(無題)

南アフリカ旅行第2日目。


飛行機は例の世界最恐都市を経由して
赤茶けたラトソルの大地を飛びます。

(以降、プレトリア時間UTC+2.0h)


9:17、Cape Town国際空港
(ケープタウン国際空港)に到着。
南米、東アフリカと経験を積んで遂に来ました!
南アフリカ共和国です!
紛争関連ではない純粋な治安の悪さとしては
世界最悪レベルとさえ噂されるお国。
世界最恐都市のJohannesburg
(ヨハネスブルグ)ではないし、
Cape Town(ケープタウン)ならまだ生還出来る筈…


迎えの車に乗って宿に向かいます。
向こうにはCape Townのシンボル、
Table Mountain(テーブルマウンテン)が聳えています。


空港の南側に広がるCape Flats(ケープフラッツ)。
粗末な掘っ建て小屋が建ち並び、
如何にも治安が悪そうです。
この辺りはアパルトヘイト時代に
黒人居住区として指定されていた地域で、
今も貧困層が数多く暮らしているのだそうです。


しかし、その一方で市街中心部に入ると、
欧州の国々にも劣らない
高層ビルが林立する大都会になります。
「アフリカ」と聞いて思い浮かぶイメージとは
かけ離れているのではないでしょうか。
Addis Ababa(アディスアベバ)
Nairobi(ナイロビ)と比べても、
頭一つ抜きん出ている感があります。
その分、犯罪も多いという事になりますが。
南アフリカは世界有数の格差大国でもあるのです。


まだ朝早くてチェックインが出来ないので、
宿に荷物を置いたら
そのまま迎えのタクシーで観光に繰り出します。
まずは海辺の方へ。


Sea Point(シーポイント)。
素人目にも良く分かる超高級住宅街です。
この辺りはアパルトヘイト時代に
白人居住区として指定されていました。
格差社会だな…


Camps Bay(キャンプス・ベイ)。
大西洋の荒波が打ち付けています。
いやー、これでこそCape Town!


しかし、Cape Townと言ったらやはりあれでしょう。
というか、この鬼のような路上駐車は一体…


そう、Table Mountain(テーブルマウンテン)です!
ほぼ海抜0mのCape Town市街地から
1,000m以上の高さまでニョキッと聳えています。


Cape Townを俯瞰。
そんなに大きくはないですが、
欧米諸国と比べても遜色無い発展度ですね。


Table Mountainは頂上まで登れる
ロープウェイがあるのですが、
大行列していたので残念ながら諦めました。
これが路上駐車の原因か…
ロープウェイに乗る際はネット予約をして
朝早い時間帯に行った方が良いです。


宿のあるBo Kaap(ボカープ)地区。
奴隷として連れて来られた
マレー系の人々の子孫が暮らす地区です。
どの家も目が疲れるほどカラフルに塗られています。


Cape Town近郊を回って宿に戻ってきました。
近くのパン屋でパンを買って
燦々と陽射しの降り注ぐ宿の屋上で食べます。
周りの家は何処も屋上に机が置いてありますね。
風呂が付いている家さえあります。


ゆっくりと腹拵えを済ませたら、
今度はちょっとだけ徒歩で市街を散策してみます。
日中人通りの多い場所なら徒歩観光可と書いてあるし、
貴重品を全部置いていけばまあ大丈夫だろう…
勿論カメラも置いて、写真はiPodで撮ります。


地元民も観光客もごっちゃになって寛ぐ週末の公園。
長閑な雰囲気です。
Johannesburgの公園だと
週末ならぬ終末の様相を呈しているそうですが。


大きなカモやリスも寛いでいます。
カモは日本の3倍近い大きさがあります。
HKが追いかけていました。


South Africa Museum(南アフリカ博物館)。
1825年創立で南アフリカ最古の博物館です。
覗いてみます。


アフリカだけあって古そうな壁画が沢山。
南アフリカ共和国だけでなく
ジンバブエやボツワナなどの
近隣諸国で発掘されたものも展示されています。


/Han≠kass’oさん。
文字化けかと思うくらい読めない。
クリック音とかを表しているんだろうか…


“!Gi:xa /ki /ku //k’oen tfwen e: he i k”auki /ni: he”
読めなさ過ぎて草。
誰かに音読して欲しい。
どうやら、/Xam族とかいう民族の言葉なようです。


民族衣装とか。
用途不明なものが多いです。
やはりアフリカは未知の大陸だな…


博物館なので歴史についてだけではなく
南アフリカの生き物についての展示もあります。


このペンギンの展示、
もう少し海藻とか細部に拘れなかったんだろうか…


これなんかはもうどう見ても
子供が土産物を並べて作ったような出来です。
街は発展していますが、
この憎めない感じはアフリカらしくて安心しますね。


宿の近くのスーパーで明日の朝食を買います。
グリーンランドと同じくSPARです。
品揃えはこちらの方が遥かに豊富ですが。
値段は日本より若干安いくらい?


日が暮れないうちに夕食も済ませてしまいます。
マレー系住民の暮らす地区だからか
カレーテイストでアジアンな感じです。
普通に美味しい。
この後はスーパーでデザートにプディングを買ってから
日没前に宿へ戻って早めに寝ました。

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