中米旅行第5日目。
古代遺跡を求めて飛びます。
4:18、起床。
朝が早いという意識があったからか、
単なる時差ボケに因るものなのか、
夜中に2回目が覚めてしまいました。
タクシーで空港に向かいます。
5日間で4度目のBenito Juárez国際空港
(ベニート・フアレス国際空港)。
全日空、ビバ・アエロブス航空、ボラリス航空と
これまで毎回違う航空会社を利用してきましたが、
今回乗るのはインテルジェット航空です。
オンラインチェックイン出来なかったので
空港のカウンターでチェックインしたら、
物凄い大行列が出来ていました。
こんな朝早くからご苦労な事だ…
僕等が乗った便は物の見事にガラガラでしたが。
しかも、これまでの人生で乗ったエコノミークラスの中で
最も足下のスペースが広いかも知れない。
6:55発4O3614便に搭乗。
スモッグに沈んだCiudad de México
(メキシコシティ)を抜けます。
垂れ込めた雲の下には、
これまでの街とは全く違う
熱帯の様相を呈した地帯が広がっていました。
8:27、Palenque国際空港(パレンケ国際空港)に到着。
熱帯雨林に囲まれた町、Palenque(パレンケ)です。
まずは市街までM$200のタクシーで宿に向かいます。
宿に荷物を置いたら、
気温があまり高くない午前中の内に出掛けます。
小さな町ながら多くの人が出歩いていて活気があります。
このPalenqueはマヤ文明の遺跡で有名な町。
遺跡は町から8kmほど離れたジャングルの中にあるので、
町の一角から出るミニバスに乗り込みます。
地球の歩き方では運賃M$22となっていましたが、
何故か値下がりしてM$20になっていました。
釣り銭の用意が面倒になったのでしょうか。
遺跡目指してジャングルを走ります。
意外にもミニバスには地元客も多く乗り込んできます。
遺跡で商売をやりに行くのかな?
沿道にはサイクリングロードも整備されているけど、
こんな蒸し暑くて起伏も激しい熱帯雨林を
自転車で走る物好きは居るんだろうか。
自然保護区の入域料を車内で払い、
Palenque Ruinas(パレンケ遺跡)の入口に到着。
ここで遺跡の入場料を払います。
まさかの竹が生えている熱帯雨林を進みます。
竹があると安心感がありますね。
入口から最も近い位置にある
Templo XIII y Tumba de la Reina Roja
(第13神殿及び赤い女王の墓)。
おお、これぞマヤの遺跡!
Tumba de la Reina Rojaは
このTemplo de la Calavera(頭蓋骨の神殿)の中らしいので
入ってみます。
蒸し暑い外と違って
ひんやりした空気が漂っています。
棺桶らしきものもありました。
Templo de la Calaveraに隣接した
Templo de las Inscripciones(碑文の神殿)。
一体何が記されているのでしょうか。
Palenque Ruinasの中央に鎮座するのは
その名もEl Palacio(宮殿)。
この遺跡群の中で最も立派な建造物の為、
王が住んでいたのではないかと目されています。
中に入ってみます。
Palenque Ruinasの中では最大と言っても、
サッカー場1面分もないくらいの大きさなので
迷って出られなくなる事はないと思います。
大きくはないものの水洗トイレもあったそうで、
マヤ文明の技術の高さが窺えます。
El Palacioの前には土産物屋が大勢居ます。
蒸し暑いからかあまりやる気はありませんが。
これは三猿!?
日光だけじゃなくてメキシコにもあったのか!
日本語だと見ザル言わザル聞かザルって洒落になってるけど、
マヤの言葉かスペイン語でもそうなるのかな?
Grupo XV(第15群)。
色んな建造物が集まっているエリアです。
ナンバリングは謎。
神殿の壁には壁画が描かれています。
左右に描かれた四角い絵文字みたいな模様は
一体何を表しているのでしょうか。
ヒエログリフみたいな文字なのかな?
Templo del Sol(太陽の神殿)。
ここにも壁画が描かれていました。
Templo de la Cruz(十字の神殿)。
この辺りで最も高い神殿です。
上に上って辺りを見回してみます。
サツキとメイの家を思い起こさせる神殿もありました。
まっくろくろすけが大発生していそうですね。
小高い丘の上にあるように見えますが、
丘のように見えるのは土に埋れたピラミッドだそうです。
Templo de la Cruzの上から俯瞰したGrupo XV。
良くぞこれだけのものをこの熱帯雨林の中に造ったものだ。
Grupo Norte(北群)。
こちらはGrupo XVに比べると人が少なめです。
あまりに暑いのでGrupo Norteの神殿で一休み。
もっと水を持ってくるべきだったな…
いや、でもそれはそれで歩き回る時に重いか…
遺跡巡りはもっと朝早くからやった方が良いのかも知れませんね。
この先、遊歩道は熱帯雨林に覆われていきます。
遺跡の周りもあまり刈り払われていません。
Arroyo Murciélago(アローヨ・ムルシエラゴ)。
何も人工物が見えないので
一体何処に埋もれているんだろうかと目を凝らしましたが、
後々調べてみたら”Arroyo”とは「渓流」という意味のようです。
ちなみに、某スーパーカーで有名な”Murciélago”は
「コウモリ」という意味です。
草木に埋もれた遺跡というのも
また味があって良いですねぇ。
Fallingwater(落水荘)を彷彿とさせる滝。
もしやこれもマヤの高度な文化が生んだ遺跡なのか?
Cascadas Sombrillas(ソンブリアスの滝)、
日本語で「傘の滝」という名前が付いています。
ISは「モンハンやん!」とか言っていました。
博物館の前にある別の出口に出てきて散策終了。
ミュージアムショップでお土産を見てから、
博物館前でミニバスを捕まえて町に戻ります。
歩き回ってお腹がペコペコなので昼食。
美味しそうな匂いに釣られて
フライドチキン屋に入ったら、
とんでもない量のチキンが運ばれてきました。
メキシコ人は大食いなんだろうか…
というか、せめて付け合わせに野菜も欲しい。
とってもカラフルな町並み。
南国気分で寒い日本を忘れる…
と言いたいところですが、
何故か携帯電話店にピカチュウが描かれていたりして
ちょくちょく日本を思い出させられました。
未明から起きて蒸し暑い中歩き回って疲れたので、
宿に着いたらシャワーを浴びてお昼寝。
起きたらすっかり暗くなっていました。
夕食を食べに出ます。
メキシコで夜に外を出歩くなんてと言われそうですが、
ここは田舎だし多分大丈夫…の筈。
蝋燭の灯りが揺らめく何ともお洒落なレストラン。
恋人と来れば雰囲気が盛り上がる事間違いなし!
…虫が少なければ。
ここまで肉ばかり食べていたので、
今夜は趣向を変えて魚介類。
エビのバターソテーが殻付きで出てきたので
メキシコでは殻ごと食べるのかとバリバリ食べていたら、
給仕が言いにくそうに
「あー、メキシコでは殻を剥いて食べるんだよ」
と教えてきました。
いや、日本でも殻を剥いて食べるけど、
殻ごとソテーされたら剥く時に手がベタベタになるじゃん…
美味しかったですが。
町の入口にあったインスタ映え看板。
メキシコにまでインスタ映えの波が…
インスタ映えを目指すISが喜んでいました。
この後は宿に戻り、明日に備えて寝ました。
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