カフカス旅行第7日目。
Yerevan(エレバン)近郊を巡ります。
9:26、起床。
まだ頭が痛い…
これは今日一日絶対安静か…?
と、起き上がって朝食を食べたりしていたら、
頭痛が何故か肩凝りに変化しました。
寝起きに痰の絡む咳が出る事も鑑みると…
これは急性副鼻腔炎(蓄膿症)か?
だったら行けるかな…
頭痛が引いて眠気も無くなり、
そして何より天気がとても良かったので、
TKとUTが昨日申し込んでいた
Yerevan近郊ツアーへ参加する事にしました。
これが吉と出るか凶と出るか。
Yerevanから北東に向かいます。
カフカスの国々は道路状況が良いですね。
今日はアルメニアのシンボル、
Ararat(アララト山)も良く見えます。
ノアの箱舟が辿り着いたとされる山です。
現在、山頂部はトルコ領になっていますが、
そんな事を言うとアルメニア人は激怒しそうなので
口が裂けても言わないようにしましょう。
まずやって来たのはKecharis Monastery
(ケチャリス修道院)。
11世紀に造られた修道院だとか。
今日は日曜日なので丁度ミサをやっていて
讃美歌も聴く事が出来ました。
窓から射し込む光がチンダル現象を起こして
とっても神々しい雰囲気です。
お次はTsakhadzor(ツァハゾール)のスキー場。
スキーをする訳ではないのですが、
同じくスキーをする訳でもなく上っていく人が大勢居るので、
リフトに乗って山の上を目指してみます。
アルメニアのリフトって大丈夫かな…
とちょっと不安になりましたが、
意外にもしっかりしたリフトです。
ジョージアと同じく欧米人が来るのでしょうか。
振り返ると絶景です。
上までやって来ました。
スキーやりたかったなぁ…
ここ10年くらいやっていませんが。
僕等と同じくスキー板の無いおじさんは
雪だるまを作ったりしていました。
世界共通の遊びなんですね。
雪だるまを作るだけでは締まらないので、
近くにあった廃墟を探検してみます。
スキー場というのは日本に限らず
世界の何処でも荒廃しつつあるのでしょうか…
まあ、旧ソ連の国々はそこかしこに廃墟があるので
この廃墟がスキーリゾートの衰退を
表しているのかは微妙ですが。
眩しくて目がやられそうになってきたところで下ります。
最後はメインのLake Sevan(セヴァン湖)。
アルメニア中部に位置するカフカス最大の湖です。
全面凍結していますね。
厳冬期は湖の上を自動車で渡れるとか。
Lake Sevanに突き出た半島に立つ
Sevanavank(セヴァナヴァンク)。
初代は4世紀に建てられ、
現在のものは9世紀に建てられたという歴史の長い教会。
何を隠そうこのアルメニア、
301年に世界で初めてキリスト教を国教にした国なのです。
世界史選択の人にとっては常識なのかも知れませんが。
お腹が空いたのでLake Sevanの畔で昼食。
湖で漁れた魚もありました。
泥臭くなくて美味しい!
脂は乗っていませんが、
何処と無く鮎に似た雰囲気があります。
食後に給仕さんから
「私の車、日本車なんだけど、
何か変な表示が出ているから消してくれない?」
とカーナビの修理を頼まれてしまいました。
日本人全員が技術職ではないんだけど…
…でも、別に壊れている訳ではないのか。
「変な表示」というのは平均燃費と総走行距離の事でした。
それでは、Yerevanに戻ります。
体調も良くなったし、来て良かった。
ちなみに、夏季ならYerevanからSevan(セヴァン)まで
鉄道で来る事も出来るみたいです。
アルメニア人は鉄道の事を
バスのおまけくらいにしか考えていないので、
鉄道の情報を集めるのは至難の技ですが…
今日は何とTKの誕生日。
という事で、TKの希望でYerevanで一番美味しいという
日本料理屋に来てみました。
中は日本を前面に押し出したデザイン。
店員さんは着物を着ていて日本語ペラペラです。
アルメニア美人の着物というのも中々良いものですね…
おお、日本料理だ…
思ったほど高額ではありません。
主なメニューはカレー、うどん、炒め物、ご飯物、寿司。
タブレという謎の料理もありましたが、
店主が日本人なのでその他はごく普通の日本料理です。
味噌汁。
おお、赤味噌だ!
やはり世界標準は赤味噌なんですね。
店主一押しだといううどん。
…もう少し麺をどうにか出来なかったのだろうか。
麺というよりは麩が少し細長くなったような感じです。
アルメニア人にはこの方が受けが良いんだろうか…
お寿司は結構普通にお寿司です。
一番人気はお寿司なんだとか。
TKが誕生日だねという話をしていたら、
それを聞いていた店員さんが
バースデーケーキを持ってきてくれました。
これもまた日本文化?
日本から遠く離れたYerevanの地で
日本を感じられて良い経験でした。
海外の日本料理屋というのも面白いものですね。
コメント