東京モーターショー2019

今日は川崎研のNHと議論するべく柏キャンパスへ。
複数の研究テーマを同時進行させた方が
完全閉塞しにくくなるので精神衛生上は良いです。
仕事量は増えるので肉体衛生上は微妙ですが。
ここへ来て漸く、先行研究を読み漁るだけの作業から
具体的な計算をしてみようという段階になりました。
まあ、まだ計算結果次第では
やっぱり駄目でした~残念~
で終わる可能性も大いにありますが。
話し合い後に柏図書館で勉強していたら、
ついでに山田さんとやっている研究の方も
計算の糸口が見えてきました。
やはり本郷とかいう掃き溜めよりも
洗練された柏の方が頭が冴えますね。

柏キャンパスを後にしたら北松戸へ直帰…
するのではなく、大崎駅まで行き、
東京臨海高速鉄道りんかい線に乗り換えて
東京テレポート駅へ。


4年振りにやって来ました、東京モーターショーです!
鉄道好きなので誤解されがちですが、
実は自動車も好きです。
ヒルクライムや登山は台風で中止になるし、
研究は進まないしと鬱屈した日々を送っていたので、
偶にはこういうパーッとした催事に参加してみます。
今年は所謂東京ビッグサイトの有明だけではなく、
青海でもやっているのでまずはこちらから。


まず目に入ってくるのがいすゞ自動車と
三菱ふそうという濃ゆい面子。
しかし、巨大なバスやトラックを目の当たりにして
子供達は大興奮です。


すぐ隣にあるのはトミカブース。
青海展示棟にはキッザニアも出展しており、
子供連れをターゲットにしていることが窺えます。


今年もモーターショー限定トミカがありました。
しかし、市販のモデルにただ塗装をしただけではない
真の意味での限定モデルはディズニー系だけ。
本当に親子連れに特化してしまったんだな…


実際にはまだ試作車さえ造られていない
月面有人与圧ローバのトミカが参考展示されていました。
こっちを限定販売して欲しかった。


気を取り直して実車の方へ。
大型トラックには乗車体験も出来ます。
並んでいるのは子供ばかり…
なんてことはなく、寧ろ大きなお友達ばかりです。


僕も並んで乗ってみました。
長距離の運転が基本とあって座り心地は良いです。
また、体重に合わせて座席が上下するようになっています。
ニーダーザクセン州のバスの運転手が運転中
やけに上下に動いていたのはこれが原因だったのか。


日野自動車では運転手が意識を失うと
それを感知して自動で路肩に停止する安全装置の
体験シミュレータなんてものもありました。
乗用車にもこの装置が欲しい。


お次はスバル。
一際人集りが出来ているのは…


BRZ GT300です。
キモオタブルーと揶揄されることもありますが、
やはりBRZには青が似合いますね。
皆写真を撮るでもなく、魅せられたように眺めています。
これの乗車体験は流石に無いか…


しかし、日野のダカールラリー出場車
レンジャーには乗ることが出来ました。
ダカールラリーってトラックも出場するんだ…
確かに、実際に砂漠を横断するとなったら
普通使うのはバイクや乗用車ではなくトラックでしょうから、
トラックで戦うというのは理に適っていますね。
排気量10リットル未満クラスでは日野は無敵だそうです。
総合ではロシアのカマズが無双しているようですが。


青海展示棟の一番奥にあったのがトヨタ自動車。
トヨタは実車の展示を殆どしておらず、
未来の社会に於ける自動車という概念の位置付けを表した
「未来のモビリティ社会」を展示していました。
モーターショーと言うよりも万博に近い雰囲気です。


こちらは環境省のブース。
えらくランボルギーニ感のある見た目ですが、
何故こんな車を環境省が展示しているのでしょうか?


実はこの車、車体の殆どが木から出来ているのです。
つまり、「木造スーパーカー」というわけです。


木の温もりを感じられる車内。
でも、この車で300km/hとか出すのは怖いな…
どんな車でも300km/h出したら怖いかも知れませんが。


お次はシャトルバスに乗って有明会場へ。
こちらがこれまで使われていた会場です。
トヨタ系列が主だった青海会場に対し、
こちらは日産系列が多いです。


日産自動車と言えばやはりGT-R。
初代のスカイライン2000GT-Rが発売されてから
今年で丁度50周年ということで、
50周年記念版が展示されていました。
この鮮やかな青色はワンガンブルーという新色だそうです。
真夜中に首都高で320km/h出しそうな色ですね。


そして、GT-Rと言えばやはりこのテール…
ん?何やら人が車の脇に並んでいるな…
もしかして!


おお!今年はGT-Rにも乗れるのか!
レースだけでなく普段使いでも力を発揮出来る
「新次元マルチパフォーマンス・スーパーカー」
を謳って開発されただけあって、
スーパーカーに有りがちな乗り心地の悪さは感じません。
有りがちな、とか言っておきながら
スーパーカーなんて乗ったことは一度もありませんが。


一時不仲になったとは言え
一応今でもアライアンスを組んでいるので、
ルノーやアルピーヌもささやかながら出展していました。


本田技研工業のブースではF1マシンを展示していました。
現在、日本のメーカーでF1に出場しているのはホンダだけです。
第18戦を終え、現時点での今年度の総合ポイントは
レッドブル・ホンダが3位となっています。


市販車のフラグシップモデルである
NSXも勿論展示されていました。
こちらは乗れないようですね。


有明会場の奥にある南展示棟へ。
あれ?何故R32がここに?
もしや再販でもするつもりか!?
と思ったら、ARで大坂なおみと
記念撮影が撮れるというブースでした。
個人的にはR34の方が好き。


こちらはレクサスのブース。
新型車であるLCコンバーチブルが展示されています。
「コンバーチブル」とは、アメリカ英語で
オープンカーを意味する単語です。


こちらはコンセプトカーのLF-30エレクトリファイド。
2030年代のレクサスの電気自動車像だそうです。
2030年までにガルウィングドアになるのか…


レクサスはアメリカ英語を使っていましたが、
イギリス英語なのがこのマツダ・ロードスター。
これくらいならアカポスでも手が届く…かも?


メルセデスベンツはグッズ販売に力を入れていました。
ザウバーC9のミニカー欲しい!
しかし、2万円弱はキツいな…


最後は南展示棟4階の非自動車会社エリアへ。
ここに今回の最大のお目当てがあります。


それがこの日本スーパーカー協会のブース。
これまで東京モーターショーには個人所有の車は出せず、
スーパーカー好きの個人の集まりである
日本スーパーカー協会は出展出来なかったのですが、
今回からその規制が緩和された為、
初参加が実現したというわけです。
車の格好良さを伝えて車離れを防ぐには
スーパーカーはこれ以上無い存在ですからね。


まず目に入ってくるのはフェラーリF50。
F1用のエンジンをほぼそのまま積んだという
中々にイカれた車です。
が、「F1のエンジンを積んだ市販車を作る」という
その概念が先行し過ぎて
とにかく運転し辛い車としても名を馳せてしまいました。


真っ赤なフェラーリF40。
スーパーカーと言ったらまずこれを思い出す人も多いのでは。
多くても数百台しか販売されない
スペチアーレ(イタリア語で「特別」の意)でありながら、
あまりの人気で1,311台も販売されたという伝説の車です。


ポルシェ911GT2RS。
フェラーリ等に比べると販売台数が多く、
半田でもお目に掛かることのあるポルシェですが、
911GT2RSはポルシェの中でも別格で、
価格はフェラーリをも超える3,656万円。
市販車としてニュルブルクリンク最速タイムを記録しています。


ランボルギーニ・ウラカン(青)と
アヴェンタドール(ピンク)。
近年、日本での新車登録台数がフェラーリを上回るなど
最近頓にその存在感を増しているランボルギーニ。
実は元々トラクターを作る会社でした。
都道府県別に見ると、東京都の次にランボルギーニの多い県は
我等が愛知県なのだそうです。
確かに、見栄っ張りの名古屋人受けしそうですね。


アストンマーティンDBSスーパーレッジェーラ・ヴォランテ。
アストンマーティンはイギリスの高級車メーカーで、
映画007のボンドカーとしても有名です。
毎回大破していますが。


ランボルギーニ・ミウラ。
ランボルギーニがフェラーリを倒すべく
初めて世に送り出したスーパーカーです。
ミウラとは三浦…のことではなく、
スペインにある闘牛牧場の名前です。


フェラーリ・ディーノ246。
ランボルギーニのスーパーカー史の始まりがミウラなら、
フェラーリのスポーツカー史の始まりはこの車でしょう。
フェラーリ初のMR車として歴史に名を残した名車です。


他の車にも増してえらくピッカピカに磨かれていると思ったら、
これはワックスメーカーのブースのようです。
車体が汚れていたらスーパーカーが台無しですからねぇ…


テスラ・モデルS。
最近話題の電気自動車専門メーカーです。
電気自動車はガソリン自動車に比べて発熱が遥かに小さいので、
フロントグリルが殆どありませんね。
のっぺりとしています。


ダラーラ・ストラダーレ。
ダラーラはF1マシンやレーシングカーの車体供給をメインとする会社で、
このストラダーレは一昨年に創業45年目にして初めて、
公道を走行できるロードゴーイングカーとして発売されました。


スーパーカー関連のグッズも売っていました。
主にスマホカバーですが。
定期入れだったら欲しかった。


日本スーパーカー協会のブースの隣には
東京オートサロンのブースもありました。
東京オートサロンとは改造車の展示会のことです。
これもまた今回が初出展です。


ギンギラギンになったシボレー・インパラ。
こんなのが駐車場に停まっていたら
絶対近くには駐車したくないですね。
雨の日とか運転出来るのでしょうか。


最後は出展者プレミアムグッズショップへ。
各種ミニカーを始めとして限定グッズも数多く売られています。


限定トミカを買えず欲求不満になっていたので、
トヨタLQの東京モーターショー限定ミニカーを買ってしまいました。
ザウバーC9ほどではなかったけど懐に響きますね…
実車どころかミニカーでこんなことを言っているとは
大学院生の何とひもじいことか。


そんなこんなで、束の間の楽しい夢を見られたモーターショーでした。

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