メラネシア旅行第3日目。
ニューカレドニアを離れます。
6:30、起床。
昨夜は20時頃に寝落ちしてしまいました。
そんなに疲れていたつもりはなかったけど…
実は今回のメインはニューカレドニアではないので、
ニューカレドニア観光は今日で終わりです。
半日で何処か行けるツアーは無いかと探しましたが、
Grand Terre(グランド・テール島)が予想以上に大きく、
Nouméa(ヌメア)の外に出ると
とても半日では戻って来られないことが分かったので、
宿で自転車を借りて市内観光することにしました。
海沿いの景勝路を走ります。
潮風が心地良いです。
Baie des Citrons(シトロン湾)。
名前からして爽やかです。
ここでシトロンのソルベなんか食べたら最高だろうな…
Nouméaの中心部、
Centre Ville(サントル・ヴィル)に着きました。
中々に栄えています。
スーパーマーケットも充実の品揃え。
フランス領だけあってCarrefour(カルフール)系列です。
離島なので野菜はお高めですが。
フランスに欠かせないバゲットも勿論あります。
でも、床に近過ぎて衛生面がちょっと不安…
ガチ島国あるあるの一つ、
「切手の売り上げが貴重な外貨獲得手段」。
ニューカレドニアはニッケル鉱業や観光業も盛んなので
切手の重要性はそこまででもありませんが、
それでも定番土産として切手が紹介されています。
ウミガメなど南国な雰囲気の切手が多いです。
ニューカレドニアは別荘地としても人気があり、
73m2のこのオーシャンビューの部屋は
月13.5万円で借りられるそうです。
お金に余裕のある人は是非。
Centre Villeは商業地区なので
観光スポットのようなものはあまりありませんが、
その中で有名なのがCathédrale Saint Joseph(聖ジョセフ大聖堂)。
1887年から10年を費やして建てられたという
立派なカトリック教会です。
フランスの植民地だったということで
ニューカレドニアは人口の6割がカトリックです。
嘗て軍事司令官所だったという建物。
第二次世界大戦中、ニューカレドニアは
米軍の拠点の一つになっており、
その時の遺構なども残されています。
この建物は現在では政府機関の庁舎として使われているようです。
そして、その裏手にあるのがColline de la F.O.L(F.O.Lの丘)。
Centre Villeを見下ろせる展望台(?)です。
“INTERDIT AU PUBLIC POUR VOTRE SÉCURITÉ”
(安全上の理由から一般人立入禁止)
と書かれていますが、
写真に写っていない左右の閉鎖はガバガバだし、
そもそも奥に普通に人が居るし、
フランス語が読めませんでしたということで入ります。
旅行本にも載っているくらいだし…
名前になっているF.O.Lが一体何の略語なのかは謎ですが、
恐らくこの廃墟を指しているであろうことは想像に難くありません。
ちなみに、フランス語には略語ではない“fol”という単語も存在し、
「狂人」を意味する名詞“fou”の
男性第二形(但し、殆ど死語)だとか。
だからなのかは分かりませんが、
狂ったように壁が落書きで埋め尽くされていますね。
そして、これがイカれた丘からの景色。
中々綺麗です。
ただ、結構藪や梢が邪魔なので
背伸びしないと良く見えません。
それでは、そろそろAnse Vata(アンスバタ)に戻ります。
坂がキツい…
中間地点のBaie des Citronsまで来ました。
そう言えば、お昼ご飯をまだ食べていなかった…
御誂え向きの場所にショッピングモールがあったので、
ここで昼食にしましょう。
透き通った海を見ながらの海鮮は実に贅沢ですね。
しかし、この陽気だとあれも食べたくなるな…
ショッピングモールならあったりするかな?
あった!
シトロンのソルベです!
最高ですね。
今朝思い描いていた理想の形が実現されました。
Anse Vataに戻ってもまだ若干時間があったので、
僕一人でもう少しサイクリングしてみることに。
典型的なラトソルですね。
Pierre Vernier Promenade(ピエール・ヴェルニエ通り)で
Nouméaの最南端まで来ました。
ここからウィンドサーフィンに出たり出来るそうです。
ニューカレドニアはオマケくらいのつもりで
時間も殆ど取っていなかったけど、
ここもまたちゃんと巡ってみたいな…
それでは、ホテルからタクシーに乗って空港へと向かいます。
着いた時は深夜だったのでバスの中で爆睡して
今一つ良く分かっていませんでしたが、
元々太平洋戦争中に米軍によって造られた基地が始まりの空港なので、
市街地からは50km以上も離れていて凄く遠いです。
気を付けましょう。
が、予想以上に時間が掛かるのを恐れ過ぎて
僕等は逆に早く着き過ぎてしまったようです。
Nouméa – La Tontouta国際空港
(ヌメア=ラ・トントゥータ国際空港)に到着。
携帯電話やカメラの充電でもしておこうかと思いましたが、
充電ブースは現地の人で埋まっていました。
人力なんだな…
ニューカレドニアの夕暮れ。
暫しこの地とお別れです。
18:30発NF65便に搭乗。
およそ国際線とは思えぬ72人乗りのATR72です。
(以降、ポートビラ時間UTC+11.0h)
20:25、Bauerfield国際空港
(バウアフィールド国際空港)に到着。
やって来ました!
今回の旅の最大の目的地、バヌアツ共和国です!
そもそも名前すら聞いたことがない人も多いのでは。
2015年のCyclone Pam(サイクロン・パム)によって
文字通り潰滅的な被害を受けたという報道で
耳にしたことを覚えている人が少し居るくらいでしょうか。
実は、僕も今回の連休で何処へ行くか
文献を読み漁っている時に偶々見付けて一目惚れした感じです。
Nouméa – La Tontouta国際空港にも況して
小さく閑散とした国際空港です。
まだ21時なのにお店が全然営業していないな…
送迎の車に乗って宿へ。
首都だというのにこの暗さです。
期待が膨らみますね。
取り敢えず、今日はもう何も出来ないので寝ます。
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