料理メインじゃない漫画に出て来る料理は
何故か料理メインの漫画に出て来るものよりも
ずっと美味しく見える現象がありまして、
そんな一例として刃牙道に出て来る
コニャックを安物のキャンディーと
というシーンが凄く印象に残っている、
という話を昨年末にシンガポール面子で話したら、
ITが実家に眠っていたコニャックを
一緒に飲もうと持ってきてくれました。
漫画に出てきたブランドは数十万円するらしいので、
流石に銘柄は違いますが初めてのコニャックです。
安物のキャンディーはらしきものが無かったので
そこそこの安さの黒糖キャンディーで代用。
確かに、このキツいコニャックと
ともすれば甘ったるいキャンディーが
上手い具合に噛み合って調和しています。
しかし、IT直伝のこのホーセズ・ネック
というカクテルの方が美味しい。
コニャックをジンジャーエールで割り、
螺旋状に剥いたレモンの皮を浸すというもので、
飲む際に鼻に近付くレモンの皮が香ります。
一方、ITのお気に入りはこのニコラシカ。
ストレートのコニャックを注いだグラスの上に
砂糖を盛ったレモンの輪切りを乗せます。
そして、レモンを砂糖ごと一口で頬張り、
口内が果汁で満たされたら間髪容れず
グラスのコニャックを一気に流し込むという、
ロシア人三歩手前みたいな所業を要求されるカクテル。
(だから名前もロシア風?)
40度のブランデーを一気飲みしているとは
とても思えないような飲み易さで、
美味しい反面危なさも孕むカクテルです。
こんなお酒を、況して家で飲む機会などほぼ無いので
色々遊べて楽しかったです。
ちょっと大人な遊びですね。
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