(無題)

メラネシア旅行第8日目。
Espiritu Santo(エスピリトゥ・サント島)巡りその1です。


6:51、起床。
久し振りに海沿いでない朝を迎えました。
朝食を済ませ、ツアーに申し込みます。
Luganville(ルーガンビル)には
Aore(アオレ島)やTutuba(ツツバ島)という小島があり、
そこへ出掛けるツアーなども催行されていますが、
今日はEspiritu Santo本島の美しい水辺を巡ります。


すぐにやって来た車で出掛けます。
まずはLuganvilleの町で郵便局に向かい、
Efate(エファテ島)で出し損ねた
絵手紙を投函しておきました。
この町がPort Vila(ポートビラ)に次ぐ
バヌアツ第二の都市です。
バヌアツの大阪ですね。


まずやって来たのはNanda Blue Hole(ナンダ・ブルーホール)。
別名、Jackie’s Blue Hole(ジャッキーズ・ブルーホール)です。
バヌアツ最大の島Espiritu Santoには
淡水の湧き出るブルーホールが幾つもあり、
ここはその中でもホテルの人が
特にオススメしていた場所です。


おお、何という青さ!
十二湖の青池もかなり驚きましたが、それ以上です。


そして、ここの凄いところは
何とこの中に入って泳げるというところ。
日本なら絶対に許されないことでしょう。
自然は肌で感じるのがバヌアツ式。
20m先も見える抜群の透明度で、
水底に生える藻の深緑との対比が
得も言われぬほど綺麗でした。
防水カメラを買って来なかったことを激しく後悔。
あまりに綺麗過ぎるからか魚は多くないですが、
水流で巻き上げられる砂や藻を目当てに
10匹弱の中型魚の群れが追泳してきます。


Nanda Blue Holeを堪能したら北上します。
実に立派な舗装路ですね。


やって来たのはPort Olry(ポート・オルリー)。
Espiritu Santoの最北東端に位置する砂浜です。


Espiritu Santoには北東部に2つの有名な海水浴場があり、
もう一つはChampagne Beach(シャンパーニュ・ビーチ)と言うのですが、
こちらの方がより鄙びた感じだという話を聞いて即決しました。
他の観光客は全然居ません。
非常に遠浅の浜で、細かい砂が巻き上げられて
海水がターコイズブルーになっています。
透明度は低いのですが、だからなのか
ウミガメが何匹もいました。
まあ、見付けたのはガイドさんで遠過ぎて全然視認出来ませんでしたが。


地元の人が昔ながらの手漕ぎ舟で繰り出していきました。
今夜の食料を獲りに行くのでしょうか。


Port Olryを望む食堂で昼食。
日本では絶滅危惧種に指定されている為、
まず食べることの出来ないヤシガニです。
カニと言いつつ実際はヤドカリの仲間なのですが、
カニ以上にしっかりした身と濃厚な味で非常に美味しいです。
これは絶滅危惧種になってしまうのも頷けるな…


昼食を終えたら南部に戻ります。
えらく背の高い椰子が林立していますね。


どうやらここは牧場のようです。
出荷される牛達ともすれ違いました。


もう一つブルーホールを巡ってみたいのですが、
中々見付かりません。
Nanda Blue Hole以外はあまり有名じゃないのかな…
看板を頼りに森に分け入ります。


ありました!
Riri Blue Hole(リリ・ブルーホール)です。
森の中にひっそりと佇むブルーホール。
他には誰も観光客が居らず、辺りは静まり返っています。


波一つ立っておらず、
陸上からでも水中の様子が手に取るように分かります。


ここも遊泳可なので勿論泳ぎます。
日が陰ったからなのかかなり水が冷たいです。
また、Nanda Blue Holeより海に近いので
満ち潮で逆流してきた海水が層を作っており、
ごく僅かに潮の流れを感じます。


あまりに美し過ぎて吸い込まれそうな妖しさだ…
嘗ては桟橋などもあり賑わっていたそうですが、
桟橋は崩壊して水底に沈んでいます。
それがまた幻想的。


海からカヌーで遡上してくるツアーもあるとか。
それも面白そうですね。
実に美しいEspiritu Santoを満喫出来て大満足です。


夕食はバヌアツ牛のステーキ。
あの牧場の牛達でしょうか。

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