今日は海の日。
久し振りに日本に帰ってきたから、
和の海を感じに行きたいなぁ…
ということで、ふらりと島へ行ってみることにしました。
5:32、起床。
こんなに早くなくても良かったんだけど…
時差ボケでしょうか。
北松戸駅から7:00発JR常磐線各停成城学園前行きに乗り、
松戸駅で7:06発JR常磐線快速上野行きに乗り換え、
上野駅で7:29発JR上野東京ライン普通小田原行きに乗り換え、
東京駅で7:42発JR東海道本線普通熱海行きに乗り換え、
熱海駅で9:40発伊豆箱根バス後楽園行きに乗り換え、
9:50、熱海港に到着。
10:00発初島航路イルドバカンス3世号に乗船。
生憎雨がぱらつく天気ですが、
思ったよりも多くの人が乗っています。
沖から見た熱海。
こう見ると想像以上にホテルが林立していますね。
嘗てはそのくらい慰安旅行の需要があったのでしょうか。
11:29、初島に到着。
静岡県唯一の有人離島、初島です!
離島という言葉のイメージとはかけ離れたほど賑わっていますが。
愛知県で言うところの日間賀島みたいな感じでしょうか?
何はともあれ、まずは昼食です。
初島は房総半島にもそこそこ近いからか
アジのなめろう丼がありました。
なめろうと海苔の相性が抜群です。
昼食を終えたら散策。
大半の観光客は沿岸部を時計回りに歩いていきますが、
まずは人が殆ど居ない内陸部を目指してみます。
やって来たのは初島灯台です。
島の性質上、灯台は海岸沿いではなくて
中央の一番標高の高い位置に立っています。
そして、驚くべきことにこれは登れる灯台です。
…これを目当てに初島に来たという面が多分にありますが。
ただ、登ったからといって
島の全てが見渡せるわけではないですね。
南東にはリゾート感のあるヴィラが。
しかし、そんなものは本来おまけに過ぎなくて、
天気が良い日ならこの方角には…
遥か三宅島までの伊豆諸島が見渡せるそうです。
新島の右にあるはずの式根島が描かれていないのは
小さいから省略されているのか、
標高が低くて見えないからなのか。
次は灯台を降りて海岸を目指します。
ここも観光客は全く居ませんね。
海岸に出ました。
かなり巨大な石が散乱していて海水浴には向かなさそうです。
地元の子供達は第二漁港の傍で遊んでいました。
周囲360°海に囲まれているのに
案外泳げる場所が少ないのは離島あるあるですね。
初島港を過ぎて今度は観光客の多い東海岸へと向かいます。
そんな中で全く無視されているこれは点燈記念碑。
初島は長らく電気が通じておらず、
本土から海底ケーブルが引かれて送電が始まったのは
実に昭和42年になってからでした。
静岡県の中でも最も遅い部類に入るでしょう。
そんなことは観光客にとってはどうでも良いのですが。
一方でこちらはとても一般受けするオブジェです。
イカの形をした公衆トイレですね。
イカ臭いということはない…はず。
このまま海岸線を歩いていくと
先程灯台の上から見えていたヴィラを初めとした
リゾート施設があるのですが、
もう帰りの船が出るまでにそんなに時間が無いのと、
入場料が高いので踵を返しました。
リゾート施設を本当に楽しむなら
のんびり1泊はした方が良さそうですね。
14:50発初島航路イルドバカンスプレミア号に乗船。
というわけで熱海駅まで戻ってきました。
最大の目的は初島でしたが、
初島だけで帰るのは勿体無いので熱海も観光します。
賑わっていたイチゴスイーツのお店。
一時は寂れた慰安旅行先のイメージが付いていた熱海ですが、
現在は若者向けのお店も増えて
俄に活気を取り戻しています。
が、そこで敢えて昔ながらのものを求めて
隣駅の来宮駅に来てみました。
熱海で最も大きい神社の一つである来宮神社です。
710年から続く由緒正しい神社だとか。
が、ここも熱海ということで、
自撮り用のカメラ台があるなど
現代観光用の設備も整っています。
神社仏閣はある意味日本最古の観光地とも言えるので、
案外こういう流行には敏感ですね。
しかし、境内はちゃんと厳かな雰囲気です。
本殿の前では宮神輿渡御が行われていました。
後から知ったことですが、
今日7月15日は1309年前に漁師の網に木像が引っ掛かり
この地に神社を建立するようお告げをした日だそうで、
毎年例大祭が催されているそうです。
そう言えば、熱海駅前にも神輿が居たな…
何やら排水溝みたいになっている
竹林の小径で本殿の裏に回ります。
巨大な楠が鎮座していました。
来宮神社の御神木です。
そもそも、来宮(きのみや)という名前自体が
「木の宮」から来ているくらいなので、
この大楠が神社の本体だと言えるでしょう。
オーラを感じますね(語彙力不足)
参集殿にあった説明に拠ると、
日本で2番目、本州で1番大きな楠だとか。
ちなみに、日本一の方は蒲生八幡神社の御神木のようです。
神社間で御神木マウントとかあったりするんだろうか。
参集殿というのは本殿の脇にあるこの施設です。
土産物の販売は元より、
資料館や果ては喫茶店まで併設されています。
しかも、普通にセンスが良い。
観光都市では神社もイケイケですね。
こんなインスタ用グッズまでありましたが。
令和の時代の神社は
かわらけ投げの代わりにインスタ映えなのでしょうか。
大木を祀る神社がある一方、
熱海らしく温泉を祀る湯前神社もあります。
来宮神社と合わせて参拝しておきます。
でも、何を願えば良いんだろう…
「温泉を掘り当てられますように」とか?
そんな神社の目の前にある
日航亭大湯でひとっ風呂浴びます。
いつの時代も熱海に来たとなったら
何だかんだで温泉は外せません。
いやぁ、気持ち良いなぁ…
帰りたくなくなってしまう。
この後は駅前の寿司屋で相模湾の幸に舌鼓を打ってから、
東海道本線と常磐線を乗り継いで北松戸へ帰りました。
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