北海道縦断旅行第7日目。
7:15、起床。
朝食を済ませて最後のドライブに出掛けます。
しかし、今日は最初から別行動をして
道北(?)最後の心残りであるJR富良野線に乗ります。
旭川駅から9:38発JR富良野線普通富良野行きに乗車。
道北(?)随一の観光地である
美瑛と富良野を突き抜けるJR富良野線。
美瑛・富良野というと何処までも見渡せるような
雄大な丘陵地帯が想起されますが、
美瑛付近では山のような場所を走るので
車窓からの展望はあまりありません。
美馬牛駅で列車交換の為に6分間停車。
砂利敷きのホームが北海道らしいですね。
駅前通りもこんな感じ。
反対側はちゃんとロータリーなんかもあったので、
駅裏通りと言うべきかも知れませんが。
反対列車をやり過ごしたら発車です。
富良野に入ると視界が開けてきました。
僅か2週間振りの富良野です。
紅葉が更に進んでいますね。
盆地の田園地帯を一直線に貫く鉄路。
これぞ富良野線です。
しかし、ただ乗り通すだけというのも味気無いので、
ちょっと途中下車してみることにします。
10:53、学田駅に到着。
板張りのホームに物置小屋の待合室。
正統派な北海道の秘境駅です。
と言っても、周りにはある程度民家があるし、
近くには交通量の多い国道も走っていますが。
小屋には扉が付いていないので、
冬や風雨の時はちょっと辛いかも知れませんね。
冬は扉が付いていたところで
大して変わらないかも知れませんが。
駅前の国道237号線を歩きます。
今日は十勝岳も見えますね。
嘗ては国内有数の出炭地として大いに栄えていた
芦別岳、夕張岳を背景に撮り鉄。
今では見る影もありませんが。
学田駅に負けず劣らず良い雰囲気の鹿討駅。
ここも畑の中にポツンと佇む小駅ですが、
お城のようなファンシーな駅舎があります。
吹雪でも安心ですね。
そんな時は多分富良野線自体が運休しますが。
ところで、どうして駅名標が
こんなにホームから離れているのだろう…
まるでホームを嫌がっているようですね。
そのまま更に歩いて中富良野町の中心街に到着。
まさかラベンダーも咲いていない時期に
2週間で2度も訪れる輩が居ようとは、
この看板の製作者も思うまい。
中富良野駅までやって来ました。
ここから改めて列車に乗ります。
何故学田駅や鹿討駅から乗らなかったのかって?
そりゃあ、停まらない列車には乗れません。
北海道あるあるの普通列車が通過する駅です。
事実上の快速列車では。
種別幕を用意する手間を省いているのかな?
12:34発JR富良野線普通富良野行きに乗車。
12:41、富良野駅に到着。
これでJR富良野線は完乗しました。
レンタカーで巡っていた3人と合流します。
富良野での昼食ということでワイン工房へ。
2週間前と全く同じ構図で撮ってみました。
あの時は見頃だった紅葉がすっかり落ちていますね。
お目当ての昼食は臨時休業していたので、
お土産のワインだけ買ったら退散します。
代わりにやって来たのはチーズ工房。
前回は来られなかった場所です。
富良野のチーズを存分に用いたピザを頂きました。
ご当地牛乳もあったので勿論購入。
ここもとても濃厚ではありますが、
稚内牛乳に比べるとあっさりめですね。
北海道各地のご当地牛乳を集めて
利き牛乳とかやってみたい。
それでは、そろそろ札幌へと戻り始めます。
と、その前に最後の寄り道。
炭山川橋という如何にもな名前の橋の上に渡ると…
川の上に色褪せたディーゼル機関車が見えました。
あれは嘗て芦別炭鉱からの石炭を運んでいた
三井芦別鉄道の廃線跡。
跡形も無く撤去されてしまうことも多い
北海道の廃線としては極めて珍しく、
駅以外の位置に列車が静態保存されています。
橋梁の上に保存しているのは
日本全国を見てもここだけなのでは。
現役当時宛らの様子ですが、
タウシュベツ川橋梁ほどではないにしても、
長年北海道の厳しい自然に晒されて
相当劣化しているのは確かでしょう。
ただ、あんな位置では整備も撤去も難しいだろうな…
というか、どうやってあそこに置いたのだろう。
近くの道の駅スタープラザ芦別で休憩兼スタンプラリー。
ん?何やら奥に変なものが…
こんな田舎には似つかわしくないほどの
超巨大な仏像がありました。
仏像のみならず寺院や五重塔まで。
何故こんな場所に…?
その後はあの歌志内市を経由して国道12号で札幌へ。
行きと同じく帰りも別々の飛行機なので、
時間が危うかったTT(キップ研)は
途中の苗穂駅で離脱して帰りました。
そして、1週間振りの札幌に帰還。
実に1,250kmにも及んだドライブが
遂に終わりを迎えました。
さて、後はこの辺で何か夕食を食べて…
…待てよ。
この時刻ならもしやギリギリ間に合うのでは?
というわけで、YYさん、HT(横山研)とも別れ、
最後の最後に札幌市電を乗り潰します。
西4丁目電停から18:17発札幌市電外回りに乗車。
夜の札幌を回ります。
本当にただ物理的に回るだけですが。
19:13、西4丁目電停に到着。
この後の乗り継ぎがカツカツなので
大幅遅延しないかヒヤヒヤしていましたが、
定刻通り着いてくれました。
地下道を通って札幌駅へと急ぎます。
札幌駅で19:35発JR千歳線快速エアポート196号
新千歳空港行きに乗り換え、
新千歳空港で20:55発SKY768便に搭乗。
22:55、中部国際空港に到着。
これにて、RESCEUオータムスクールが終了しました。
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