(無題)

研究をする上で必要不可欠になる言語は英語だけ、
そう思っていた時期が僕にもありました。
まさかロシア語の論文を読むことになろうとは…
1986年に当時のソ連で出版された論文が
ネット上で幾ら探しても見付からず、
ロシア語でも検索してやっと辿り着いたのが
ロシア語で書かれた原著論文。
英訳版は無いのか…
しかし、専門用語はラテン文字をキリル文字に
ほぼそのまま転写しただけのものが多く
(例:effective potential→эффективный потенциал)、
しかも数式は当然世界共通なので
思ったよりはずっと理解出来る…
とは言え、理解速度は英語の更に10分の1程度。
ただでさえ学会まで時間が無いというのに…
と、露和辞典片手に悪戦苦闘していたら、
何と理学部図書館に英訳版が所蔵されていることが判明。
僕の苦労は何だったんだ…
所詮ネットは紙に勝てないのですね。
まあ、でもロシア語の原著は物理学ではなくて
ロシア語の勉強としては非常に有用かも知れない。

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