(無題)

南太平洋旅行第7日目。
Viti Levu Island(ビチレブ島)を横断します。


5:30、起床。
治安の悪いSuva(スバ)を経由せず、
北海岸のKing’s Road(キングス・ロード)を回って
北西部のLautoka(ラウトカ)へ至るバスは、
南海岸のQueen’s Road(クイーンズ・ロード)
経由に比べて本数が少ないので、
なるべく早く出ておきます。


発車予定時刻10分前にバスターミナルに到着。
USP(南太平洋大学)の通学バスがいますね。
Nausori(ナウソリ)はSuva(スバ)の
ベッドタウンとしても有
うっ、こんなところで便意が…
バスを逃さないか心配ではありますが、
終点まで6時間近く我慢出来るわけはないので
急いで公衆便所へと駆け込みます。
想像していた程度の汚さで良かった…


トイレから出て来たら既にバスが来ていました。
Express(急行)と書いてあるからこれですね。
おお、何年物かというボロいバス。
勿論冷房なんて無いので、窓を開け放して
風と砂埃を感じながら島を走ります。


…と思ったら上のは別のバスで、
僕が乗るのは窓ガラスはめ殺し冷房完備の
フィジーらしからぬ最新鋭のバスでした。
6:35発King’s Road経由Lautoka(ラウトカ)行きに乗車。
Suva始発なのに驚くほど時間ピッタリです。


そして、何とまさかの車内テレビ付き。
ハイテク過ぎてビビる。
テレビで流されるのは勿論ラグビー中継です。


Rewa River(レワ川)沿いを走ります。


7:10、最初の停車であるKorovou(コロボウ)に到着。


乗客がほぼ全員降りていたので
そんなに大きい町なのかと思いましたが、
ここで飲食物を買い込んでおけよ!
という意味の長時間停車のようでした。
急行だからなのか、このKorovouに限らず
大半の停車バス停では軽食を買うくらいの
ちょっとした停車時間が設けられています。


地球の歩き方では「未舗装区間もところどころにあり…」
と書かれていたKing’s Roadですが、
実際には全くそんなことはなく極めて快適な道程です。
寝ていたので気付いていないだけかも知れませんが。


9:36、Vaileka(バイレカ)に到着。
時刻表より30分以上も早いです。
かなり乗降客の多いバス停なので、
ここで30分以上の停車時間があるんだろうか?
と思っていたら、定時を待たずして発車しました。
日本なら30秒早発でも始末書ものだけど…
やはりフィジー時間は決められた時刻よりも
「早まる」ような時間感覚のことを言うのでしょうか?


Vailekaバス停のあるRakiraki(ラキラキ)を過ぎると
右手の車窓には海が見えるようになります。


今度は、時刻表上では通過扱いになっていた
Ba(バ)にもきちんと停車しました。
「急行」ではありますが、
この他にも学生を小さなバス停で降ろしたり、
乗客のニーズに合わせて柔軟に対応しています。
時刻表なんて関係無く、停まりたい時に停まり、
出たい時に出るのがフィジアンバスです。


12:18、終点のLautokaに到着。
運賃はF$18.80でした。
Baにも停まったからなのか、
直前で営業所に入って運転手を交代したからなのか、
いつの間にか時刻表通りになっていました。


バスターミナルには大きな市場が併設されています。
これはLautokaに限った話ではなく、
ある程度の大きさのバスターミナルなら
フィジーの何処でも見られる光景です。


LautokaはSuvaから始まった
King’s RoadとQueen’s Roadが、
それぞれViti Levu Islandを半周ずつして
再び落ち合うフィジー第二の都市。
大都会です。
ツバルでは島中探しても無かった日焼け止めが
1軒目のスーパーであっさり見付かりました。


皆が寛ぐ公園。
長閑だなあ…
SNSやら何やらであくせくスマホを弄る日本人とは大違い…


と思ったら、何とwifiスポットでした。
木からwifiが飛んでいそうですね。


例によって昼食は中華です。
日式海鮮炒飯なるものがあったので注文。
日式要素とは…?
カニ蒲鉾…?


昼食を終えたら路線バスに乗り換えて
Nadi(ナンディ)を目指します。
ICカードの残高が足りているか心配でしたが、
F$0.33を残してギリギリ足りました。


今日の宿は何と空港近くのリゾートホテルです。
直前で空室があったからなのか
5,000円台にまで値下がりしていました。
無料wifiにプールまで付いているという。
これまでの宿とは雲泥の差だ…


Nadi国際空港(ナンディ国際空港)から徒歩圏内なので、
明日乗る便の情報を収集しに空港へ。
本来は明朝7:00発ということでしたが、
今の時点で3時間半の遅延が確定しているそうです。
しかも、それにつられてなのか、
行った先の国で明後日乗るつもりの便も
既に1時間半の遅延が予定されているとか。
流石過ぎる。
ツバルで死線を越えてきた身にとっては
飛んでくれればそれだけで御の字ですが。
…いや、ちゃんと着陸までして欲しいな。


ホテルに戻ってプールで一泳ぎしたらレストランへ。
トランジットホテルとしての側面もあるからか
料理名がFiji Airways(フィジー・エアウェイズ)と
Fiji Link(フィジー・リンク)の所有する
航空機体になっています。
ツインオッターは何処…?


僕のお腹の国際空港は
ジェット機を就航させるには滑走路長が足りないので、
プロペラ機のATR42-600です。
Nadi-Suva線でお世話になりましたね。
これで明日明後日の便の験担ぎになるかな…
乗るのはボーイング737-300だけど。

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