今日から三連休。
院生にしてみれば、だから何だ感しかありませんが、
関越道や中央道が大渋滞していると聞くと
自分も何処か行きたいなぁ…という気分になるのもまた事実。
ましてや今日は茹だるような暑さ。
否が応にも外出欲が高まります。
そこで、午前中に諸々の勉強を済ませて、
午後にサイクリングしてみる事にしました。
炎天下だと信号で頻繁に足止めを食らう街中は辛いので、
三郷駅まで輪行して江戸川右岸の自転車道を走る事に。
現在気温は34℃です。
夏ですねー。
まだ梅雨明け前だけど。
という訳で、江戸川右岸サイクリングロードです。
やはりこの道は走り易い。
猛暑だからというのもあるのか、
前回以上に人が少なくて良いです。
その代わり、これと言って見所は無いけど。
原付バイク程度の速度で走ります。
今日は雲かかっているので富士山は見えませんが、
筑波山は望む事が出来ました。
大した高さでもない割には
かなり広範囲で見えるよな…
段々田舎度が増してきました。
左岸の千葉県野田市に渡ると牛糞の臭いがします。
半田を思い出すな…
何やら巨大な乗り物が置かれていました。
河床に溜まった泥を取り除く浚渫船だそうです。
江戸川の分流地点は砂泥が溜まり易く、
定期的に浚渫してやらないと埋まってしまうのだとか。
こんなものが置かれているという事は
江戸川の起点はもうすぐですね。
サイクリングロードは途切れてしまったので、
橋を渡って中之島公園なる公園へ。
行けるところまで上流を目指します。
ん?この橋…
やけに鉄道っぽいような…
でも、ここに鉄道が通っていたなんて話は聞かないし…
遊歩道で、しかもこれだけ短い橋なのにトラス構造って
一体体重何トンの人を想定しているのか。
そう思ったら、案の定これは元・鉄道橋で、
明治40年に総武鉄道(現・JR総武本線)の
江戸川橋梁として架橋されていたものを、
江戸川繋がりでここに持ってきて復元したそうです。
“FRODINGHAM IRON & STEEL Co. LTD. – ENGLAND”
と書かれています。
まだ建材を欧米から輸入していた時代の代物ですね。
分流地点ギリギリまで行きたかったのですが、
割と手前の方で止められてしまいました。
他に道は無いか…?
関宿水門を渡って右岸に渡ります。
工事用道路を少し走って辿り着きました。
江戸川の分流地点です。
江戸川はここで終わり。
ここより上は利根川です。
利根川はここの時点で河口から122kmもあるのか…
ただ、河川敷が広過ぎて分岐する川自体は見えませんが。
兎にも角にも江戸川分流地点が見られたので、
満足して江戸川と利根川に挟まれた場所に戻ります。
ここは何気に長いチーバ君の鼻の先端、
即ち千葉県の北西端にあたります。
ここが千葉県だという意識は千葉県民でさえ希薄でしょうが。
何しろ、属している野田市の中心部からでも20kmあるのです。
そして、何故か利根川と江戸川ではなく、
そこよりちょっとだけ陸地側に茨城県との県境があります。
昔の流路に沿っているのでしょうか?
千葉県北西端を守る城。
関宿城博物館という博物館だそうです。
江戸川サイクリングロードのゴールにピッタリ?
巨大なカエルの石像が
狛犬の如く玄関先に置かれていた民家。
何を考えているのだろう…
さて、ついでなので利根川を渡って
茨城県にもちょっと寄り道してみます。
この辺りは関東屈指の鉄道空白地帯なので
こういう機会でもなければやって来られません。
道の駅さかい。
江戸川分流地点に程近い道の駅です。
食堂にはダムカレーならぬ圏央丼が。
平成27年に境古河ICが供用開始したので
それを記念して作られたようですね。
残念ながら売り切れていましたが。
暑いのでさしま茶のかき氷を注文。
さしま茶はこの地域の特産品で、
日本から初めて輸出された歴史ある茶葉なのだそうです。
道の駅だからそこまで期待していなかったけど、
氷も結構きめ細かくて美味しい!
ただ、欲を言えばさしま茶の風味がもっと感じられるように
もう少し甘さ控えめの方が良かったかな?
それでは、北千住に戻ります。
江戸川に別れを告げて埼玉県道26号で南西へ。
杉戸町で夏祭りをやっていて、
神輿行列に巻き込まれたりしながら駅へ。
そうか、もう夏祭りの季節だな…
東武動物公園駅から18:43発
東武伊勢崎線急行中央林間行きに乗車。
北千住へと戻りました。
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