立山登山第3日目。
今日は外界でのんびりです。
7:30、起床。
昨日一昨日もこれくらいの天気だったら…
部屋に付いていた温泉に浸かり、
朝食を食べてから9:30発のシャトルバスに乗って立山駅へ。
立山駅に戻ってきました。
さて、今日は何をしようか…
下山翌日に出社は辛いというITの要望により、
今日は一日外界で富山観光です。
でも、富山県の観光で検索しても立山と黒部しか出てこない…
ならばその立山を観光します。
10:00発称名滝探勝バス称名滝行きに乗車。
10:15、称名滝バス停に到着。
ここからは徒歩で観瀑台に向かいます。
所要時間は資料によって25~45分と幅があります。
ロシア人観光客も居たりと国際色豊かです。
大日岳への登山口。
大日岳は富山湾を一望できて眺望が良さそうです。
これもいつか登りたいな…
ただ、ここから入山すると登りがとにかくキツそうですが。
水飛沫が舞ってきました。
おお、これは大迫力!
滝壺を全て見られる位置までは近付けないのですが、
それでも瀑流による水飛沫と風圧が凄いです。
カメラが壊れそう。
流石は日本一の落差350mですね。
岩屋の中にはこの断崖絶壁の称名滝を登る者も居るとか。
ただ、この称名川は見た目通り日本でも屈指の難易度を誇り、
単独行での完全遡行を果たしたのはたった1人だけだとか。
この滝を登ろうなんて正気の沙汰ではないですね。
辺りにはトンボが沢山飛んでいます。
某P会民なら歓喜したのでしょうか。
最近トンボをあまり見掛けなくなったな…
バス停から称名滝までは往復で徒歩50~90分。
だというのに、10:15着のバスの折り返し便が行った後は
11:10発(55分後)が出ると13:05発(2時間50分後)まで空きます。
使わせる気はあるんですかね?
時間があるので少し川を下ってみます。
称名川第二発電所。
世界でも稀に見る急流が集う立山黒部は
電源開発や砂防工事の聖地です。
発電所の対岸辺りにあるのが悪城の壁。
その高さ実に500m。
名前の通り城壁のような岩壁が連なる姿は圧巻です。
冬期の雪崩によって岩が削られ、
このような景観が作られたのだそうです。
この硬そうな巨岩をここまで削る雪崩の力とは…
今日は曇りで天気も良くて暑いので、
称名川に入ってみました。
冷たい!
足を浸けると痛いほどの冷たさです。
登山で傷んだ足には効きますね。
川遊びしてもまだ時間が残っていたので、
バス停のすぐ近くにあった資料館へ。
立山の模型があったので今回の山行の経路を表示してみました。
この橙色の線を時計回りに1周しました。
こちらは称名滝の模型。
瀑流落差って何なのだろう…
検索しても称名滝しか出てきません。
まさか称名滝が日本一の落差を謳う為の数合わせでは…
しかも、誤字で「爆」流になっているし。
まあ、何にせよ素晴らしい滝ではあります。
称名川を満喫したら、13:05発のバスで戻ります。
立山駅から13:39発富山地方鉄道立山線
普通電鉄富山行きに乗車。
富山大に居るMT(元・旭丘弦楽部)に会いにいきます。
直通列車だから後はもう寝ていれば着く…
筈なのに、有峰口駅から一向に動かないではありませんか。
何かがおかしい…
何と、暑さの為にこの先の線路に不具合が生じ、
保線を待たねば運転再開できないとのこと。
確かにそんな涼しい日ではないけど、
猛暑なんて気温じゃないぞ!
こんな調子じゃ8月なんて丸々運休では…
それはそうと、レールの不具合が運転見合わせの原因となると、
これはすぐには復旧しそうにないな…
立山駅から後続の列車がやってきてしまったので、
僕等が立山駅から乗ってきた列車は
浦賀サイドターンならぬ岩峅寺サイドターンで
立山駅へと戻っていきました。
MTに助けを求め、車で迎えにきてもらうことに。
取り敢えず、足が確保されたので
MTが来るまで少し辺りを散策します。
有峰口駅の駅舎の上には「小見驛」という謎の駅名が掲げられていますね。
これは開業時から昭和45年まで使われていた旧駅名のようです。
「有峰口」の名は有峰湖の最寄駅であったことから
名鉄の急行北アルプスの乗り入れを前に改称したそうで、
今でも有峰湖への路線バスが出ています。
但し、季節運行の上最大でも日に4往復しかありませんが。
乗用車1台がやっとの細い駅前通り。
中央線のように見えるのは排水溝です。
有峰湖へと向かうバスの停まるバス停。
駅前の道をアンダーパスする細い道にあります。
何故この田舎の一集落でこんな立体交差を…
珍しい乾電池の自動販売機。
単4電池2本で120円も取るのか…
最早ポケベルは疎かマンガン電池さえ入手困難なこの令和元年では
却ってお買い得なのかも知れませんが。
古過ぎて液漏れしてそうだけど。
それにしても、昭和のまま時が止まってしまったかのような…
電信柱を流用したのか
高過ぎる鳥居の神社がありました。
村社でしょうか。
小見白山神社。
本殿は固く閉ざされていました。
有峰口駅に戻ってMTを待ちます。
1時間ほど経った15時過ぎにやって来てくれましたが、
その頃になっても運行再開の目処は一切立っていないようでした。
MTが来てくれて本当に助かったな…
昼食とも夕食とも付かない時間ですが、
MTお薦めの回転寿司へ。
生サバという珍しいネタも食べてみました。
やはり北陸は海鮮が美味しい!
お寿司の後は喫茶店で駄弁ってから富山空港へ。
束の間の再開ではありましたがMTに御礼を言い、
19:45発ANA322便に乗って東京へと戻りました。
残念ながら、初の北アルプスにして剱岳登頂とはなりませんでした。
近代日本に於いて最後まで空白地帯だった剱岳は
やはりそう簡単にその頂を踏ませてはくれないか…
しかし、状況判断力やメンタルトレーニングという意味では
非常に実り多い山行であったとも言えるでしょう。
幸い、ITもリベンジに燃えているようなので、
この山行を糧として次こそは剱岳に登頂したいです。
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