(無題)

中米旅行第18日目。

日本時間の7:15に目が覚めたので
それ以降ずっと起きて研究を進めていました。
3時間くらいしか寝ていないのに全然眠くなりません。
日本が恋し過ぎて早くも身体が日本時間になっている。
国際線でこんなに長く起きていたのは初めてなので、
無料の軽食や飲み物を取りまくっていました。

(以降、日本時間UTC+9.0h)

15:12、成田国際空港に到着。
色々ありましたが、何とか日本まで辿り着きました。
この時間帯の成田国際空港ってこんなに混んでるのか…
荷物を受け取り、下宿へ直行…


する前に最後の寄り道。
松戸駅が定期券内に入ったので
帰り道に新京成電鉄に乗ってみました。
京成津田沼から松戸までを結ぶ路線で、
旧・帝国陸軍鉄道連隊が訓練の為に引いた線路を
京成電鉄に払い下げされて整備された過去があり、
訓練の一環として自動車教習所の如く
ぐねぐねした線形になっています。
特に京成津田沼-新津田沼は急勾配も何も無いのに
ξ字のカーブを描いています。
太陽の位置がくるくる変わって
方向感覚が狂ってしまいそうな路線でした。
そんなこんなで、今回の旅行が終了しました。

日本での中米の前評判と言えば、
麻薬組織の跋扈する世紀末の世界のようなイメージでしたが、
実際には皆が優しくて、
スペイン語を殆ど解さない僕に対しても
根気良く懇切丁寧に色んな事を教えてくれました。
パナマを除けばしつこい客引きも殆ど居らず、
人に対してストレスを感じる事はありませんでした。
メキシコ・グアテマラのマヤ遺跡、
ベリーズの海、キューバの街並み、
先進国が失ってきたものが今も残る様は、
感傷的な気分を起こさせる一方で、
何だかんだで日本は良い方向に発展してきたのだな
とも感じさせました。
日本のトイレ事情は神。

そして、遂に訪れた最先進超大国アメリカは、
次々加算されるメニューに無い追加料金と、
車を持たない者に対して無慈悲な街造りで、
金銭的に完膚無きまでに叩きのめされましたが、
ロシアとはまた違うベクトルでの
桁違いのスケールの大きさは楽しかったです。
あと、個人的に結構嬉しかったのが、
本場アメリカの流暢な英語が聞き取れて
普通に英会話出来た事です。
いつの間にこんな能力が身に付いていたのかと
正直、自分が一番驚いていました。
これまでの旅行経験の積み重ねと、
M1部屋で隣席だったWS(須藤研)との毎日の会話、
それにHM(横山研)とのM1ゼミが
大きかったのだと思います。
言語って楽しい。

修士2年は修士論文も書かねばならぬという事で、
こういう長期旅行はこれで暫く出来なくなるのでしょうが、
体力と時間だけは有り余っている学生の内に
何が何でも行っておきたかった地域、
旧ソ連深部、中南米、アフリカを全て見る事が出来て、
何一つ悔いはありません。
この経験が後々何に活きるのか、
それはまだ定かではありませんが、
これからも未知の世界を求め続けていきたいです。</span

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