厳冬旅行第3日目。
Moskau Fremd und geheimnisvoll
Turme aus rotem Gold Kalt wie das Eis.
7:00、起床。
朝食を済ませて市電1系統に乗ります。
うおっ、何という通勤ラッシュ!
2両編成ですが東京並みの混み具合です。
1本見送ったものの2人一遍には乗れず、
TKは更に1本後の列車で追い掛けてくる事に。
中央駅までやって来ました。
思ったより時間が押しているな…
急いで空港行きの322番バスに飛び乗ります。
空港から中央駅まで来る時は1時間半も掛かっていたけど、
もし逆方向も同じくらい掛かるとしたら
時間的に相当キツいな…
ただ、今更やきもきしても仕方ありません。
運転手のドライビングテクニックを信じます。
1時間でБориспіль国際空港
(ボルィースピリ国際空港)に着きました。
また、受託手荷物の締切もかなり遅くて
普通にチェックインに間に合いました。
良かった…
貴船神社がお墨付きをくれただけの事はありますね。
11:45発A9 758便に搭乗。
ウクライナを発ちます。
機内食が生涯一二を争うレベルで不味い…
あと、ドリンクはソフトドリンクより
お酒の方が品揃え豊富な呑兵衛仕様です。
そんなジョージア航空で向かうのは…
(以降、トビリシ時間UTC+4.0h)
15:55、Tbilisi国際空港(トビリシ国際空港)に到着。
1年振りにやって来ました、ジョージア共和国です!
懐かしのぐるぐる文字。
しかし、ここは単なる経由地に過ぎないので
入国する事も許されず乗継便を待ちます。
TKは入国したがっていました。
17:40発A9 928便に搭乗。
搭乗開始の案内放送が無いままラストコールになって
危うく寝てもいないのに乗り逃すところだった…
ジョージア航空は何故か毎度便所が大行列になりますね。
そして、相変わらず機内食が不味い。
欧州系の航空会社は全部全日空か
シンガポール航空辺りに吸収されて欲しい。
ターキッシュエアラインズでも可。
(以降、モスクワ時間UTC+3.0h)
19:10、Внуково国際空港
(ヴヌコヴォ国際空港)に到着。
ボーディングブリッジから異常に遠い窓口で、
異常に効率の悪い入国審査を経て、
乗り継ぎでもなければ同じ国に二度来る事は稀な僕が
三度やって来てしまいました、
ロシア連邦、Москва(モスクワ)です!
三度目と言っても、これまではウラル山脈より東の
所謂「アジアロシア」だけだったので、
「ヨーロッパロシア」はこれが初めてです。
元々は夜行列車で来る予定でしたが、
一昨日書いた通り切符が売り切れていたので
已む無く飛行機を使いました。
何故Київ(キエフ)から
Москваへ向かうのに
わざわざTbilisiなんかを経由したのか、
と言われそうですが、
これはクリミア紛争によって
ウクライナとロシアの関係が悪化し、
Київ-Москва間の直行便が
無くなってしまったからです。
まずは市街地へ向かいます。
Москваにある国際線用の3つの空港、
Шереметьево国際空港
(シェレメチェヴォ国際空港)、
Домодедово国際空港
(ドモジェドヴォ国際空港)、
そしてここВнуково国際空港は
全てАэроэкспресс
(アエロエクスプレス)という
空港アクセス特急が通じているので、
21:00発のАэроэкспрессに乗車。
21:38、Киевский駅(キエフスキー駅)に到着。
Київからの夜行列車が到着する駅だったりします。
ここで地下鉄に乗り換えます。
地上の鉄道駅(ターミナル駅)は
男性名詞のвокзал(ヴァグザール)なので、
駅名も男性形のКиевскийですが、
地下鉄の駅(途中駅)は
女性名詞のстанция(スターンツィヤ)なので、
駅名は女性形のКиевская
(キエフスカヤ)になります。
モスクワ地下鉄路線図。
東京も顔負けの充実っぷりです。
それもその筈、実はモスクワ地下鉄は
世界第2位の利用者数を誇る大地下鉄なのです。
1位は某極東の地下鉄です。
5号Кольцевая線(環状線)に乗車。
Белорусская駅(ベラルースカヤ駅)で
2号Замоскворецкая線
(ザモスクヴォリェツカヤ線)
Красногвардейская
(クラスノグヴァルヂェイスカヤ)行きに乗り換え。
Маяковская駅(マヤコフスカヤ駅)に到着。
何という大都会…
-10℃の中ブランコを漕ぐ市民は謎ですが。
そして、Москваは街並みだけでなく
物価まで大都会仕様です。
Київと比べても、
地下鉄運賃 5грн(約20円)→55р(約100円)
空港アクセス 100грн(約400円)→500р(約930円)
カツレツ 135грн(約540円)→690р(約1,300円)
と、シベリアやウクライナに慣れ親しんだ僕等にとっては
目玉が飛び出るような物価です。
あまりの物価に圧倒されて
夕食はケンタッキーで済ませてしまいました。
ケンタッキーは日本より安いです。
いや、流石にウクライナではなく日本と比べたら
大抵のものは(少しだけ)安いのですが。
一応、Русские недели(ロシア週間)とかいう
ロシア限定っぽい商品にしてみました。
バンズが黒パンになっています。
ぼそぼそしてちょっと食べ難い。
これがヨーロッパロシアか…
シベリアが恋しいなぁ…
コメント