メラネシア旅行第10日目。
名残惜しいですがバヌアツを離れます。
5:17、起床。
荷造りを済ませて空港に向かいます。
Pekoa国際空港(ペコア国際空港)に到着。
着いた時は真っ暗で良く分かりませんでしたが、
国際線も発着するとあって立派です。
第二次世界大戦時の米軍が残していった
戦闘機の残骸が展示されていました。
Espiritu Santoにも戦争博物館を造りたいから寄付してね!
と書かれています。
島の色んな場所に散乱しているのでしょうか。
不発弾とか埋まってないよな…
8:00発NF211便に搭乗。
帰りもATR72です。
さらば、Espiritu Santoよ…!
火の島Tanna(タンナ島)とはまた違う水の島だった…
8:56、Bauerfield国際空港(バウアフィールド国際空港)に到着。
ここで飛行機を乗り継ぐのですが、
7時間以上時間があります。
ということで、3日前に頼んでおいたタクシーで
半日Efate(エファテ島)を巡ることにします。
まずやって来たのはTanna Coffee
(タンナコーヒー)の工場兼直売所。
ここでも工場見学をさせてもらえます。
案内してくれたRobert(ロバート)さんは
僕等が日本人と分かると日本語で説明していました。
日本語を勉強するほど日本人観光客は来るんだろうか…
工場併設の喫茶店でアフォガートを注文。
アフォガートって言うかコーヒーフロートでは…?
続いてはMele Cascade(メレ・カスケード)へ。
Efateで最も大きな滝の一つです。
某歩き方情報より入場料が500VT値上がりしてる…
渡渉を繰り返しつつ滝を目指します。
普通ならワイルドだなぁと思うところですが、
昨日Millennium Cave(ミレニアム・ケーブ)を
経験したばかりだと生温く見えます。
それでも最後の方は沢登りになっていますね。
バヌアツの観光地はとにかく体力と
運動神経を求められます。
Mele Cascadeがありました。
20mほどの落差があり、かなりの迫力です。
滝壺で泳ぐこともできました。
滝を満喫したら次へ向かいます。
急坂の途中に何やら立ち往生している車がいて、
運転手さんが駆け寄って助けていました。
3年前のサイクロンの影響か、
殆ど全ての橋が架け替え工事中。
どれも中国資本による工事だとか。
建設費を吊り上げる為に工事を遅らせているんだ!
と運転手が文句を言っていました。
1時間ほど走ってやって来たのは
島の北部にあるNasinu Hot Springs(ナシヌ温泉)。
バヌアツと言えば火山、火山と言えば温泉、
故にバヌアツに来たなら温泉!
という三段論法により運転手さんにお願いしてみました。
Port Vila(ポートビラ)から見て
島の正反対の位置にあたる上に付近の民家も少ない為、
人はかなり少なく貸切状態です。
源泉は50~60℃くらいあってとても浸かれないので、
何個か冷却槽を経て入浴槽へと通じています。
簡素な屋根が設けられているところが入浴用の浴槽です。
40℃くらいでとても良いお湯になっています。
かなり硫黄や鉄の臭いがするので、
腕時計や眼鏡を付けたまま入るのは止めましょう。
いやー、太平洋上の絶海の孤島で温泉に浸かれるとは…
…屋根があっても日射しが強烈なので
露天風呂なのにのぼせてきますが。
それでは、名残惜しいですがそろそろバヌアツを離れます。
朝以来のBauerfield国際空港に戻ってきました。
国際線の出発ロビーはこんなに立派だったんですね。
土産物屋も完備です。
食堂で飲んで美味しかった
Tusker(タスカー)のビールジョッキが売っていたので、
衝動買いしてしまいました。
夕方の時間帯はそこそこ頻繁に
旅客機が離発着しているようで、
僕の乗る飛行機は他の機との兼ね合いで遅延しています。
まずはフィジーはNadi(ナンディ)からの
16:05着フィジー航空FJ263便が到着して…
時刻表上では僕の乗っている飛行機よりも後のはずな
オーストラリアはBrisbane(ブリスベン)行き
16:40発バヌアツ航空NF20便が何故か先に飛び立って…
続いてフィジーはNadi行きの
16:50発フィジー航空FJ262便がやはり先んじて飛び…
最後にソロモン諸島はHoniara(ホニアラ)からの
17:15着ソロモン航空IE702便が到着してから
漸く僕の乗る飛行機の順番になりました。
どうしてこんなに後回しにされたのだろう。
あと、ここってこんなに国際的な空港だったのか…
16:15発NF64便に搭乗。
さらば、バヌアツ共和国よ…!
計画を立てるまでは位置さえ良く知らなかったけど、
素晴らしい自然と素朴な人々に溢れる素敵な国だった…
機内でTusker Beer(タスカービール)の飲み納め。
スッキリ頂けます。
(以降、ヌメア時間UTC+11.0h)
18:21、Nouméa – La Tontouta国際空港
(ヌメア=ラ・トントゥータ国際空港)に到着。
相変わらず着陸の直前まで滑走路の見えない空港です。
それでも、Port Vilaにも増して都会に見える。
さて、ここで実に6時間半も待たねばなりません。
だったら一度市街地に出れば良いのでは?
と思うかも知れませんが、
1週間前に経験した通り市街地までは50km以上もあり、
タクシー代が馬鹿になりません。
しかし、出発便が全く無い所為で空港は閑散としているし、
とにかく暇だなぁ…
まともな食堂すら無いし…
というわけで空港の外に歩いて出てみました。
暗いですね…
当然と言うべきかお店は悉くしまっています。
30分ほど歩いてみましたが、
開いているお店はこのピザ屋1軒だけで、
しかも地元民で盛り上がっていたので
踏み入り辛くて断念しました。
道すがら見付けた謎の石碑。
この形は…翼?
どうやら1932年に初めて空路で
Paris(パリ)-Nouméa(ヌメア)間を移動した
偉業を讃える記念碑のようですね。
3/9から4/5って1ヶ月近くも掛かったのか…
フランス本土から見て殆ど対蹠点に位置するニューカレドニアは、
数あるフランス海外領土の中でも
特に遠い僻地という扱いを受けているようですね。
特に何の戦利品も無く帰還。
後は大人しく待ちます。
流石に3時間前くらいになれば
チェックイン出来るようになるだろう…
と踏んでいたのですが、
実際には成田便の乗客がターミナルにごった返す
出発まで1時間を切った時刻にならないと始まりませんでした。
0:50発でその前には7時間も出発便は無いというのに、
何故こんなギリギリにしか開けないのか。
その所為で案の定遅延しているし…
0:50発SB800便に搭乗。
それでは、帰ります。
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