今日は学部4年次の中澤研での特別実験以来となる実験、
先端光科学実験実習Ⅱがありました。
これはALPSを取った人が必ず受けねばならない講義で、
東大と共同研究を行っている企業の人がやって来て
光科学に関連した実験をやります。
僕が選んだ今回の題は
「SPRバイオセンサを作ってみよう」。
SPR(表面プラズモン共鳴)とは
薄い金属膜にレーザーを当てた時に
金属表面の電子が共鳴して伝播する現象の事で、
本当に金属の表面しか伝わらないので
表面で何が起きているか知る事が出来ます。
物性物理的には表面というのは
とても面白い場所なのです。
宇宙物理学で言うところのブラックホール並ですね。
物性の事は良く知らないけど。
で、そんなSPRバイオセンサで何をしたのかと言うと、
利き酒でした。
…SPRそっちのけで呑んだくれたとかではなく、
試料の屈折率を測る事で
5種類の日本酒の銘柄を当てました。
5つの内2つがアルコール度数も日本酒度も全く同じでワロタ。
本醸造と特別本醸造の違いなんてSPRで分かるんですかね…
最終的には香りで判断しました。
間違えましたが。
飲めたらな…
久し振りの実験で思いましたが、
光学系の実験は暗室の中でやるので
ある意味理論系よりも気分が塞ぎ込みやすいかも知れませんね。
もうアラインメントはやりたくない。
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