(無題)

自宅待機131日目。
今日も集中講義です。
今日は科学者と世間との関係についてでした。
一昔前は
「偉大なる科学者が愚民共を啓蒙してやれば
皆不安も無くなって社会はハッピーになる!」
みたいな欠如モデルなるものが信じられていたそうですが、
実際には科学知識の多寡と、
地球温暖化や遺伝子組み換えといった
科学的問題に対する態度は殆ど相関が無い
(例えば、原発賛成の人に原発についての科学的知識を与えても
それによって原発反対に意見が変わったりはしない。
逆もまた然り。)
ことが調査によって判った上に、
英国なら狂牛病、日本なら原発事故などを経て
科学者に対する信頼が失墜してしまったので、
科学者は世間とのコミュニケーションについて
今一度熟考する必要に迫られている、
みたいな話をしていました。
理学系研究科の教授陣に聴かせた方が良いのでは。

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