(無題)

北欧旅行第3日目。
北へと飛びます。


5:52、起床。
朝のSkálavík(スコーラヴィーク)は物凄い濃霧です。
これ、ちゃんと飛行機は飛ぶんだよな…


濃霧の中を走ります。
対向車が来る心配は殆どありませんが、
羊が飛び出してこないかが心配です。


断崖絶壁すれすれの道を抜けます。


Sandur(サンドゥル)の集落に学校がありました。
観客席付きのサッカー場まである立派な学校です。
フェロー諸島の人達は大学とか何処に進学するのかな?


Skopun港(スコープン港)が見えてきました。
こちらは霧が晴れています。
こんな小さな島なのに東と西で天気が全然違うんだな…


8:10発60番フェリーM/F Teistinに乗船。
Streymoy(ストレイモイ島)に渡って空港を目指します。
Skopun→Gamlarættでは運賃が徴収されませんでしたが、
復路で往復分の運賃がしっかり徴収されました。
運賃回収の経費削減?
復路でヘリコプターを使ったらどうなるんだろう…


とその前に、昨日はほぼ素通りしてしまったので、
フェロー諸島の首都Tórshavn(トースハウン)を
少しだけ散策してみます。


流石に首都というだけあって小洒落てはいますが、
島らしくとても坂の多い街です。
一方通行だらけで、車で走るのは一苦労。
これだから昨日は迷ったんだよな…


記念品を買ったら空港へ向かいます。
段々右側通行にも慣れてきた…ような?
海底トンネルは通行料が掛かる筈なのですが、
何処にも料金所が見当たらなかったり、
ガソリンスタンドは自己申告制で料金を払ったり、
性善説に基づいたシステムが多いのには戸惑いましたが。


Vágar空港(ヴォーアル空港)に到着。
今日は昨日と違ってやけに混んでいます。
ツアー客でも帰るのかな?


11:50発RC401便に搭乗。
フェロー諸島のフラッグキャリア、
アトランティック・エアウェイズです。
これもまたスカンジナビア航空と同じく、
飲み物は最初のソフトドリンクだけ無料で、
軽食や酒類は別料金でした。
意外と北欧系の航空会社はケチなんだな…


1時間ほど飛ぶと荒涼たる大地が見えてきました。
芝生もあまり無い、フェロー諸島以上に不毛の地です。

(以降、レイキャビク時間UTC±0.0h)


11:57、Reykjavík空港(レイキャビク空港)に到着。
北欧の中でも北の外れにあるアイスランド、
その世界最北端の首都Reykjavík(レイキャビク)です!
ここまで一ヶ国につき一泊ずつしか滞在していませんが、
一応、ここが今回の旅行のメインなので
アイスランドにはこれから暫く留まる事になります。
この空港、Vágar空港並みに小さいな…
国際線が発着するメインの空港は
郊外にあるKeflavík国際空港
(ケプラヴィーク国際空港)で、
こちらは主に国内線専用となっています。
フェロー諸島は例外ですが。


フェロー諸島からの飛行機でさえ
全く乗客を捌ききれていないほど小さいReykjavík空港。
何と、ロータリーにバス停が見当たりません。
地元の人に聞いても
「ごめん、良く分かんないや。」
との答。
仕方無い、タクシーを使うか…
ちなみに、結論から言うと、
Reykjavík空港は滅茶苦茶市街に近い、
というか最早市街そのものなので、
徒歩でも普通に市街中心部まで行けます。
2kmもないんじゃないかというレベル。
首都でこんなにもアクセスの良い空港が他にあるだろうか。


宿に荷物を置いたら市内観光に出掛けます。
公園では市民が短い夏を謳歌しています。
気温が低いからか高原みたいな印象を受けるな…
実際はほぼ海抜0mですが。


Tjörnin(チョルトニン湖)。
冬場は凍ってスケート場になるそうです。
湖というよりは池ですが。


Reykjavík中心街。
飲食店がとても多いです。
そしてそのほぼ全てでお客は軒先に出ています。
ここでも夏を満喫していますね。
アイスランドは世界的に見ても
特に日照時間の短い国の一つなので日差しは貴重です。


人気のホットドッグ屋。
アイスランド人も行列が好きなんだな…
いや、来ているのは殆どが観光客か。
あのクリントン元・大統領も食べに来たとか。


という事で僕も食べてみました。
フライドガーリックが香ばしいです。
…でも、この見た目だと日本では200円くらいな気がするけど、
アイスランドだとこれで500円もするのか…
アイスランドの食料自給率は何と0%。
ほぼあらゆる食材を輸入に頼るアイスランドは
食費がとんでもなく高いです。


Reykjavíkのシンボル、
Hallgrimskirkja(ハットルグリムス教会)。
双曲線正割分布みたいな形をしています。


中には立派なパイプオルガンが。
冬期は屡々演奏会が開かれるそうです。
何故夏期ではないのか。


周りより若干大きい家。
銅像が立っているから、
アイスランドの有名な文学者の生家とかなのかな?
と思ったら、何と首相官邸だそうです。
人口30万人の小国とは言え、流石に小さ過ぎでは…


Reykjavíkもまたとても小さな街です。
アイスランドの半分近い人が住んでいるとはいえ、
その人口は12万人強。
そう、丁度半田市と同じなのです。
しかし、面積は6倍近く違うので
こちらの方が遥かにスカスカです。


港。
“vík”というのは「湾」という意味で、
“Reykjavík”は「煙がたなびく湾」の意。
この湾のお蔭でReykjavíkは発展してきました。
ここからホエールウォッチングの船なども頻発しています。
乗りませんが。


ホットドッグと並ぶReykjavík名物だというアイス屋。
アイスランドだけにアイスクリーム?
サーティーワンのように様々な味があります。
番号札を取って並ぶのですが、
その機械があまりにさり気無く置かれているので
最初は見逃してしまいました。
あと、店内が賑わっていて
何番を呼んでいるのか分かり難いです。


これが評判のアイスクリーム。
結構甘めの味付けです。
ただ、ここまで並ぶほどかな?
やはりアイスランド人は行列が好きなのでしょうか。
ちょっと親近感が湧きますね。


昼から歩きっぱなしで疲れたので、
宿にも戻る親と別れて最後にちょっとだけ寄り道します。
この無機質な通りは何か分かりますか?


正解はHáskóli Íslands、
アイスランド大学です。
人口30万人のアイスランドに於いて
何と1万人以上が在籍している大学。
比率から言えば、日本の東京大学に
400万人以上が在籍しているようなものです。
その割には全く人の気配が無いけど…


理学部棟だというAskja(アスキャ)。
何学科なのかは分かりませんが。


うーむ、ここも人の気配が無いな…
夏休み中?
理学部なら休みでも何処かしらのブラック研究室が
休日返上で実験していそうなものだけど…


Askjaの裏庭では猫が一匹寛いでいました。
えらく人懐こいです。
理学部生に可愛がられているのかな?


アイ大の庭園。
東大で言うところの三四郎池?
アイスランドの大学はとにかくだだっ広くて
全く人の気配が無いんだな…
人というか、動物さえ殆ど見掛けないし。


宿で一休みしてから夕食へ。
Reykjavík市街を散策していた時に
良い香りが漂っていた店に入ってみました。
これは美味しい!
これまで海外で食べた料理の中でもトップクラスです。


特にこのビスクが美味しい!
いやー、アイスランドの料理がこんなに美味しかったなんて…
まあ、お値段も相当しますが。
この後は宿に戻って寝ました。
シャワーが温泉というのは火山大国アイスランドらしい。

コメント