カフカス旅行第9日目。
遂にカフカスを離れます。
3:45、国境のAyrum駅に到着。
眠い…
出る時はアライバルビザ云々が無いので、
列車の中に国境警備隊が乗り込んできてパスポートを回収し、
暫くして出国スタンプ付きの
パスポートを返却してくれるだけで終了です。
5時頃にもう一つの国境駅である
Sadakhlo駅(サダフロ駅)に到着。
眠いよぅ。
ビザを買う必要はありませんが、
今度は荷物検査がありました。
と言っても、バックパックの上の方を
ちょっとガサガサっとやって終了ですが。
そんなこんなでジョージア共和国に戻ってきました。
(以降、トビリシ時間UTC+4.0h)
「もうそろそろ着くぞ!」
と車掌に起こされた辺りでの車窓。
おお、ジョージアっぽい。
7:50、定刻丁度にTbilisi駅(トビリシ駅)到着。
戻ってきました。
隣のホームには最新型の2階建特急列車が停まっていました。
Batumi(バトゥミ)行きでしょうか。
僕等の乗ってきた国際列車より遥かに立派ですね。
というか、国際列車の車両が一番ボロいです。
何はともあれ、Tbilisi(トビリシ)をまだ観光していないので
トビリシ地下鉄に乗って中心街に向かいます。
Rustaveli駅(ルスタヴェリ駅)に到着。
この辺りはTbilisiも
Yerevan(エレバン)に負けないくらい立派ですね。
さて、朝食は何処で食べようか…
ん?
重厚な建物に似つかわしくない
見覚えのあるあのマークは…
という訳で、Bangkok(バンコク)以来
人生二度目の朝マック。
アメリカだとジュースがメッチャデカいと聞きますが、
ジョージアでは寧ろ日本より小さいくらいですね。
残念ながらオリジナルメニューはありませんでした。
朝食を終えたら観光開始。
桜がもう咲いてる!
というか、Tbilisiにも桜があるのか…
Davit Aghmashenebeli Ave.
(ダヴィット・アグマシェネベリ通り)。
伝統ある欧風の街並み…
と言いたいところですが、
建物が真新しいのでテーマパーク感が凄いです。
ここで本屋に入ってジョージア人作曲家の
ピアノ楽譜を買おうとしたのですが、
取り扱っていないとの事でした。
Yerevanではすぐに見付かったのに…
気を取り直して次に向かいます。
今度はTbilisi市街を見下ろす丘の上に行くべく、
ケーブルカーの駅を目指します。
ケーブルカーの駅自体大分登ったところにあるんだな…
何故もっと下の方にまで延ばしてくれなかったのか。
重いザックを担いで何とか辿り着きました。
疲れた…
じゃあ、ケーブルカーに乗ろう!
えぇ!?
技術的問題により昨日から明日まで運休!?
何という事だ…
ここまで登ってきたというのに…
仕方無いので、ケーブルカー乗り場前に居た
タクシーを捕まえて上までやって来ました。
カフカスのタクシー運転手は
名古屋なんか目じゃないくらい運転が荒いな…
Mtatsminda(ムタツミンダ山)。
Tbilisiの裏山のような存在で、
山頂には遊園地が広がっています。
Алматы(アルマトイ)のКөк Төбе(コクトベ)みたいな感じ?
ただ、今日はケーブルカーが運休中だからなのか、
単に冬だからなのか閑散としています。
唯一やっていたのが
何故かクレープ屋だったので食べてみました。
ジョージア感は皆無だけど美味しい。
市街から見ても良く目立つ観覧車も運休中。
乗りたかったなぁ…
観覧車の位置から見るTbilisiは綺麗でした。
こう見ると、今回見た範囲は
Tbilisiの中でもほんの僅かですね。
帰りは90番の路線バスで下ります。
タクシーは高いし怖いので…
市街に戻ってきて昼食。
国境で叩き起こされてただでさえ寝不足の上に
重いザックを始終背負っていなければならないので、
自然と休む回数も多くなります。
この旅行最後のジョージア料理を頼んだら、
塩辛いチーズを油で揚げ煮したという
超健康に悪そうな料理だった…
Tavisuplebis Moedani(自由広場)。
初日にここを見て、
ジョージアはヨーロッパなんだ!
って思ったっけ…
飛行機の時間も刻一刻と迫りつつあるので
手早く土産物屋も見て回ります。
この建物、サブウェイとか入っている割には
歴史的建造物として保護していそうな感を出しているな…
Tavisuplebis Moedani駅(自由広場駅)から
トビリシ地下鉄Akhmetelis Teatri
(アフメテリス劇場)行きに乗車。
Marjanishvili駅(マルジャニシヴィリ駅)で下車して
最後の悪あがきをします。
Google mapsで調べた古本屋へ。
普通の本屋に楽譜が無くても、古本屋なら或いは…
あった!
…でも、ソ連製の楽譜ってだけで
バッハとかベートーヴェンばっかりだな。
残念ながらジョージア人作曲家の楽譜は
結局手に入りませんでした。
寧ろ、Yerevanが特殊だったのか…
それでは、飛行機の時間が迫ってきたので
急いで空港へと向かいます。
Tbilisi駅(トビリシ駅)前から37番の路線バスに乗車。
駅前で2人の物乞いの子供に立て続けに絡まれました。
基本的にはとても治安の良いジョージアですが、
中央駅付近だけは治安が悪いですね…
アフリカで鍛えられた後だと
憐憫ではなく嫌悪の情しか湧かない。
President George W. Bush Str.
(ジョージ・W・ブッシュ大統領通り)を通って空港へ。
何故ブッシュ大統領の名を冠しているのだろう…
Georgia(ジョージア)とGeorge(ジョージ)で掛けたのかな?
Shota Rustaveli Tbilisi国際空港
(ショタ・ルスタヴェリ・トビリシ国際空港)に到着。
急いでジョージア名物のワインを買い、
受託手荷物に突っ込んで搭乗口へと急ぎます。
18:10発TK383便に搭乗。
昨日に続いて結構ギリギリでした。
余裕たっぷりの行程を組むと
その余裕に甘えて行動してしまうから、
結局ギリギリになってしまうのかな…
さらば、ジョージアよ…!
実を言うと大して期待していなかったけど、
今季行った中で断トツに良い国だった…
(以降、イスタンブール時間UTC+3.0h)
19:08、Istanbul Atatürk国際空港
(イスタンブール・アタテュルク国際空港)に到着。
今季4度目のIstanbul(イスタンブール)です。
そして、今回は最も乗り継ぎ時間が長く、
7時間以上も待たなくてはなりません。
暇だな…
という事で、トルコ共和国に入国してみました。
9ヶ月前にテロ攻撃があった空港です。
と言うと、止めとけという人が多いのですが、
(実際、南欧旅行の時は同行者の反対で入国出来なかった。)
同じ事を何故フランスやベルギーでは言わないのか。
と言っても、この時間から街に出るのは
Istanbul云々以前に一般常識として危ないので、
空港内には留まる事にします。
Istanbul Atatürk国際空港は世界有数のハブ空港だからか
飛行機グッズを扱う店が多いです。
何とこの店はターキッシュエアラインズの
機長が着るっぽいシャツまで売っていました。
これはネタになりそう!
と思って買おうとしたら、店員さんが訝しそうに
「貴方パイロットなの?」
え?
何これ本物の機長向けの商品なの?
そんな物を普通のお土産の隣に並べて売っているのか…
でも、欲しかったなぁ。
Istanbul市街に通じる地下鉄。
ICカードだけ記念に買おうかとも思いましたが、
地下鉄にはそんなに興味が無いので止めました。
この写真を撮っていたら警備員に呼び止められて
写真を確認されたのには焦った。
でも、結局消されなかったのはどういう事なんだろうか。
トルコと言えばトルコアイスという安直な発想で
空港内のアイス屋へ。
長い棒で空気を含ませつつかき混ぜれば…
…ってあれ?
普通に盛っちゃうの?
もっと伸びる画を期待してたんだけどな…
空港内で出来る事が早々に尽きてしまったので、
結局残りの5時間くらいは交代交代で寝る事に。
早く飛行機の搭乗時刻にならないかな…
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