(無題)

南アフリカ旅行第6日目。
砂漠に出掛けます。

6:30、起床。
宿で朝食を済ませ、迎えの車で出発します。


Windhoek(ウィントフック)中心街。
小綺麗な街です。
火曜日の朝という事で
スーツ姿の人達が行き交っています。


今日から3日間は砂漠ツアーに参加します。
ナミビアという国名の由来になった世界最古の砂漠、
Namib Desert(ナミブ砂漠)を抜きにして
ナミビアという国を語る事は出来ません。
ただ、”Namib”(何も無い)土地なので
公共交通機関などというものは存在せず、
かと言って、国際運転免許証があるからと
アフリカの悪路を何時間も運転するのは
色んな意味で怖過ぎるので、
大人しくツアーに参加する事にしました。


Eros Mountains(エロス山脈)を越えて
Windhoek市街を出ます。
STが居たらさぞかし喜んだろうになぁ…
沿道には鉄道も並走しています。
Dessert Express(砂漠急行)という
観光列車も走っているようですが、
鉄道では砂漠の最奥部には行けないのでやめました。


Aris Weighbridge(アリス・ウェイブリッジ)。
車重を量っていました。
過積載で道路が傷むと
修復するのも一苦労だろうからな…


まずはWindhoekから南に80kmほど行った
Rehoboth(レホボス)という街で買い出し。
巨大な駐車場を備えたスーパーマーケットがあります。
りんくう常滑のイオンみたいな感じでしょうか。


この先はいよいよ未舗装路になります。
しかし、地獄のようなDanakil
(ダナキル)の道を経験した後では、
これでアフリカを名乗って良いのかと感じる程度です。
ただ、あのDanakilの「世界最悪の道」は
火山ツアー参加者しか使わないのに対して、
こちらは結構な幹線なので一概には比べられませんが。


大きな栗の木の下で昼食。
風が強いです。


Naukluft(ナウクルフト)。
“kluft”はドイツ語で渓谷の意味
だとガイドの人は言っていましたが、
ドイツ人観光客は賛同していませんでした。
訛っているのか、ナミビア人の勘違いなのか。
この辺りから、Namib Dessertのある
Namib-Naukluft National Park
(ナミブ=ナウクルフト国立公園)になります。


荒野の中にぽつんと現れた
Solitaire(ソリテール)という集落で一休み。
打ち捨てられたクラシックカーが
良い味を出しています。
アフリカの砂漠というよりは西部劇みたいですね。


アップルパイが名物らしいので食べてみました。
パイというよりはクランブル?
美味しかったです。
そろそろ日本は紅玉の季節だな…


どんどん乾燥してきました。
砂埃の舞い上がる道をひた走ります。


Windhoekから走り続ける事8時間半。
宿営地であるSesriem(セスリム)に到着。
遠かった…


テントを張ります。
久し振りのテント泊です。
Danakilと違って露天ではありません。
しかも、この宿営地は電気と水道も通っています。
何というハイテクっぷり。


テントを設営し終えたら早速砂漠へ。
Elim(エリム)という名の砂丘で夕陽を見ます。
“Elim”というのはこの地で牧畜を営んだ人の名前だとか。
こんな場所で牧畜をしていたのか…


砂丘に登ります。
敦煌を思い出すな…


しかし、ここの砂漠は敦煌とは違って
砂の色が綺麗な橙色なのが特徴。
世界一美しいと砂漠とも言われる所以です。


Namib Dessertの夕暮れ。
砂丘に隠れてしまっていますね。


反対側には月が昇っていました。
砂漠の月というのも趣がありますね。


頭上を飛んでいくセスナ機。
Masai Mara(マサイマラ)と同じく、
ここも金持ちはロッジまで軽飛行機で乗り付けます。
幹線なのに未だ未舗装路のままなのは
やはり金持ちにお金を落とさせる為なんだろうか…


月明かりの下で夕食。
この後は明日に備えて21時前に寝ました。

コメント