大学院では履修登録の際に
自分の所属する研究室の教授の
了承を得る事が求められています。
とは言っても、大抵の研究室に於いては形式的なもので
学生が好き勝手に組んだ時間割に
教授が判を押すだけなのですが、
そこはスラヴ諸語に於けるポーランド語の如く
但し書きが付けられるのが横山研。
思いっ切り介入されました。
宇宙物理学特論Ⅰより素粒子論を取るべきだとか、
原子核物理学Ⅲはスライド講義だから良くないとか、
ロシア語初級(1)は中級にすべきじゃないのかとか。
…ロシア語についての突っ込みはそこなのか。
ロシア語は修士2年まで掛けて丁寧にやるつもりなので
修士1年時では取り敢えず初級です。
スペイン語とちょっと迷ったけど。
何だかんだで無事印は貰えました。
午後はHMとのM1ゼミ。
拘束条件下での量子化に関連して、
ディラック括弧の論文について発表しました。
正味5日で20ページの論文を読んで纏めるのは辛い。
文系の人に20ページなら楽勝じゃんとか言われそうですが、
物理の論文は1行理解するのに1時間とかざらにあるんです…
結局、考えても納得の行かなかった
「ハミルトニアン内の未定乗数を
拘束するような条件は相対論と相容れない」とか、
「量子論的な運動方程式は
拘束条件の線形変換に対して
不変になるべきではない」というのは
ゼミでも納得の行かないまま終わりました。
来週からは久し振りに宇宙論のゼミになるようです。
コメント