金峰山

夏と言えば海か山か?
これは日本人にとって永遠の問ですが、
何も二者択一ではありません。
僕の夏にはどちらも欠かすことが出来ません。
ところが、知多半島でもある程度楽しめる海はともかくとして、
山となると愛知県ではまず満喫出来ません。
登山に1年(以上)も空白期間が生まれると
身体が鈍り切ってしまう!
ということで、同じく山に飢えたIT(元・旭丘高)と
久し振りに山登りをすることにしました。

実は本来は去年敗退した剱岳
再挑戦する予定だったのですが、
どういう嫌がらせなのか今回も前線が近付いて荒天予報。
しかし、山行そのものをキャンセルすると
あまりに無為な夏になってしまうということで、
一昨日の夜に急遽行程を組み直して
日帰りで行ける手頃な山を登ることにしました。


まずは中央自動車道で勝沼ICへ。
日の出前に出発したとは言え
中央自動車道とは思えぬ空き具合ですね。
勝沼ICからは細い九十九折りの林道を上ります。


登山口である大弛峠に到着。
何とか駐車場に停めることが出来ましたが、
中々の混みようです。
例年だと駐車場から数百mも路駐の列が延びるそうなので
駐車場に停められただけ空いているのかも知れませんが。
ここから日本百名山の金峰山を目指します。


ところどころ立ち枯れた白樺林の稜線を歩きます。
登山口の大弛峠自体、結構標高が高いので
急な登りは殆どなくとても歩きやすいです。


最初のチェックポイントである朝日峠に到着。
難所が全然無いから書くことが無いな…
リハビリには丁度良いですが。


岩稜に出ました。
岩稜と言っても鎖などは一切ありませんが。


甲州市の市街地まで20km足らずですが、
かなり深い山域のように見えますね。
薄曇りですが、IT曰く富士山が見えている…とのこと。
何処だ…


1つ目のピークである朝日岳に到着。
目指す金峰山が見えました。
と同時に、ここへ来て初めて急登と言える箇所が現れました。
こちらからだと下りですが。


思ったより大した急登ではなくて
すぐに登り返して森林限界を超えました。
賽の河原と呼ばれている場所です。
ここで進路を90度左に変えます。


ハイマツに囲まれた稜線歩きを
これほど手軽に楽しめる山は珍しいですね。
花崗岩質なので結構眩しいです。


というわけで、金峰山山頂(標高2,599m)に到着しました!
ここまで登山開始から2時間です。
ロープウェイがあるわけでもないのに
標高の割に非常にお手軽で良い山ですね。
人気になるのも頷けます。


この先にもまだまだ奥秩父主脈は続いています。
小さく見えている奇岩が、
金峰山と合わせて縦走されることの多い瑞牆山です。
今日中に車を返さねばならないのでそちらへは行きませんが。


手前に見えていた奇岩である
五丈岩に登攀してみようと挑戦してみましたが、
登りはともかく下りが危なさそうだったので断念しました。


それでは、そろそろ戻ります。
奥に見えているあの鞍部が大弛峠です。


下りでもこれと言った難所はなく大弛峠に帰着。
ゆっくり行って休憩込みでも5時間以内の
お手軽リハビリ山行でした。


標高の割にこんなにも気軽に登山出来るのは
偏にこの大弛峠の標高の高さのお蔭で、
2,360mという標高は自動車が通行出来る峠としては国内最高です。
何故ここまで頑張って林道を引いたのかは良く知りませんが。
この道は長野県川上村まで通じていますが、
長野県側は未舗装の悪路なので気を付けましょう。


登山の後はやっぱり温泉!
これだけ開放的な露天風呂なら密になりようがありませんね。
ここも人気なので普段なら大混雑するところですが、
こんなご時世なのでそこそこ空いています。
案外コロナ禍も悪いことばかりではない…のかも?


SAで吉田のうどんを食べたりしつつ帰りました。
東京は一番外出自粛が求められているというのに、
東京近郊の高速道路だけが滅茶苦茶に混んでいるな…

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