迷った結果行かなかった碧南へ。
海沿いと言えば海沿いですが、
碧南は全海岸が臨海工業地帯なので
走っていてそんなに面白い道ではないですね…
では、何故そんな碧南に来たのかと言えば
9ヶ月前に行けなかった最南端が気になるからです。
そもそもただでさえ行く機会の無い碧南に於いて
どん詰まりの最下流域ともなると、
曲がりなりにも隣市である半田市民でさえ
何が存在しているのか一切想像も付きません。
碧南火力発電所だけは対岸から見えるので知っていますが…
ひたすら真っ平らな田畑ですね。
江戸時代に矢作川河口に拓かれた前浜新田です。
民家の類も殆ど見当たりません。
待てよ、こんな場所に突っ込んでしまったら
昼食を食べる場所など一切無いのでは…
と思ったら地場野菜を売りにする食堂がありました。
こんな僻地ながら中々の人気です。
お値段はちょっと張りますが
サイクリング途中に嬉しい素朴な美味しさです。
ボリュームもあるので
俄に降り出した雨が止むまでのんびり食べました。
雨雲が通り過ぎたら南下再開です。
この先には川口という町があるはずなのですが…
ありました。
周囲を田畑に囲まれた離れ小島のような集落です。
標高は干拓地らしくジャスト0.0m。
矢作川や衣浦湾からの浸水を防ぐ為に
巨大な堤防で三方を覆われています。
愛知県民(と三重・岐阜県民?)なら
小学校の地域学習でお馴染みの輪中です。
木曽三川だけじゃなくてこんな場所にもあったんですね。
ちなみに、この川口町にアクセスする公共交通機関は
1日5本の市営バスだけです。
運賃は無料らしいですが。
川口町の集落はあっと言う間に抜けて再び農地。
碧南市がニンジンを推しているという話は聞いていましたが、
こんなところで作っていたんですね。
というわけで、ここが川口町最南端のようです。
周囲を巨大な堤防で囲われている上に
その後ろにはもうもうと煙を上げる碧南火力発電所が控えている為、
何だかディストピアの実験都市みたいな雰囲気がありますね…
本当の碧南市最南端はこの堤防の向こうにある港南町にあるようですが、
工業地帯で今は堤防工事の為に立入禁止になっていたので
ここで良しとします。
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