(無題)

夏の学校で使うホテルで宿泊し、起床。
打ち合わせは昨日殆どやってしまったので、
今日はごく簡単な確認だけを済ませて下見終了。
10時半には豊橋駅に着いてしまいました。
えらく早く終わったな…
ちょっと暇です。


夏の学校当日は忙殺されそうな気がするので、
今のうちに豊橋近辺を回っておきます。
駅前電停から豊橋鉄道東田本線赤岩口行きに乗車。


車社会、というか車帝国の愛知県ですが、
豊橋市にだけは路面電車が残っています。
路面電車は市営のものが多いので
良く「市電」と呼ばれますが、
この豊橋鉄道は純粋な民営鉄道です。
車帝国の自治体がお車様の邪魔になる路面電車を
走らせるわけにはいかないということでしょうか。
岐阜市の路面電車は岐阜市議会に潰されました。


競輪場前電停から単線になります。
終点手前で単線になるのが東海地方の私鉄の定めか。


赤岩口電停に到着。


乗り潰しだけでは面白くないし、
豊橋の観光マップを寄越せという無理難題
要望が参加者から寄せられていると聞いたので、
事務局長として豊橋市の観光地を探ってみます。


やって来たのは葦毛湿原。
地図で名前を見付けたのですが、
豊橋に湿原のイメージが一切無いので
気になって来てみました。
豊橋の湿原とは一体…


…湿原?
どの辺が湿っているんですかね…
どうやら、森林化を防ぐ植生回復作業中で
このような荒れ果てた姿になっているようです。
緑化を食い止めようとしている鳥取砂丘と言い、
日本の森林は強過ぎでは。
何にせよ、これを観光地として夏の学校で紹介したら
アンケートでボロクソに叩かれるのは必至ですね…


気を取り直してもう一つのスポットまで歩いて来ました。
豊橋鉄道東田本線の支線が井原電停から分岐する地点。
交差点を通過する軽自動車と比較して、
カーブが小さ過ぎる気がしませんか?
ここは日本の鉄道路線に於いて最も急な半径11mのカーブなのです。


車両が実際に通過するとこんな感じ。
このモ780形は全長が14.53mあるので、
それよりも小さい半径のカーブということです。
あまりの急カーブの為、後ろの車輪は車体からはみ出してしまっています。
このように、急カーブを通過する為に
前後の車輪がそれぞれ独立に動くタイプの車両をボギー車と言います。
新型の超低床電車は床面を低くする為にボギー車ではなくなっているので、
ここに乗り入れることはできません。


運動公園前電停から豊橋鉄道東田本線駅前行きに乗車。


件の急カーブを通過している図。
脱線しているのかと見紛うほど曲がっていますね。
豊橋駅で13:50発JR東海道本線新快速大垣行きに乗り換え。


14:01、蒲郡駅に到着。
豊橋に観光スポットを求めるのは諦めて市外へ…
というわけでもなく、僕の中での7年来の蟠りを解きに来ました。


名鉄蒲郡線です。
乗り潰しなんて概念を持っていない純真な少年だった7年前
末端区間だけ乗り残していたのです。
これ、名鉄の切符売り場なのですが、
名鉄蒲郡線に乗せる気はあるんですかね…
豊橋には温泉が無いと文句を言っている院生が一定数居るようだから、
西浦温泉に誘導して名鉄蒲郡線の活性化を図った方が良いだろうか。


14:11発名鉄蒲郡線普通吉良吉田行きに乗り換え。
平日の昼間ですが、意外と乗客が乗っています。


もう鯉幟がはためいていますね。
気の早い。


14:23、こどもの国駅に到着。
これで名鉄蒲郡線は完乗しました。
7年前から変わらず名鉄全駅の中で最低の利用者数を誇っていますが、
今回は老夫婦が乗っていました。


14:44発名鉄蒲郡線普通蒲郡行きに乗車。


14:58、蒲郡競艇場前駅に到着。
名鉄蒲郡線随一の観光スポットではありますが、
夏の学校中に競艇場なんか行かせたら大問題です。
この橋上駅は跨線橋として通学路に指定しているんですね。


ここからはJR東海道本線と名鉄河和線を乗り継いで
実家へと帰りました。
折角なのでちょっと帰省します。

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