(無題)

志摩旅行第2日目。

7:08、起床。
朝食を済ませて出発します。
今日は昨日と違って晴天です。


まずやって来たのは大王崎。
4年前の元旦に訪れた懐かしの地です。
今日もあの時と同じく風が強いです。


でも、こんなに野良猫が多かったっけ?
愛犬は気圧されてへっぴり腰です。


そして、勿論今回も大王埼灯台を上ります。
日本の灯台150周年を記念して去年の10月1日から
のぼれる灯台スタンプラリーが始まったそうなので、
御朱印帳宜しくやってみることにしました。
これまで既に16基中8基上っているのに
それがノーカウントになるのは少し悔しいですが。
っていうか、尻屋崎灯台もあの2ヶ月後に
上れるようになっていたのか…


うおぉ、風が強い!
台風でも来ているのかというレベルの暴風です。


続いては志摩半島の先端にある御座岬へ。
ここだけ情報がやけに少なく、
どのくらいまで先に行けるのか未知数でしたが、
細い細いコンクリート舗装の急坂の果てに
らしき道が延びていたので愛犬と進んでみます。
かなりきちんと整備されているし、
電線も通されているし、
少なくとも灯台はありそうだけど…


頂上に神社がありました。
付近を航行する船の安全を願っているのでしょうか。


御座岬灯台に到着。
ここは純粋に業務用(?)の灯台なので、
展望などは特にありません。


さて、お次は英虞湾クルーズといきます。
賢島港から出ているクルーズ船に乗るのが一般的ですが、
もっと生の英虞湾を肌で感じられる方法があるのです。
ということで、地図にもまともに載っていない和具浦港へ。


11:10発あご湾定期船賢島~和具航路に乗船。
犬もケージに入れれば乗れるそうです。


英虞湾の美しいリアス式海岸の中を進みます。
船の屋上にも露天席がありますが、
完全な内海だというのに今日はとんでもなく風が強くて
屋上でも波飛沫が飛んできます。


11:20、間崎島に到着。
本土と架橋されている賢島を除けば、
英虞湾で唯一の有人島です。


潮風を感じる愛犬。
まるで盛夏みたいな画です。


そんな貝殻だらけの岩に裸足で乗って痛くないんだろうか…


真珠養殖で世界的にも有名な英虞湾とあって
間崎島でも真珠が養殖されています。
1950年代には伊勢税務署管内の長者番付で
上位10位までを独占したという伝説が語り継がれるほど
一時は栄華を極めていましたが、
現在では見る影もありません。


沖島にもあった消防艇じゃないか!
結構色んなところにあるものなんですね。
ただ、消火用の放水機の類が見当たらないような…


人口が70人を切るような島ですが、
何と簡易郵便局がありました。
間崎簡易郵便局です。
しかも、よりによってこんな奥まった場所に…


郵便局のある集落中心部は
細過ぎるからなのかGoogleマップには道が一切載っていません。
国土地理院の地図には載っていますが、
毛細血管みたいになっていて良く分かりません。


何とか島で唯一車の通れる大通りまで出ました。
この道は間崎島の全盛期に本土への架橋を目指して
島民がお金を出し合って自力で整備したそうですが、
観光客が押し寄せてまうやろ!
と島民の反対多数で架橋計画は中止されたとか。
…というこのWikipediaの記述だと若干混乱しますが、
架橋推進派(島民の5割未満)が自費で道路を建設して、
架橋反対派(島民の5割以上)が最終的には
架橋を阻止したということなのでしょうか。


旧・志摩市立和具小学校間崎分校。
平成18年に最後の生徒である2人の兄妹が卒業し、
125年の歴史に幕を下ろしました。


林業用のようにも見える東屋。
しかし、こんな狭い島でよりにもよって林業…?
茸でも作っているのかな?


ものの15分足らずで島の東端に到着。
風が強いです。


そろそろ船の時刻が迫ってきたので港へと戻ります。


12:50発あご湾定期船賢島~和具航路に乗船。


和具浦港に戻ってきて
港の目の前にあった食堂で昼食。
穴子丼です。
天然物だそうで、獲れなかった日は休業するとか。
ぷりぷりで美味しい!


お次は安乗埼灯台へ。
実はここも登れます。
志摩半島には2基も登れる灯台があるのです。
今朝手に入れたばかりのスタンプ帳を埋めます。


灯台の上から望む的矢湾。
実は風が強くてそれどころではないのですが。


折角なのでそのままパールロードで
リアス式海岸を望みながら帰ります。
美しいですね。


そして、最後の最後に一つだけ寄り道。
JR東海唯一の臨時駅、池の浦シーサイド駅です。
結局、去年も一切列車が停まることはなく、
最早事実上の廃駅と化しています。
これが見納めにならなければ良い
と思いつつも、見納めになりそうな気がしたので寄ったわけですが。
(実際、この翌年の3/14に正式廃止されてしまいました。)


そんなこんなで厄年の誕生日を祓う旅が無事終わりました。
これで厄を振り払って今年も良い年にしていきたいですね。

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