インターンシップ第5日目。
遂に最終日です。
今日こそは千代田線に負けるものかと
時刻表上で始業40分前着の電車に乗ったら、
奇跡的に10分しか遅れませんでした。
いや、10分の遅れも大概ですが。
結局この5日間、朝の通勤時間帯の電光掲示板に
小田急線方面の電車到着時刻が表示されることは
一度としてなかったな…
午前中は頑張ってスライドを仕上げ、
午後は社員の方からアドバイスを貰ったりしながら、
夕方にいよいよ成果報告会本番。
15分間に収める為に色々削っていったら、
削り過ぎてしまった感が…
中々難しいものですね。
また、僕の班は喋りたがりしか居なくて
質疑応答の時に皆が答えたがって大変でした。
複数人での発表って難しいな…
成果報告会の後は打ち上げ。
博士卒の社員の方を紹介してもらって
博士就職について色々伺ったりしました。
また、どうしても気になったので
何故この部署で受け入れてくれたのかを
面接官だった方に訊いてみたら、
正に僕が後悔していたあの「変人」という回答が
決め手の一つになったと仰っていました。
まさかあれがフラグになっていたとは…
ただ、班分けについては完全に偶然だそうです。
その後はインターン生同士で二次会にも繰り出し、
これにて5日間のインターンシップが閉幕しました。
正直、最初は話のタネにでもなれば良いやと
冷やかし半分で申し込んだインターンシップでしたが、
想像していたよりも遥かに得るものが多かったです。
まず、純粋にとても楽しかった。
このインターンシップを受ける前は、
知識を思う存分追究できるのはアカポスだけで、
企業に就職をするならどうしても
一部制限せざるを得なくなってしまう、
と勝手に思い込んでいたのですが、
企業でもこれだけ知的好奇心に
素直になれる場があるのだと知って、
目から鱗が落ちた思いであると同時に
非常に気が楽になりました。
勿論、一つ一つのプロジェクトに対して
締切が明確に定められていたり、
大半の部署では顧客が居たりと、
アカポスには無い制限も多々あるのですが、
実際に働かれている社員の方々を見ると
どなたも活気に満ち溢れているし、
正直言って理論物理のアカポスの人々では
これまでお目に掛かったことのないような
こういう風になりたい!と思える人が何人も居たので、
今ではとても魅力を感じて惹かれています。
感化されやすいだけかも知れませんが…
それでも、アカポスが駄目だった時の滑り止めという
消極的、受動的な選択肢としてではなく、
純粋にやってみたいというもっと積極的な選択肢として
就職を捉えられるようになったのは、
大きな収穫だったと思います。
これが単なる一過性の熱なのか、
それとも本当に人生の転機なのか、
それはこれから1年くらいかけて
じっくり見極めていきたいと思います。
脚注
※「電車到着時刻」
電車が大幅に遅延することで到着時刻が予測できなくなると、
東京メトロでは電光掲示板の時刻欄が空白となる。
コメント