RESCEUサマースクール第4日目。
8:00、起床。
眠い…
しかし、今日が最終日。
頑張って起きます。
今日は天体シミュレーションの話が主でした。
正午頃にセッションが全て完了し、
サマースクールは無事終了しました。
1人キャンセルが出たことで終了時間が早まったから、
これはもしや…?
乗れたぞ!
角館駅から12:43発JR田沢湖線普通大曲行きに乗車。
今回は本当に乗り継ぎに恵まれています。
今日も今日とて稲穂が実る。
大曲駅で乗り換えです。
大曲駅では田沢湖線と奥羽本線がY字に交わっており、
秋田新幹線はY字の右上の田沢湖線から
Y字の左上の奥羽本線へと直通する為、
日本でここだけの新幹線スイッチバックが見られます。
13:42発JR奥羽本線普通横手行きに乗り換え。
水田はひたすらに続く。
秋田県の車窓にこれ以外の
バリエーションは無いのでしょうか。
14:01、横手駅に到着。
3年振りにやって来ました。
前回来た時はもう少し目立つ位置にあった気がする
奥羽・羽越新幹線建設を求める幟が、
観光案内所の隅っこに隠されていました。
流石に不可能だということに気付いてしまったのでしょうか。
代わりなのか分かりませんが、
ホップの町を推す看板が出来ていました。
ホップは冷涼な気候を好む為、
全国生産量の9割近くを東北地方が占めています。
流石に真っ昼間からビールは飲みませんが、
前回は食べられなかった横手焼きそばを食べます。
横手では「横手焼きそば」とは呼ばず、
単に「肉玉子焼きそば」と言うようです。
豚ひき肉を用いたオイリーなソース焼きそば。
値段もかなり安価で、観光客向けの名物ではなく
地元の中高生が部活帰りにでも食べていそうな雰囲気です。
何故ここまで全国区になったのだろう…
横手焼きそばを食べて満足したので帰ります。
と言うと、横手焼きそばの為だけに
1時間半近く掛けて横手まで来たと思われそうですが、
最大の目的は奥羽本線の乗り潰しです。
15:02発JR奥羽本線普通秋田行きに乗車。
神宮寺駅の手前でポイントがあったかと思うと…
何とレールが3本になりました。
これは三線軌条と呼ばれるもので、
軌間の異なる列車を同じ線路で走らせる為のもの。
ここでは奥羽本線(軌間1,067mm)と
秋田新幹線(軌間1,435mm)が線路を共有しており、
奥羽本線の列車が左と真ん中のレール、
秋田新幹線は左と右のレールを使って走ります。
田沢湖線では在来線の列車を
新幹線に合わせて標準軌仕様にしましたが、
奥羽本線のこの区間は横手方面からの直通列車が多い為、
このような形になっています。
峰吉川駅の先で三線軌条は終了。
複線のように見えますが、
ここは単線の奥羽本線+単線の秋田新幹線です。
15:49、大張野駅に到着。
折角なのでもう少し寄り道します。
これと言って集落も見当たらないのに
何故か現れた大張野駅。
秘境駅に数えられることもある駅です。
改札に近い側の線路は新幹線専用の為、
跨線橋を渡った先にしかホームがありません。
ちょっと不便。
とは言え、列車本数は角館駅と比べても遥かに多く、
秘境駅としては異例のアクセスの良さを誇ります。
秋田駅から18分と通勤・通学圏内だからか
駅前にはまさかの月極駐車場がありました。
立地と雰囲気以外は秘境感はありませんね。
そのギャップがまた良い。
駅前には商店にも見える民家があります。
自動販売機が置かれているので水には困りませんが、
駅にトイレが無いのは残念です。
駅前から延びる坂道沿いに5件ほど民家があった後は
広域農道に交わって林ばかりになります。
食肉工場という看板もあったので、
畜産の盛んな地域なのかも知れません。
奥羽本線で通勤したりするのかな?
いや、普通に車を使うか。
流石は林業の秋田、
この道沿いの林は広葉樹施業展示林なんだそうです。
展示林ってことは、ここの林を見て
「おらが山にも植えてみるべ」
ってなることを想定しているのかな?
道端に熊野神社なる神社がありました。
周囲に何も見当たらないような場所ながら、
鮮やかな朱色の鳥居はピカピカに磨かれていて、
車を停める駐車場まで整備されています。
ただ、どういう神社なのかは
案内が一切無いので分かりません。
社殿も結構立派だな…
ん?
社殿から道路とは反対の方向に向かって
何やら獣道が延びているような…
この先に何かあるんだろうか。
でも、列車の時刻もあるしな…
好奇心には勝てませんでした。
シダの生い茂るスギ林の中を歩いてみます。
最終的に奥羽本線の線路に辿り着いたところで
藪に埋もれて道が消失していました。
うーん、謎だ…
林業用の管理道でしょうか。
謎は解けていませんが、
時間が迫っているので急いで大張野駅に戻ります。
16:38発JR奥羽本線普通秋田行きに乗車。
16:57、秋田駅に到着。
改札窓口の人の名前が「神」で畏れ多かった。
ここでも秋田犬を推していますね。
インスタ映えスポットでしょうか。
県庁所在地の中心駅の真ん前がこの閑散っぷり。
これぞ正に僕の中での秋田県のイメージそのものです。
福島駅や青森駅もまあ大概ですが、
福島県にはいわき市や郡山市、
青森県には八戸市や弘前市といった
県庁所在地以外の中核都市があるのに対し、
秋田県は秋田市一強なのにこれです。
…そんな秋田県が好きですよ。
少し時間があるので秋田市街を散策してみます。
フィギュアスケートのザギトワ選手に贈られてから
秋田犬が世界的に有名になったからか、
秋田犬ステーションなる施設が。
残念ながら今日はお休みのようですが。
中土橋でババヘラアイスを売っていたので買ってみました。
お堀に咲く蓮の花とそっくりです。
お婆さんがヘラを用いて盛り付けることから
その名が付いたババヘラアイスは、
例の如くバナナエッセンスを使った果汁0%のお菓子です。
かき氷はふわふわ、アイスクリームは濃厚が叫ばれる今、
シャリシャリで瑞々しいババヘラアイスは
3つの時代を生き抜いてきた昭和の味がします。
久保田城址にある千秋公園。
ここにも秋田犬ふれあい処がありました。
大ブームですね。
今日の営業はとっくの昔に終了していましたが。
公園内にあった八幡秋田神社。
秋田県の一宮…というわけではないようです。
というか、秋田県の前身である羽後国は
出羽国から羽前国(≒山形県)と共に分離独立した際に
一宮を羽前国の方に取られてしまった為、
全国で唯一、一宮の存在しない都道府県になっています。
久保田城天守閣
…と見せ掛けて御隅櫓。
そもそも、現役時代から天守閣は無かったそうです。
秋田市街も見られたところでそろそろ帰ることにします。
秋田駅前から18:20発秋田中央交通リムジンバス秋田空港行きに乗車。
秋田空港に到着。
空港のレストランで夕食を食べようかと思っていたのですが、
想像以上に空港価格だったので止めました。
流石に親子丼1,880円は高い…
20:00発NH410便に搭乗。
羽田国際空港を経由して北松戸へと帰りました。
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